システムの稼働率の計算
サーバシステムの稼働率を目安くらいで良いので数値にしたいのですが、MTBFやAFRの数値から計算することはできるのでしょうか?情報処理技術者試験などの問題では「たとえば故障率は0.1とする」などとなっているのですが、実際のハードウェアの数値を当てはめて計算したいのです。
ウェブを探して実際の製品のMTBFはいくつか集めました。
SCSI-HDDは60万~100万時間くらい。
ATA-HDDは30万~40万時間くらい。
マザーボードは10万時間くらい。
http://www.intel.co.jp/jp/support/motherboards/desktop/mtbf.htm
ルータは35万時間くらい。
http://www.nec.co.jp/octpower/products_eol/router/ip38x_52pro.html
AFR(年間平均故障率)の算出は年間稼働時間÷MTBFとあったので、
http://www.mdit.co.jp/apricot/faq/kqaa01.htm#q6
年間稼働時間=1年365日×24時間=8760時間
HDDのMTBF 仮に60万時間として
8760÷600000=0.014 … AFR=0.014
ルータのMTBF 35万時間→AFR=0.025
マザーボードのMTBF 10万時間→AFR=0.087
システムの例として、WWWサーバとDBサーバから構成されているウェブサイトで、各サーバのHDDはミラーリング(RAID1)で二重化されているケースを考えたとき、これらの数値を使って計算することができるのでしょうか?
直列・並列の概念図は以下のようになると思います。
┌[HDD]┐ ┌[HDD]┐
──[R]─[WWW]─┤ ├─[DB]─┤ ├─
└[HDD]┘ └[HDD]┘
HDD2台(RAID1)の故障率:0.014×0.014=0.000196
→稼働率=1-0.000196=0.999804
サーバ1台あたり稼働率:(1-0.087)×0.999804=0.913×0.999804=0.912821
サーバ2台(直列)の稼働率=0.912821×0.912821=0.833242
ルータも直列に接続=(1-0.025)×0.833242=0.975×0.833242=0.812410
システム全体としてみると稼働率=0.812、故障率=1-0.812=0.188=18.8%
という数値が出てきました。
思っていたよりずっと低い稼働率(高い故障率)なのですが、こんなものなんでしょうか?それとも何か(前提条件、計算方法、数値)が違っているのでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 本当に助かりました。これで会社で働けそうです。