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三國志のその後について書かれている本
自分が全巻通して三國志を読んだのは横山光輝氏の書いたコミックです。 後、三國志人物事典(名前あやふや)や反三國志などを読みました。 そこで、私は書籍の三國志が歴史のどのあたりまで書かれているのか知りません。 ただ、自分が知っているのは魏が蜀を制覇した時点までです。 でも、最近のゲームではそれ以降の物語に登場する英雄たちが沢山登場します。 そこで、蜀が滅亡してから晋の時代に至るまでの歴史が書かれている本を探しています。 ご存知の方がいましたら、教えて頂けると大変助かります。 どうぞ宜しくお願い致します。
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先ず「三国志」と云いますが、これは正史の名前で、小説の名前に使うのは日本だけのことです。正史の訳はちくま文庫に「正史三国志」として入っていますが、紀伝体と云う書き方で書いてあるので、一般の人には大変読み難いです。なお、正史と云うのは歴史的に正しいと云う意味ではなく、後に朝廷が正式に認めた歴史書と云う意味です。朝廷に都合の悪い処はぼかしたり書かなかったりしている処もあります。(筆頭は「史記」になります。最後は「明史」、全部で24種類あるので二十四史とも云います) 小説の方はむこうでは、「三国演義」とか「三国志演義」とか云います。 故・横山光輝先生の「三国志」は、日本人作家の吉川英治の小説と「三国演義」の訳書を元に描かれていますが、劉禅が配流されている処で終わっています。「三国演義」ではその後、晋が三国を統一する迄が書かれています。「演義」は今風に云うと小説とでも云える言葉ですが、正史とは違う脚色や正史にない部分を想像や伝説で補っています。従ってこれが史実とは思わないで下さい。又、吉川英治氏は当時出版されていた久保天隋訳「演義三国志」を元に自分の小説に書き直して行ったので演義とは違った独自の部分も多いですし、史実とは離れた部分も多いです。 重複しますが、吉川英治の小説をお読みになるか(講談社から文庫本で出ています)、「三国志演義」の訳書をお読みになるのが良いかと思います。「三国志演義」の訳書は、徳間文庫から出ているものかちくま文庫から出ているものが良いでしょう。むこうの古い挿絵が入っているのがちくま文庫版です。岩波文庫からも出ているのですが、書簡を候文につくるのと挿絵が江戸時代の日本人の画なので薦められません。 それ以外には絶版となったと思いますが、中央公論社から「中国連環画」として出ていたものがあります。日本の画物語と漫画との中間的な感じのものです。公共図書館の蔵書にあるのを見た記憶があります。 なお、その後の三国と云う感じで「後三国志」と云う本も出ています。(寺尾訳)記者はその題名以上の事は知りません。 御参考にならば幸甚です。
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- macinspire
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・吉川英治の「三国志」…コミックやゲームの三国志はこれがベース。 ・中国古典の「三国志演義」…図書館などに和訳本があるでしょう。 ただ、これらは「歴史小説」であって、正式な歴史ではない点にご注意。
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レスを頂き、ありがとうございます。 早速図書館へ行って調べてみますね。 でも、大きな図書館じゃないとダメですかね。
お礼
貴重な情報を得られて、大変感謝しています。 なるほど。三国志演義を読めば、蜀の滅亡以降の歴史が分かるのですね。 三國志についてもっと深く知るためにも読んでみたい本ですね。 それによって、ゲームの方も一層面白さが増す事でしょう。