私のよくお邪魔する料亭では、履物を草履箱にしまう前に、係りの方があがり(履物を脱ぐところと板の間の間を「あがり」と呼びます。)に正座をされて、
次々と来客のグループごとに履物をわけてゆきます。
手さばきも良く、他の方と混ざる事はありませんし、帰りにはいつも夫の靴が磨かれて出てきますよ。
100人いっぺんにいらっしゃっても、お履物とお客様のお顔は一致しますと笑顔で仰っていましたが、
あの方ならできそうな気もするくらい、その仕事にプライドを持って「業」とされているのがよく伝わります。
履物や会計の係りをした者が、すぐに運びや厨房に出入りをしているのを見るのは、不衛生さや不信を感じてます。
どのような形式や料金体制のお店かは分かりませんが、もしもそれなりのサービス料金をとる料亭なのでしたら、
履物や荷物も、ホテルのようにクローク担当者として設け、仕事や手荷物に対し責任を持たせるべきではないかとも思いました。
逆に、安い料金体制であるならば、手荷物を預けたくはありませんし、履物もできれば自分で草履箱へ入れ、おしぼりを戴ければそれで良いと思います。
また、従業員を削減されているのでしたら、入り口で洗濯バサミのような色分けクリップでもお渡ししても良いかとも思います。
クリップで靴を傷つける事を懸念されるのでしたら、可愛らしい動物の柔らかいクリップも売られています。
ちょうどソフトバンクのお父さん犬が、お母さんの鼻を挟むような、あれです。
ここでふと思ったのですが、手荷物に上着も入るのでしたら、色合いや素材の似た上着は一緒に、
ですが毛皮は互いに静電気が起きやすくなるので、別々に保管するべきですね。
あ、でもそんな事は当然指導されていますよね。客側なのでちょっと心配で余計な事をすみません。
手荷物管理されるなら、損害保険にも加入されているのですよね。
デジカメが壊れたとか、預けた物が壊れたり、無くなる事も想定しておくべきですものね。
考える事も多々ありで色々と大変だと思います。良いお店づくりで繁栄されます事を心より祈っております(^^)