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悪魔の証明 毒物カレー事件の裁判と魔女裁判の違いってなんですか
状況証拠だけで極刑 http://mainichi.jp/select/jiken/saibanin/kakumei/news/20090523ddm041040022000c.html 悪魔の証明を求める毒物カレー事件の裁判と中世の魔女裁判の違いってなんですか
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接点と言えば、どちらも「疑わしきは罰しない」の精神からかけ離れていると言うことですね。つまり、端から犯人であることを前提に裁判が行われていたと言うことです。 裁判している間は、あくまで罪を犯した可能性があるですから、本人が自供していない以上、犯人であると決め付けることは不可能です。故に、今回のケースは、本来なら無期懲役に処するところを死刑にして、事件の真相を有耶無耶にしてしまったと考えるべきでしょう。 ちなみに、黙秘は自分にとって不利なことは喋らなくても言いものであって、それを行ったから犯人であると決め付けるのはお門違いです。あくまでも本人が自供し、かつ確実な証拠がある状態で、初めて犯人だと言い切れるのです。 しかし、世間は容疑であっても犯人視します。こんな状態で栽培員制度ですから、ある意味世も末かと……
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- jess8255
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のっけから揚げ足を取るようですが、魔女裁判は中世の出来事ではありません。むしろ近世の出来事です。 さて捜査段階において本人の自供なくして有罪なし、と言わんばかりのご意見がありますが、とんでもない間違いですよ。旧刑事訴訟法での「自白は証拠の王」といわれたあの時代の暗黒を蘇らせるつもりですか? 彼女は確かに捜査段階では黙秘もし、時に犯行を否定しました。自分に不利になりかねないことについては当然黙秘することが出来ますし、裁判でも唯一不利な証拠が自白のみの場合には有罪とされないのは法曹関係者、知識人、法学部の学生なら誰もが知っていることです。 ところが彼女は一審で裁判官と検察官の尋問に対して完全黙秘を貫いたのです。つまり反証を自ら放棄したことになります。ところが控訴審から方針を一転、今度は無罪を主張しました。自らを守る姿勢に一貫性が見られませんでした。裁判官の心証は彼女に不利に働くものとなりましたね。 それから状況証拠だけで物証がないことを理由に彼女に対して有罪の判決が出たことを批判するメディア、世論がありますが、証言や殺害に使われた砒素の存在、その成分から特定できるなどの証拠で彼女以外に犯行をするものがいない、と断言できることには何の不思議もありません。新聞は書きませんが、商人、毒物の成分鑑定などかなりの証拠が積みあがって、裁判官は有罪の心証を得たはずです。 一審と異なり、控訴審では彼女は黙秘などしていません。だから黙秘したから有罪となったわけではないのです。 どうも人の噂話やあいまいな目撃だけで彼女が有罪となった、との報道や無責任な世論がありますが、裁判はそんないい加減なものではありません。疑わしきは罰せず、との原則は絶対ですが、今回の最高裁では「有罪ではないと疑わしめるものはまったくなかった」と5人の裁判官が一致したのです。
- burahuman
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この二つを一緒に考えるのは如何なものかと。 魔女裁判は湖に放り込んで浮いてくれば魔女、沈めば人間というレベルの話ですから初めに結論ありきですね。証拠なんか初めから眼中に無いのです。 これに対してカレー事件は状況証拠を積み上げた結果間違い無いと言う結論を出した訳で混同するのは司法を冒涜する事になります。 実際弁護士と検察側の戦いで内容を精査した結果検察側の言い分が正当と判断されたわけです。
裁判とは権力を維持するための制度であることは今も昔も同じ。民主主義下では多少の不均衡はあるにしても国民=権力です 権力と国民を分けた言い方をしても国民の多数意見はいずれ通るのです 魔女裁判は今で言う霊能者を排除する裁判、当時の聖書下の権力者にとって自分を正当化するためのものです 聖書にでてくるおそらく霊能力者以外は認めない方向で裁判が行われたとおもいます 権力者である今の国民ヨイショ裁判が「毒物カレー事件の裁判」となります
- 中京区 桑原町(@l4330)
- ベストアンサー率22% (4373/19606)
中世の魔女裁判・・・本人を悪魔と認定する 毒物カレー事件・・・本人を悪魔とは言ってない 毒物カレー事件はそもそも、裁判の初期に本人が「黙秘」と言う方法で犯人だと認めてます。