- 締切済み
日本の中の外国食文化
いま大学で「日本の中の外国食」について調べています。 どのようにして外国の食が日本に入ってきたのかということはわかったのですが、現代において日本にもたらされた外国食が引き起こした問題について十分な調べがとれませんでした。 もしよろしければ、お力を貸していただけないでしょうか。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- megira
- ベストアンサー率50% (160/319)
明治45年には既に婦人雑誌に「パン食のススメ」の記事が掲載されたりもしていましたし、大正時代の婦人雑誌に紹介されていた料理レシピは、大半が和洋折衷料理だったりします。 http://www.aoyama.juntak.net/2007/1023/reference_1023.html もともと西洋料理に対するあこがれは持っていたけど、経済的理由で常食するのは難しかっただけです。 それが高度成長に伴って国民が豊かになってきたこと、冷蔵庫の普及で食材が手に入りやすくなってきたこと、食材の全てを購入して賄う非農家人口が増加したことなどが相乗的に影響し、高度成長期に急速に食生活が変化したのであり、アメリカの陰謀説なんていうのは都市伝説の類ですよ。
戦後の食の欧米化による問題があります。 太平洋戦争が終わった頃、米国では小麦の過剰生産が問題になっていました。そこで米政府は「占領下にある日本に売り込もう!」という方針のもと、大々的なキャンペーンを行ないました。 パンと脱脂粉乳を子供の食生活に浸透させるために給食制度を導入したり、大学教授を抱き込んで「小麦は米より栄養価が高い」と言わせたりしました。 その結果輸入が増え米の消費量が減り、日本の自給率低下につながってしまいました。 また肉料理やファーストフードが日本に入ってきたこともあり、大きく変わった日本人の食生活が生活習慣病などの健康問題を引き起こしました。中国でもこれは問題になっています。
お礼
ありがとうございます。とても参考になりました。