#2です。
”平板系は 漏りやすい ”との書き込みを見て 追記します。
ご指摘のように 雨水を流す時に 隣り合った瓦の隙間に 水が流れ込みます。
”ウォーターチャンネル ”って呼んでますが この水をスムーズに下方へ排水
出来ないと 雨漏りを引き起こします。
登場時にも問題となり 老舗の瓦屋さんでは ”恐ろしくて使えん ”と評判が悪かったのですが・・・
下地防水紙を 高級な合成ゴム系を使ったり 瓦桟木を 浮かし工法で 瓦で受け切れない
水を 桟の下を通して 軒まで廃する 等の 対応で 漏っても 室内には水が
流れ込まない様に工夫してます。
・・・が 本来 ”屋根も 呼吸して欲しい ”のです。
古来 日本家屋の 屋根下地防水は ・・・ 有りませんでした。
後に ”杉皮 ”を 敷いたり、”柿板(トントン) ”を施工して
”軽微な防水効果と通気性の確保 ”の微妙なバランス(此処がポイント)で 永年の対候性能を発揮してたのですが
今は 取りあえず ”防水性能 ”だけが 重要視されて 居ます。
反対に ”通気性能 ”は無視されていますので、屋根裏の湿気は意図的に
排出しない限り
5~6年で 屋根を組んでる部材や野地板の劣化目立って来るのです。
以上の観点から 先の私の書き込みが ”評価中 ”と書いたのです。
私の師匠は ”雨は瓦で止めるんや、防水紙なんかに頼るなど 職人として 恥ずかしい ”って云ってました。
一方全国的な ハウスメーカーさんでは いつも優秀な職人が手配できないので
”雨漏り防止を最優先 ”で施工マニュアルを使ってますし 一般的な工事店も
それに準じた工法が まん延してしまい 古来の職人も
”時代の流れか? でも 通気だけは別途考えないと・・・”と思ってる処です。
高湿高温の亜熱帯性気候と世界的にも顕著な積雪を抱える 日本では 西洋諸国とは事情が違うのです。
有名な輸入車でも 雨漏りしにくい ”日本仕様 ”が有るのです。
先人の優秀な ”中庸 ”を旨とする ”東洋的な技術 ”は 結局 建物を長持ちさせる ノウハウ だと 思ってます。
なんとか・・・生かしたいものですね。
お礼
ありがとうございます。 私も、通気性というところでは気になっていました。 家の構造でも、高気密な家は通気機能が中途半端だと湿気がこもったりして結局傷むと聞きます。昔ながらの日本家屋はスカスカで通気性が良いから長期間もつ代わり、寒い。 そのあたりのかねあいはいつもテーマなのでしょうね。 壁も屋根も、今は結局裏に通気層をもうけるというのがとりあえずの解決策となっているのかと思いますが・・・。