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前受金の解消について(委託販売における荷為替の取組)
委託販売における荷為替の取組で 積送品 /仕入 当座預金 前受金 手形売却損 の仕訳をおこすのですが この貸方の前受金はいつ (借)前受金になるのでしょうか? 受託者から仕切り計算書を受け取った時ですか? またその時の仕訳を教えてください。 (前受金/??) よろしくお願いします。
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こんにちは 結論から言うと、前受金は受託者が販売を行った事実が確認された 時点で"積送品売上"となります。 (借)前受金 /(貸) 積送品売上 (借)積送売掛金 (借)積送販売費 【解 説】 積送品と荷為替を分けて考えてみましょう。 まず、荷為替手形ですが、商品の販売時に貨物代表証券を添付して 自己受為替手形を発行し、銀行で割り引いてもらい代金回収をすると いうものです。 通常は貸方は売上ですね。 仕入側は、手形を引き受けて貨物代表証券を入手して商品を受け取り ます。 参考 → http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4189522.html 例: 商品 100,000を販売し、荷為替を取り組み割引料2,000を 支払って当座預金とした。 (借)当座預金 98,000/(貸)売上 100,000 (借)手形売却損 2,000 さて、委託販売の売上計上基準は原則として"受託者が販売をした日" をもって売上とします。 また、翌期に入り決算手続き中であっても、当期の販売日である売上 計算書が到着した場合には当期に計上しなければなりません。 ただし、継続的に販売のつど、売上計算書が送付されている場合には 販売日と売上計算書の到着日のズレがほとんどないということから "売上計算書の到着日"をもって、売上計上することも認められて います。 ※後者の方が設問では主流だと思いますが、この辺の基準は問題文に 従ってください。 >委託販売における荷為替の取組で >積送品 /仕入 >当座預金 前受金 >手形売却損 以上のことから、荷為替と合わせると、手形割引による代金回収は まだ、販売されていない委託商品のものであるとわかりますね。 従って、売上とすることはできずに前受金となります。 委託販売の流れ (1)委託時:商品100,000円を委託販売のため積送し、発送費用5,000円 は、現金で支払った。 (借)積送品 105,000 /(貸)仕 入 100,000 / 現 金 5,000 ※積送のためにかかった費用は原価として参入します。 (2)積送品の4分3が売上済みとなり、売上計算書を入手した。 売上高 100,000円 販売手数料 売上の10% (借)積送売掛金 90,000/(貸)積送品売上 100,000 (借)積送販売費 10,000 以上のように、販売された事実が確認された時点で売上計上を行います。 委託販売に荷為替を取り組むと、販売された事実が確認された時点で 売上計上しますが、原価相当分は前受金でもらっていますね。 従って (借)前受金 78,750(3分の4)/(貸) 積送品売上 100,000 (借)積送売掛金 11,250 (借)積送販売費 10,000 となります。 以上、つたない説明でしたがなにかあれば補足してください。
お礼
理解するのがなかなか難しいですがとってもわかりやすいです。 ご回答ありがとうございます。