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食料自給率について
日本の食料自給率が上がると、日本、及び世界にどのような影響を与え得るでしょうか? 突然の抽象的な質問ですみません。現在、このテーマに関する論文を作成中で、自分でもいくつか思いついたのですが… 一例でいいので、もし宜しければ皆様の仮説を教えていただきたいです。
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- megira
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「食料自給率が上がる」というのは、どの程度の数値を想定しての話でしょうか。 「国民が消費する全ての農産物を国内生産するには、国内農地面積の約3.5倍の農地(約1,700万ha)が必要」という現実を踏まえた上で、まず、そこから考えてみる必要があるのではないですか。 http://www.maff.go.jp/j/grv2433/pdf/07.pdf また、食料自給率という数字は、分子だけでなく分母も変数です。 国内生産量が同じでも、国民が豊かな食生活を送っていれば、分母が大きくなるので食料自給率は低くなり、国民に食料が行き渡らないような事態になれば、分母が小さくなるので食料自給率は高くなります。 「自給率」という数値を一人歩きさせることが、正しいことなのかどうかも考えてみてください。 http://www.mizuho-ir.co.jp/column/kankyo080826.html
- tooma37
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一概に食料自給率の向上と言っても色々なパターンが想定できるのでなんとも言えません。 政策的な誘導で無理やり自給率を上げる場合、輸入食料への関税の引き上げ、食糧生産者への補助金等が考えられます。前者の場合当然貿易摩擦を引き起こしますので輸出国である我が国の首を締める結果になるでしょう、食料価格の高騰も起こります。後者に関しては補助金は当然税金から支払われますので納税者に不公平感が募ります。あまりやりすぎると利権の温床にもなりかねません。 上記の方法以外で生産性を高めるとなると私企業が一次産業に参入しやすいように規制緩和をしたり技術革新をする方法もない事はないです。質問の前提が食料自給率が上がる事なのでこれを現実に成し遂げたとして考えると、まず個人農家などの激減が予測されます。企業の効率性や技術に個人が対抗するのは至難の業なので一部のニッチな部分でしか彼らは生き残れないでしょう。これに付随して一次産業従事者のサラリーマン化(被雇用者化)が進むでしょう。
お礼
こちらの観点は思いつかず、大変参考になりました。まだまだ自分の推測の範囲の狭さを実感しました。もっと調べなおしてみます。 ありがとうございました。
- rimurokku
- ベストアンサー率36% (2407/6660)
日本の食料自給率が上がると、日本の食料の将来が安定し、世界の貧困国の食料事情がかなり改善されます。 また、日本人の食生活も地域に見合った物になり、健康的にも良くなると思われます。 ただし、食料品の単価が割高に成って生活費に占める食費割合が多少多くなりそうですが、農業や漁業或いは畜産農家等食料生産者の仕事量が増え、働く場所も多くなりそうです。
お礼
私も貧困国の食糧事情まで辿り着いたのですが、その向こうまでのヒントまでいただき、大変参考になりました。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。添付していただきましたホームページは大変参考になりました。 ご指摘頂いたとおり、今一度、勉強しなおしてみる必要があると思います。ありがとうございました。