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サブバッテリー容量と種類は?
- サブバッテリーの容量について調べていますが、異なる意見があり困っています。メインと同じ容量が必要なのか、それとも小さくしてもいいのかわかりません。
- また、バッテリーの種類についても悩んでいます。普通のバッテリーとディープサイクルバッテリーのどちらが良いのか教えてください。
- 車種はスズキジムニーで、サブバッテリーの容量は60B24か40B24を予定しています。充電方法はアイソレーターMAX10Aのシガーソケット方式で、使用する電気製品はバックアップフォグ30W、オーディオアンプ、ノートパソコン、ライトなどです。
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サブバッテリーとして使うにはできれば、サイクルサービス用(一定の残容量になるまで使い続けてから充電しても劣化が少ない)のものが好ましいのですが、過放電に気をつければ通常のバッテリーでも使用することは可能です。それからアイソレーターについてですが、こちらにはかなり問題がありますね。できれば、オルタネーターの出力電流と同じ程度の容量のものを使用し、配線もオルタネーターのB端子から直接配線することが望ましいのです。これは、バッテリーや負荷の状態によってはかなり大きな電流が流れる場合があり、シガーライターソケット程度の容量では接点容量や、シガーライターソケットのヒューズの容量を上回る可能性が大きいからです。 シガーライターソケットから接続するタイプと言うことは、アイソレーターとは呼べません。アイソレーターはその構造上必ず、オルタネーターのB端子とメイン・サブ両方のバッテリーの+端子に接続する必要があります。アイソレートとは均衡すると言う意味で、オルタネーターからの出力電流をメイン・サブそれぞれのバッテリーに分配する役割および、メインからサブへ(その逆も)の電流の流れを阻止し、サブバッテリーを使い続けてもメインバッテリーに影響が及ばないようにする装置です。したがって必ず両方のバッテリーへの充電経路を配線する必要があり、また、この部分の回路にはオルタネーターの出力電流がもろに流れますので、十分な電流容量を持つアイソレーターおよび、配線を行う必要があります。この部分に不備があると回路の焼損や容量不足で機能しないと言うことが起こりえます。 最後に、バッテリー容量についてはメインバッテリーより大きくても小さくても、サブバッテリーの使用目的にかなったものであれば問題ありません。実際、キャンピングカーなどでは、サブバッテリーの容量のほうがメインバッテリーの数倍あるものも珍しくはありません。 私は自動車電気装置整備士資格をもちキャンピングカーの電気系統の設計・施工を行った経験がありますがサブバッテリーとメインバッテリーの容量に関しては、某大手カー用品ショップの店員や某ホームページのように規定する理由が見当たりません。サブバッテリーに付いては搭載位置を十分に考え、ショートや転倒などの危険のない、火気から隔絶された場所に設置します。車室内に設置する場合は密閉型のバッテリーを用いさらに設置場所を区画し車室内とバッテリー間の空気の流通を遮断します。これは、万一バッテリーにトラブルが起きて有毒ガスが発生した場合に運転者や同乗者が中毒に陥ったり、可燃性のガスが万一漏れ出したとしても引火・爆発を阻止するためです。過去にこれらの処理の不備から、車室内でバッテリーが爆発(サブバッテリー近辺の配線の不備による火花による爆発)し後席に乗っていた同乗者が希硫酸による火傷をおった事例を見たことがあります。 設置や配線についてはくれぐれも注意を払い、確実な作業を行ってください。
お礼
大変参考になりました。この件に関して、ここまで詳しく教えてくださった方は初めてなので、助かりました。ありがとうございます。 思ったより難しそうですね。軽なので、室内が限られており、バッテリーを隔離するのは難しそうですが、なんとか安全には気をつけてチャレンジしてみます。とりあえずバッテリーはOPTIMAを、サブバッテリーチャージャーとしてこちらの商品→ http://www.mrn.jp/home.html を使おうかと思っています。 ありがとうございました。