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Come What May
映画『ムーラン・ルージュ』の劇中歌なんですが、 Come What May……(何があっても) の部分が印象的です。 しかしComeの位置は文法的に正しいのでしょうか? ずっと気になっています。。。
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古くからある表現なので、現代語で使うとそこだけが文語か古文体になっているような感じになります。もっともこういうことはどの言語にもあることで、見慣れない形であっても固定表現として受け入れるものです。 come what may = (even) if what may come come(s) 「来るかもしれないものが来ても」→「起きるかもしれないものが起きても」 「来る」は自分たちのところにやって来ると考えれば「起きる」と同じと考えられます。 if 節で3単現動詞の s は今は普通付けますが古くは付けない形(接続法現在)も用いられました。接続詞を使わず倒置する方法は現代では be 動詞や助動詞、接続詞は if に限られますが If it were not for = Were it not for If he should come = Should he come 一般動詞、他の接続詞にもそういう用法がありました。 if what may come come → come what may come → come what may(come は自明なので一つ省略) 類似の例 Be it ever so humble「たとえ(それが)質素であっても」 Come tomorrow, I'll be older than today.「明日になれば今日より歳を取る」(口語表現) 命令法で譲歩を表す表現に形が似ていますが命令は2人称にするものなので、文の内容的に you を考えられないときは命令法とは考えにくいのです。
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命令法で譲歩を表す場合、動詞が文頭に出ることがあります。一般に文語的な表現です。 <動詞+what+主語+助動詞> で、「主語が~しようとも」という訳になります 例:Say what you will,(あなたが何を言おうとも) 参考:ロイヤル英文法 改訂新版 769ページ。
お礼
素早い回答ありがとうございました! 参考に致します!!
お礼
成る程~!もっと早く質問すればよかった…w 大変参考になりました。 とても分かりやすい御説明でした。 有難うございました!