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証券会社のプロへの質問
証券会社のプロ(投資信託の運用者など)の、運用成績は、非常に悪い(マイナス)にも関わらず、個人投資家の中には、素晴らしい成績を残している人も多くおります。 そこで質問ですが、プロ(証券会社)の運用成績は、なぜ、全般的に悪いのか?、それとも、何か業界事情(社内事情も含めて)があるのか? もちろん、強烈な反論も含めて、忌憚のない気持ちをお聞かせ願いたい。(あえて、喧嘩を売るような記述をしてすみません)
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まず、自分は証券会社の人間ではありません。 そこのところ、よろしくです。 さて、証券会社のプロ(投資信託の運用者など)とありますが 投資信託の運用者で「プロ」と呼べる人は ヘッジファンドを設立しちゃった方が儲かります。 一般的なヘッジファンドの収入は、普通の投信と同じように 管理手数料が2%くらい、成功報酬が20%が普通と 言われています。 仮に1年間、100億円の資産を運用して10億円の利益を出したとすると 管理費2億円、成功報酬2億円、計4億円が収入になります。 一般の投信の場合だと、運用収入は運用額の1.5%だとすると 毎日少しずつ利益を積み重ねていったとすると 年間で大体1.6億円くらいかな… ヘッジファンド4億円に対し、投信1.6億円。 もちろん、ヘッジファンドの顧客が運用成績に満足しなければ解約され 閉鎖されてしまうことも多いですが… 運用に自信がある人間ならどちらを選ぶでしょうか? というのが、投信の運用成績が悪いという1つ目の理由でしょうか。 2つ目は、基本的に資金の大部分を常に運用しているという点。 上げ相場なら良いが、下げ相場になると一気にやられる。 もっと柔軟な運用ができれば良いが、ほとんどの投信だと 「株価は上がるものだ」という前提で運用を行なっている。 海外は知らないが、日本ではロング・ショート型の投信なんて ほとんどない… 3つ目は、資金の流出入により、売買しなくてはならないことがある。 オープン型だと資金の流出入があるので、それにより 株式を購入、売却したりしなくてはいけない。 4つ目は、これは憶測ですが株式の手数料が適正なのか? 割高な手数料を支払っていないのかという疑念があります。 こんなところですかね。 ただ、個人投資家と投信だと運用する人間の権限が全く違うという現実。 投信が現物のみであるのに対し、個人投資家だと信用取引や 指数先物などを売買することも可能。(もちろん、現物買いしか やらないで好成績を収めている個人投資家もいるでしょうが…) という訳で、ある程度無難に運用すれば良いサラリーマンと 運用額は少ないとはいえ、(一部には巨額な人もいるが) 一国一城の個人投資家では運用成績に差が出るのは当然だと思いますが…
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- m-tahara
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私もプロではないので、あくまでも参考程度に。 証券会社のプロ、主にファンドマネージャーや自己売買ディーラーの方々は常に投資することが求められています。環境が良くないから資金を眠らせておこう、ということが出来ないのです。 特にファンドマネージャーの場合、一般に相場環境が良い時ほどファンドへの出資が多くなるため、そこがかなり高騰した市場であっても買わねばならない、という宿命もあります。逆に解約が相次げば売りたくなくても投げざるを得ません。 ですから、昨年のような相場環境になるとマイナスになるのは止むを得ないのです。 そうしたことから、彼らの成功・失敗の基準は純粋な利益・損失ではなくTOPIXや日経平均などベンチマークとなるインデックス指標に対してアウトパフォームしたかしないか、という見方をされます。 ディーラーも一定期間の内にどれだけ成功できるかできないか(上記の基準で)で首がかかってきますから休むことなど出来ません。逆に彼らも儲けなければ駄目、という評価は受けないのです。 それに対して個人投資家はいつ出動しいつ引き上げるか、全く自由です。相場が暴落した時にだけ突っ込んでさっさと逃げる、といったやり方が取れるわけです。 また、個人で成功している、といっても長期間それを続けるのは中々至難の業です。勿論出来ている人もいますけれど、一方で投資手法や偶然などでたまたまその時期は成功していた、ということもあり、長期間経ってみたら結局損してしまう、というケースも多々あります。競馬の本命派と穴狙いのようなものです。 まとまりが無くて恐縮ですけれど、以上のようにプロ・個人それぞれの事情がありますので純粋な比較は難しいとも言えます。
お礼
早速の回答有難うございます。
補足
どうしても納得できないのは、証券会社は「あなたにかわり、プロが運用します。」と言っております。たしかに、「あなたよりも好成績を上げます」とは言っておりません。しかし、TOPIX(犬でも可能)とトントンを目標とするのは、あきらかに詐欺行為と思います。 相場は予測不能なものですから、成績の良し悪しはしかたがないとは思いますが、そこを自己責任の一点張りで逃げるのは、無責任すぎます。 「忙しい貴方にかわり、運用しますが、貴方よりも成績は落ちる可能性も半分はあります。なお、損が出ても報酬は頂きますので、その分、貴方自身が運用する場合よりも不利となります」と、いうべきではないでしょうか?
お礼
早速ご回答いただき、ありがとうございます。