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映画「ノウイング」の地下鉄脱線事故について(ネタバレあり)

映画「ノウイング」のなかの地下鉄脱線事故について(ネタバレあり) 地下鉄が高速で走行してたのですが、強烈な静電気のようなもの(?)が原因で、電気系統に故障が生じ、ポイントが突然切り替わり、脱線してしまいました。 映画のなかの話なので、実際は起こりにくいことなのでしょうが、では逆に実際は起こらない為に、どのような策が講じられてるのでしょうか? 真剣ではなく興味本位の質問です。 あるわけないじゃん!て言われればそれまでですが、「あるわけない」というのは何故?と思いまして。

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  • gsmy5
  • ベストアンサー率58% (1452/2496)
回答No.2

私はその映画を見てないので質問の内容を以下のように単純化し、 (1)地下鉄が高速で走行してた (2)電気系統に故障が生じた (3)ポイントが突然切り替わった (4)脱線した ありえるかどうかについて考えて見ましょう。いずれも日本国内での話として考えます。(安全基準は国により大きく考えが異なりますので) (1)の高速走行は通常考えられる走行なのか、通常では考えられない速度なのかでありえるかどうかは異なってきます。 通常は地下鉄の場合、赤信号・青信号などではなく、最大に出してもよい速度(つまり青信号に相当する時はフルスピードで走行可)で指示されます。 この場合は、指示された範囲内でしかスピードが出せないことが多く、指示速度を越えた時点で自動的にブレーキが働きます。 但し、地上を主に走る鉄道の場合は、「赤信号」を無視した時以外は自動的に停止させる機能(ATS)がない場合もあり、その場合は運転手の操作によっては「通常ではありえない速度」になることはありえます。 (2)(3)これは可能性があるかどうかで言えば可能性はあります。但し、通常は所定の条件を充たした操作をしない限り、ポイントは切り替わりませんので、よほど都合よくポイントを替える機能のみ異常が生じない限り、意図せず特定のポイントだけが異常な切り替わり方をすることはありません。(少なくとも絶対ありえないとは断言できませんが、珍しい偶然がいくつも重ならないと生じないような普通はありえないといっていいような状態と思われます。) (4)ポイントが所定と異なる切り替わり方をしたからといって、それだけで脱線につながる可能性はありません。 但し、列車がポイント走行中にポイントが切り替われば脱線につながる可能性は生じます。(これもそうなったら必ず脱線するとは断言できません) また、地下鉄では例が少ないですが、地上を走る鉄道の場合は通過駅のポイント等で、カーブのきつい側は通過できる制限速度があり、それを超えた場合脱線の起こる可能性は生じますが、制限速度を超えたら必ず脱線するわけでもいありません。 そもそも多くの鉄道で、ポイントと信号は連動しており、ポイントが所定の位置へ向いていない場合、その手前の信号は赤信号となってしまいます。(そうしないと衝突や追突の可能性が生じる)。そして多くの場合(地下鉄ではまず間違いなく)赤信号を無視すれば強制的に列車を停止させるシステムとなっています。 つまり、めったにない偶然がいくつも重なり列車がポイントを通過している瞬間に電気的な異常が生じ、ポイントが切り替わり始めない限り、映画と同じ様なことは生じないと思われます。 それをありえることと思うかありえないことと思うかは、リスクをどう捉えるかにより異なりますので、質問者様で判断してみてください。 ちなみに、日本の鉄道は何かあれば事故が起こらないように停めてしまうというのが原則です。 各地にある信号は通常は「赤信号」のままとなっており、停電等異常が生じた場合は赤のままであるのはもちろん、所定の条件の全てを充たさない限り「青」に変わりません。(所定の条件とは列車の位置関係、ポイントの状態、ダイヤではどうなっているか等) そういう意味ではJR福知山線の事故は非常に珍しい物でした。この事故が起こるまでは、「プロの運転手が制限速度を大幅に超過した為脱線した」なんてプロットを書いても誰もが一笑し、そんなありえないことと言われたでしょう。実際、過去に同種の事故は非常に少なかったのですが、事故の数年前に北海道の貨物列車でカーブ地点のスピードの出しすぎによる脱線事故が生じ、関係者を驚かせました。(通常運転手は同じ区間を何度も走り、線路の条件は熟知している為、カーブ地点で制限速度を大幅に超過するような「自殺行為」はありえないとされてきました。今でも実はあれは文字通り「自殺みたいな物(つまり死んでしまっても構わないと思いつめた)」だったのではと考えている人がいるほどです) 事故後、福知山線事故現場のようなカーブ地点の手前で制限速度を大幅に低下させなければいけない地点には、ATSを設置することにより、速度を超過しても停止させることが原則となりましたので、少なくとも福知山線のような事故は生じにくくなったと思われます。 この手のことの専門家ではないので多少不正確な表現をしていると思ってこの回答をお読み下さい。

その他の回答 (1)

  • kuma-gorou
  • ベストアンサー率28% (2474/8746)
回答No.1

はい、あるわけないじゃん!デス。 分岐器は、必要な方向に転換した上で、誤操作を防ぐため物理的に鎖錠(ロック)を掛けます。 まぁ、物理的に壊れれば、それまでですが、通常静電気ごときでは誤作動しませんね。

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