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(再)バラの病気?
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画像からは「黒点病」はたしかに確認できます。 複数の葉に黒っぽいシミの入った部分、それが黒点病です。やがて葉に黄ばみが入り葉が枯れていきます。画像からは下の方の葉に黄ばみがかった被害葉も一枚確認できます。黒っぽいシミの入った葉もやがてこうなります。 黒点病は黒星病ともブラック・スポットとも言います。水を媒介して病菌(カビ菌)が葉に侵入します。 原因としては降雨や水遣りの際に、泥水の葉への跳ね返りによるものが考えられます。 ミニバラは背丈が低いので、この影響は特に受け易いですね。やはり鉢植え向きの種類と言えるでしょう。 ハンドスコップで大きめに掘りあげて、出来るだけ根土を崩さず、鉢底石も入れて、鉢に植え替えてやんなさい。 このままでは見るに耐えられなくなります、また黒点病は伝染するので隔離する意味もあります。 今度は泥水の跳ね返りの影響を受けない所に置きましょう。また葉が水で濡れると被害が拡大しますから、当分の間は葉を水で濡らさないように気をつけます。 バーク堆肥や腐葉土や敷き藁で株元周辺の表土を覆って、いわゆるマルチングを施しておけば、泥水の跳ね返りの影響を少なくする事もできます。 処置においては、被害葉を摘み取ります。健康な葉が残ってくれればよいのですがね。 次に薬剤散布します。代表的な薬剤はサプロール乳剤ですね、1000倍に希釈してダインなどの展着剤も1Lにつきスポイトで2~3滴入れてよく混ぜ、噴霧器か霧吹きなどで葉の表裏、幹枝、表土と万遍なく散布します。 しかしサプロールばかり使っていては病菌にサプロールに対する耐性がすぐついてしまいます。もう2種類ぐらい用意しましょう。 効果的なのはオーソサイド水和剤(800倍希釈)やベンレート水和剤(2000倍希釈)などがあります。予防薬としてはダコニール1000(1000倍希釈)あたりも有効です。 毎回薬剤を変え、ローテーションを入れて使うようにします。 なかなか面倒で大変ですが、バラ愛好家であるためにはこのぐらいの事はしなくてはいけません。 とりあえず2週間に一度、梅雨明けまでは散布してみましょう。 散布する際は農薬用マスク、ゴム手袋、帽子などを付け、終われば手洗い顔洗い、ウガイをしておきます。 http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00141.html http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00160.html http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00152.html http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00138.html http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00214.html もっとも有効なのが落葉した冬期における、石灰硫黄合剤の10倍希釈液の散布です。枝幹、表土、マルチングへの散布します。 黒点病のみならずウドンコ病など他の病気にも効果があります。 少量ならば刷毛や筆で枝幹に塗ってもよろしい。表土やマルチングにはジョウロで少しばかり撒いておきます。ただし硫黄臭が強いのと薬液が乾くと白く汚れるのが難点ですが、効果大ですから検討してみましょう。 ただし葉が付いているうちは散布できません。薬害を起こします。散布する時期はあくまでも落葉期に行います。 画像の中央右側の茶色の多くの点々が「サビ病」であるかどうかですが、葉の裏側を確認しましょう。オレンジ色もしくは濃い黄色の粉状の胞子が確認できればサビ病ですが、そうでなければ害虫による食害でしょう。 サビ病には上記したサプロール乳剤も有効ですが、エムダイファー(500倍希釈)なども有効です。 http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00518.html 害虫は難しいところですが、マメコガネ、カメムシあたり?。(できるだけ捕殺するようにします。殺虫薬剤にはめっぽう強いのです。) 小さな穴が開いているのはナメクジ類も考えられます。ナメクジは夜間活動しますから懐中電灯片手にピンセットで取り捕殺します。 あるいはナメクジ類用殺虫剤を株元周辺にばら撒きます。 http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00403.html ユニークな方法として、ビール好きのナメクジのために受け皿にビールを入れて株元へ置いておきます。ナメクジがビールのなかで溺れるという寸法です。
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- cactus48
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害虫の仕業ではなく、さび病と言う糸状菌による病気ですね。 オルトランやマラソンは殺虫剤ですから、使用しても病気には効きませ ん。マンネブダイセンやジマンダイセンなどが効果がありますが、これ らは発病した初期段階の時は良く効きます。多発すると効果は少なくな るので、さび病の場合は初期段階で対処するようにします。 撮影をされた時は曇りだったのでしょうか。それとも日頃から日当たり が良くない場所に植えられているのでしょうか。 糸状菌病の場合は胞子が風で飛ばされ、他の植物に伝染します。風通し が悪いと発病しやすいので、ミニバラの周囲を見回して風通しが良くな るように環境の改善をします。 発病している葉は全部切り取って、袋に入れて胞子が飛ばないように口 を固く縛って可燃ゴミの日に出して下さい。 薬剤使用についてですが、病気か害虫かが不明な時は薬剤は使用しない 事です。オルトランやマラソンは殺虫剤で、殺菌剤ではありません。 害虫には殺虫剤、病気には殺菌剤を使用すると覚えて下さい。 オルトランもマラソンも適用する害虫が決められていて、何でも効く事 はありません。万能薬ではないので、使用すれば効くだろうと思う考え 方は今後は思わないようにして下さい。 御役所からの通達では、発生した病害虫に対して有効であり、発生した 植物が作物登録がされていない物には使用してはいけないと決められて います。また薬剤使用は必言う最小限にとどめ、出来るだけの環境改善 をしてから、それでも発生が防げない時には使用しなさいとも言われて います。間違った使用方法をすると、植物が薬害を起こして枯れてしま う恐れがあります。初心者だから知らなかったと思いますが、今後の事 もあるので良く覚えていて下さい。 バラ科の植物は病害虫が多いと言われています。この先も薬剤の使用が 必要になる事もあるはずですから、バラに発生する病害虫と使用可能な 薬剤に関しては少し勉強をされた方が管理は楽になりますよ。
お礼
cactus48様 早速のご意見、ありがとうございます。 ご指摘の通り、あまり風通しはよくありません。 鉢に植え替えてみようかと思います。今の場所に 植えてから2年くらいになりますが、植え替え作 業は問題ないでしょうか?もし注意するような事 がありましたら、よろしければアドバイスお願い します。 今後、薬剤の散布は注意します。しかし、ガーデ ニングは奥が深いといいますか、難しいですね。
お礼
Hoojano様 詳細なご説明ありがとうございます。 やっぱり重症なのですね。ミニバラにはかわ いそうな事をしてしまいました。とにかく早 めに鉢に移して、雨に当たらなくて風通しの 良いところに移します。また、頂戴したアド バイスを早速実施いたします。 がんばって元気にさせます。