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裁判官と訴訟記録
裁判官は訴訟記録をいつ読むのですか? また、合計何回くらい読むのですか? すべての記録に目を通すのでしょうか? 証拠集中調べと聞きますが、これ以前の段階では証拠には目を通さないのが原則なのでしょうか? よろしくおねがい致します。
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裁判官は訴訟記録をいつ読むのですか? 月~金曜日の法廷にいる以外の時間や場合によっては自宅で読みます。多数の事件を受け持ってますから,当該事件の期日に近くなってから読み込むことが多くなります。 合計何回くらい読むのですか? 手続進行中では,当事者の主張がどこまでなされ,争いのある又は無い箇所がどこになり,証拠調べが終わっているかどうかなどが中心に確認する程度ですが,判決を書く段階では入念に読み込みます。具体的に何回というのは事件毎に違いすぎるので回答不可能です。 すべての記録に目を通すのでしょうか? 証拠集中調べと聞きますが、これ以前の段階では証拠には目を通さないのが原則なのでしょうか? 解りにくいかもしれませんが,裁判では言い分の「主張」と主張の食い違いを「立証」することとは手続上では別物となります。証拠申出は却下されることもあれば,撤回されることもありますので,適法に証拠調べがなされる前とその後では,裁判上での取扱が異なります。 証拠調べ前で目を通すのはもっぱら調べる必要の有無という観点からであり,証拠調べ後は争いの箇所について立証責任に従って心証形成ができる程度のものかどうかという観点になります(下記URLも併せ読めば多少解りやすくなるでしょうか)。
お礼
ありがとうございました。 URLのほうも一応全部読みました。 詳しくて勉強になりました。