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ラグランジュ 未定乗数法

条件:x+y=1 関数:f(x,y)=2x^2+3y^2 があり、関数が最小になる(x,y)を求めるとします。 この場合、条件x+y=1は直線でf(x,y)の等高線に接していなければならなくて、このことは接点で両者の法泉ベクトルが平行であることをいみするそうです。 また直線の法線ベクトルがは(1,1)^T T:転置行列 であるのですが、なぜ直線の法線ベクトルがこうなるのか分かりません;; また、ラグランジュの未定乗数法において F(x,y,λ)=f(x,y)-λg(x,y)---------(1) と表せる理由がわかりません。 なぜ、f(x,y)からλg(x,y)は引かれているのでしょうか。 また、(1)式をx,y,λで偏微分した式を解くことで解が求まる理由も教えていただきたいです。

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回答No.2

[1] (1,1)が直線x+y=1の法線ベクトルであることについて (x,y)と(x0,y0)がともに直線x+y=1上の点であるとします。 つまり、x+y=1, x0+y0=1が成り立つということですね。 (x0,y0)から(x,y)に向かうベクトルを考えると、 このベクトル(x-x0, y-y0)は直線の方向を示します。 (a,b)がこの直線の法線ベクトルであるということは、 ベクトル(x-x0, y-y0)との内積が0であるということなので (a,b)・(x-x0, y-y0)=a(x-x0)+b(y-y0)=0 ここでx+y=1, x0+y0=1を使うと a(x-x0)+b(y-y0)=a(x-x0)+b([-x+1]-[-x0+1]) = a(x-x0)+b(-x+x0)=(a-b)x-(a-b)x0=(a-b)(x-x0)=0 x≠x0なのでa=b。 つまり法線ベクトルはaを任意定数として(a,a)=a(1,1)。 [2]ラグランジュの未定係数について 普通に条件:x+y=1の元で関数:f(x,y)=2x^2+3y^2の極地を求めるには、 y=-x+1を代入してxで微分すれば f(x) = 2x^2+3(-x+1)^2 = 2x^2 + 3(x^2 -2x +1) = 5x^2 -6x +3 f'(x) = 10x-6 なのでx=3/5と求めることができます。 f(x,y)は2変数関数ですがx+y=1という条件のためにx,yが独立ではなく、 xの一変数関数として書くことができるわけです。 これをラグランジュの未定係数法ではこう考えます。 まず、x、yを独立変数であるかのように扱い、f(x,y)=2x^2+3y^2なので df = 4xdx + 6ydy これから極値を求めるためにdf=0を解きます。 df = 4xdx + 6ydy = 0  (*) 一方、条件x+y=1も微分を取ってみると dx + dy = 0 なので、これの左辺に定数をかけて(*)に加えてもやはり成り立ちます。 df = (4xdx + 6ydy) + λ(dx+dy) = (4x+λ)dx + (6y+λ)dy=0 ここまではあたかもxとyが独立変数であるかのように扱ってきました。 本当に独立変数であれば、任意のdx,dyについてこの式が成り立つ必要があるので、 4x+λ=0 、 6y+λ=0 が直ちに導かれます。 しかし、実際にはx+y=1の関係があるので独立なのはx、yのどちらか一方だけです。 そこで、ここでは6y+λ=0となるように未定係数を決めることにします。 そうすると df = (4x+λ)dx =0 となり、この式は任意のdxについて成り立つ必要があるので 4x+λ=0 と求めることができます。λは前に6y+λ=0となるように決めましたから λ=-6yなので4x-6y=4x-6(-x+1)=10x-6=0。したがって、x=3/5と求まります。 ここで今解いたやり方を振り返ってみると、 df = (4xdx + 6ydy) + λ(dx+dy) = (4x+λ)dx + (6y+λ)dy=0 に対してdx, dyの係数をともに0とし 4x+λ=0, 6y+λ=0 から答えを求めています。上ではxを独立変数、yを従属変数として 6y+λ=0が未定係数を決める条件から、 4x+λ=0が独立変数dxについての条件から出てきたものですが、 結果から見れば、条件式にλ(dx+dy)を加え、 x,yを独立変数とみなした場合の手続きと まったく同じであることがわかると思います。 ラグランジュの未定係数法とはこのように、f(x,y)の極値を決める式 df(x,y) = 0 に条件式g(x,y)の微分の定数倍を加え df(x,y)+λdg(x,y)= 0 あたかもx,yが独立変数であるかのように取り扱って 極値を得る方法です。このときに、どれが独立変数で どれが従属変数であるかを考える必要はありません。 この例ではどうやって解いても手間はそう変わりませんが、 複雑な問題になるとラグランジュの未定係数法が威力を発揮します。

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その他の回答 (1)

回答No.1

前半 (1,1)(縦ベクトルと思ってください)ベクトルは直線y=xの方向ベクトルです。y=x⇔y-x=0であり1*1+(-1)*1=0よりx+y=1とy=xは直交します(これは高校レベル、図に書けばわかる)。一般にax+by=cとdx+ey=fが直交する条件はa*d+b*e=0となることです。よって直線ax+by=cの法線ベクトルのひとつは(b,-a)となります。 後半 ラグランジュの未定乗数法とは「こうすれば解けるよ」という定理ですので、なぜ解けるかを知りたければ、定理の証明を見ればわかると思います。アドバイスのみですいません。

tokyoame
質問者

補足

前半部分の回答ありがとうございました。 後半部分の説明おねがいします><

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