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先祖供養について
仏教では先祖供養を説いていますか? もしそうなら、どの仏典に載っていますか?
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- magga
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「仏教の正しい先祖供養―功徳はなぜ廻向できるの?」 (サンガ新書) 「死者たちの物語―『餓鬼事経』和訳と解説」 ともに藤本晃(著)がおすすめですよ。
- magga
- ベストアンサー率15% (56/359)
パーリ語の仏典でも説いていると思いますよ。 功徳の回向というものがありますしね。 儀式としての形としての先祖供養はあまり聞かないですが。。。 「餓鬼事経」などにもそういった内容があるきがします。 他にもいっぱいあると思いますので また思い出したら書きますね。
お礼
ありがとうございます。 餓鬼事経、というものの存在を初めて知りました。 御知識をさらに賜れば幸いです。
- teinen
- ベストアンサー率38% (824/2140)
日本に伝来した仏教は,土着の民俗宗教,神道,儒教,道教などを取り込み,定着しました。 先祖崇拝は儒教に由来し,それを仏教が取り込んで,先祖供養というものが出来上がりました。ですので,仏教のどの経典にも先祖供養というのは出てきません。 そもそも,仏教で言うところの「供養」とは,「施す」とか「振る舞う」という行為を指します。 盂蘭盆経という経典に,こう書かれているそうです。 お釈迦様の弟子であり,神通力ナンバー1と呼ばれた目連尊者が,その神通力を使って,亡くなった自分の母親の姿を探すと,餓鬼道に堕ちているのを見つけた。喉を枯らし飢えていたので,水や食べ物を差し出したが,ことごとく口に入る直前に炎となって,亡母の口には入らなかった。哀れに思い,師匠であるお釈迦様にそのことを話し,亡母を救う方法を尋ねると,お釈迦様は「この修行の最後の日に,参加しているすべての僧侶に食事を振る舞えば,亡母にもその施しの一端が口に入るだろう」と答えた。その通りに実行し,僧侶のすべてに食事を振る舞い,僧侶たちは飲んだり食べたり踊ったり大喜びをした。すると,その喜びが餓鬼道に堕ちている者たちにも伝わり,亡母の口にも入った。 この経典(盂蘭盆経)は,疑経(サンスクリット語で書かれた経典が現存しない経典のこと。)とされ,中国において儒教と融合して編纂されたものと言われています。
お礼
どうもありがとうございました。 御学識の一端に触れさせていただき、かたじけなく存じます。
- QES
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インド発祥のもともとの仏教からではありません。 中国にわたって、儒教に大きく影響を受けた仏教です。 儒教の第一義が「孝」つまり子どもが親に対する忠節です。(他に義、忠、信、礼、智、悌、仁があります。) 子どもが親に対し、親がさらにその親に対しと考えると先祖が一番尊敬されなければならない対象ということになります。 ちなみに位牌も、もともとの仏教の習慣でなく、儒教がルーツです。 勿論インド発の仏教の経典にはありません。
お礼
どうもありがとうございました。私も、先祖供養をなぜ仏教で行うのか、これは東アジア特有のものではなかろうかと、不審に思っていました。
お礼
ありがとうございました。 早速読んでみます。