私が以前に体験した断食法は、7日間断食法という方法です。
そのような本が出版されていて、本を見ながら実行してみました。
第1日目:おかゆと普通の副菜。
第2日目:おかゆと野菜いためだけ。
第3日目:おもゆと水を3リットル飲む。
第4日目:水を3リットル飲む。
第5日目:水を3リットル飲む。
第6日目:水を3リットル飲む
第7日目:おもゆと水を3リットル飲む。
このとき、1週間で体重が2.5Kg位減りましたが、それは大便の量が減ったかからでした。
断食を始めると、毎日体重がどんどん減っていきますが、それは大便の量が減るからです。
だれでも、便秘になり、したがって体重が減ります。
断食を止めても、便秘はすぐには回復できません。
穀類と野菜、ヨーグルトをたくさん食べて、便秘がやっと治ったころには、
だいたい元の体重に戻ってしまいます。
断食は、身体の活性化を促すので、痩せている人は体重が増え、
太っている人は代謝が亢進して痩せられるなどと説明する医師がいますが、
断食にそんな効果はなく、まかり間違えば生命活動の調子を狂わせます。
断食で消費できる体脂肪は1日に最大で200g程度ですから、
1週間の断食で燃焼できる体脂肪の量は1.5Kg程度にしかなりません。
また、断食は長く続けられるものではありません。
断食よりも、正しいダイエットをおこなって、1ヶ月に1Kg程度のゆるやかなペースで
1年間ダイエットを続ける方がはるかに大きな減量ができます。
断食は最悪の減量方法なので、あまり断食に望みを託くすようなことはしないほうが良いと思います。
なお、断食の一種で100g砂糖水断食法というのがあります。
これも、便秘しますが、これは理にかなった断食法です。ネットで調べてみてください。