こんにちは。
私の場合完全なクラシックで ボイトレとは多少ニュアンスは違いますが ご参考までに・・・
私が初めてレッスンを受けた声楽の先生は 芸大の指揮科卒業(今考えるとなんで指揮科の先生だったのかなと疑問が。^^;) バリバリ堅物神経質 おまけに嫌味で自分が気に入らないと 突如伴奏を止め 黙ったまま何分も威圧的な雰囲気で無言の責めというか・・・ちなみに男性です。
それはそれはもう憂鬱な気分になり 自分で言うのもアレなんですが それまでは歌なんか楽勝にトップの成績でしたが みるみる間に下から数えた方が速くなるくらい 全く歌えなくなりました。
声を出す事自体が恐怖になり 歌ば大嫌いになりましたね~(涙)
音大半ば頃 思いきって音大の外で先生を探しレッスンを受けたところ その先生は女性で神経質でもなく おおらかに楽しくレッスンして下さり 歌えなかった歌が また一気に歌えるようになり(たった2ヶ月くらいで)成績も上から数えた方が全然速くなりましたね(笑)
最初についた男性嫌味教授?のレッスンを受けたら それまでの普通に楽に歌っていた感覚を一気に忘れ いくら思いだそうとしても 思い出せなかったです。
で、次の女性の先生でやっと歌う事を思い出しましたが 私は元々ピアノが好きでしたので その後は声楽はやめていました。
4年後 ウィーンの先生にレッスンを受ける機会があり(渋々^^;)発声練習をして頂いたところ 自分もびっくり!こんなに楽に歌えるなんて・・・という感じでした。ウィーンの先生も女性で めちゃくちゃおおらかで明るい方。気にしない気にしないって感じで。
相性というか 先生のタイプというか…教える技術というか。歌は非常にトレーニングを受ける相手によって 左右されやすいという実感が強いです。
感情は声帯に大きく影響すると思います(気分が暗い時って 声出すのも嫌とか 小さくなるとか 楽しいと自然に大声で笑ったりとか)
私は 一番最初の先生の前では声帯が詰まってしまうような 萎縮してしまうような感覚がありましたね。
ちなみに 最初の先生から最後の先生までの高音域の変化です。
G→H→Es これだけの差が出るんですよ。びっくりでした。
歌は良い先生に当たると?本当に短期間で劇的に変化する事を自分の体験 また周りの声楽科へ進んだ子たちを見てて つくづく感じましたね~。
トップからの転落。逆に全然歌なんか歌えるはずじゃなかった子たちがどんどん上達して その子たちからもよく嫌味言われたなぁ(笑)どうしちゃったの~?みたいに。
今となれば笑い話です。
大したご参考にはならないですが 体験談でした♪
お礼
漠然とした質問にもかかわらず、丁寧なお答えをいただき本当にありがとうございます! しかし、本当にいろんな先生がいらっしゃるのですね。音大の中にそもそもそんな学生に声を出ない状態にさせてしまうような先生がいるなんて・・・びっくりです。その先生の場合「相性」だったのでしょうか? それとも、他の学生さんでもその先生につくと、やっぱり声が出なくなってしまっていたのでしょうか?
補足
実は私の先生もクラシックです。海外なのでその辺ちょっとあいまいという部分もありますし、私自身がまだ深める分野を決めていないので、取りあえずクラシックからという感じで。 先生はクラシックに限定しない教え方をして下さってはいるのですが、分野以前に歌の世界には、やはりどの歌を歌いたいかという「好み」の問題がありますよね。そこで意見が食い違うようになりました。先生が「この歌はとてもいい歌だ」という歌は、私の心は全然動かず。私が「この歌はいい歌なので歌ってみたい」という歌は、先生の心が全く動かず。 それから、私が自分の声をどう生かして行くかという点で、(それはもちろん今の先生のご指導あってのことですが)自分なりの方針のようなものが見えてきて、その点でまた先生とぶつかるようになってきました。気付いたら、歌うのがただただ苦痛で、もちろん声も出なくなっているので、何とかしないとと思っています。