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利益の考え方について
ちょっと初心者的な質問ですが、 今年度、売上がそれほど伸びず、決算時には、赤字になることが 考えられそうな時に、ある人が、「仕入れをしなければ儲かる でしょう」といいました。そんな単純な問題でしょうか? 確かに、利益=売上-仕入原価ですが、仕入れをしなければ、 商売になりませんよね?結局、決算時に、在庫を一掃して、 数字をよくしても、赤字分は、来期に持ち越しということ でしょうか?問題の先送りでしょうか? こういった、「仕入れをしなければ儲かる」という人に、 どう説明すればよいでしょうか? よろしくお願いします。
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先ず・・ 収支と決算は異なります。 収支は 当期残高=前期残高+当期収入-当期支出 決算は 当期利益=当期収益-当期費用 です。 次に・・ 棚卸資産(材料、仕掛品、製品など)は 費用性資産(将来の費用)と言います。 一般に 費用配分といって 前期残高(棚卸資産の前期残高)と 当期仕入の合計は 当期残高(棚卸資産の当期残高)と 売上原価(当期の費用)に配分されます。 また 費用収益対応の原則といって 売上原価(当期の費用)は 売上(当期の収益)に対する金額となります。 更に・・ 仕入による仕訳は 仕入 /買掛金(将来の現金支出) 仕入 /現金 (現金支出) などです。 つまり・・ 売上(収益)を伸ばしても 売上に対する売上原価(費用)も増えますので 原価割れ(赤字)ならば損失が増えるだけです。 仕入価格が大きく変動していれば 棚卸資産の評価も変わるので 利益に影響を与えますが 仕入価格が安定していれば 利益に影響を与えることはありません。 資金繰りが厳しいならば 現金(収支の残高)を増やすために 仕入を控えたり在庫処分するのは有効です。 なお・・ 利益操作(粉飾、脱税)において 棚卸資産(在庫)の作為的な計上は常套手段です。 購買戦略(価格、数量)によって 収支や利益を考えるのは良いことですが それ以外(一時的な在庫調整など)で 収支や利益を考えるのは不健全な場合が多いので 充分な注意が必要になるでしょう。 では♪
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- xfunky4you
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つまり友達が言いたかったのは、 「不況等で売上げが伸びない・期待できないのであれば、 新たに製造するための材料の仕入れを一時ストップしてみたら どうか?」 ということではないでしょうか? 仮に在庫が残っているのであれば在庫のみ販売する形にすれば 新たに材料費を支出することもないですし 経営的には守りの姿勢ではありますが、 このご時世ならそれも仕方がないと言った感じですね。 単純に決算書の赤字を黒字にみせたいのであれば在庫を増やせば その分売上原価が減るので黒字に見えます。(粉飾ですが) 見えるだけでその分翌期に費用が多く計上されますけどね。 仕入れをしなければ儲かるという話は正直意味がわからないです(笑)
- QES
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その人は、棚卸資産が経費になると考えているのではありませんか。 そうなら材料等を多く仕入れても、仕入れた段階では経費ではなく、 それを商品として売ったときに、はじめて経費になることを説明する 必要があります。 もちろんトヨタのカンバン方式のように必要数だけを仕入れて在庫を 持たない運用により、不良在庫をなくし資金の効率運用を図ることを 言っておられるのかもしれませんが。
(仕入れをしなければ儲かる) 全く意味不明です。 仕入をしないという意味を確認されたらどうですか? それからあなたの考え方もおかしいです。在庫を一掃しても利益率はかわりません。資金繰りは改善されますが。 売上原価をよく勉強されて下さい。
補足
お返事ありがとうございます。 言葉を略してすみません。 仕入れをしなければ儲かるというのは、 別に儲かるわけではなく、儲かっている ように見えるという意味です。 つまり、製造業なので、仕入はすべて、 商品ではないのです。商品を仕入れない ではなく、材料を仕入れないということでしょうか。
お礼
お返事ありがとうございます。 詳しく教えて頂きまして助かりました。