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戒律について

梵網経の 四十八軽戒の 第14の「放火損生戒」に、四月乃至九月とあります。この4月から9月に何か意味があるのでしょうか?

みんなの回答

  • gyo1234
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回答No.4

ちょっと早とちりと誤りがあったようです。 大乗仏典『梵網経』石田瑞麿著によれば、 「5月から8月までが雨期で、虫類などの発生・生育する期間であるから、その前後一ヶ月を含めたもの。」とあります。 また「雨期を含めてその前後一ヶ月ずつを加えたのは、生類を含めて、その間にはさまざまな山野の樹木も成長するから、それらの樹木に火を放って故意に焼くことを制したものである。」とあります。 智ぎ以下の天台系では「有主物」というのを「有生物」(そう書かれている梵網経の異本がある)と理解しており、生物を殺すことが良くないと読めますが、 法蔵・義寂・太賢などは「有主物」すなわち、所有者が存在する土地ではいついかなる時も放火してはならないと読むようです。  ちなみに『梵網経』は望月信亨、大野法道氏らの研究によって中国撰述とされています。

  • gyo1234
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回答No.3

↓天台大師智ぎ 漢字が出ませんでした。

  • gyo1234
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回答No.2

天台大師智の『菩薩戒儀疏』(梵網経の注釈書)によれば、 四月から九月は虫が多く発生する時期とのことです。 火をつけて、草を焼くことによって、 多くの生物の命が同時に失われることになるとあります。 したがって、罪が余計重くなるのでしょう。 梵網経はインドではなく中国撰述の可能性も疑われています。 これが、インドの気候を正しくあらわしているのかということまでは、 わかりません。でも、インドでは4月~9月は雨期にあたります。ちなみに北東インドの焼畑農業では、3月くらいに焼畑を行うようです。

  • kigurumi
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回答No.1

放火損生戒 ってなんのことかわかりませんが、、、 太陽神をモデルとした神話のそれぞれの主人公の復活祭が4月に行われるのと同じ理由じゃないかと。 4月 春分点、 9月 秋分点。 春分点がどうして復活物語と関係するのか。 春分点は昼(太陽の出ている時間)の時間と夜(太陽が出ていない時間)の長さが一緒。 その日以降どんどん昼間の時間が長くなる。 夏至が一番昼(太陽の出ている時間)が長い。 それ以降 短くなっている。 秋分点で、また昼と夜の長さが同じになり、そこからどんどん夜の方が長くなる。 12月22、23、24になると限りなく太陽の出ている時間が短くなり、太陽が死んだとなる。 25日になると冬至(一番太陽が出ている時間が短い)で、それ以降 太陽は上昇していく。 (あくまで地域によって違いがあり、南半球だと一番太陽の出が長いですが) だから北半球の太陽神の誕生は、どの人も12月25日って民話ではなっているのも、ちゃんと理由があるわけです。 従って質問のそれも、北半球のある地点では、そう天体では動いているのでそう観測され、そういう概念ができあがり、人々が移動してもて観測内容が変っても、元はそういう天体のことからきていると知らず、そこから出来た概念だけは継承していくのだと思えます。

flykoju
質問者

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。天体の動きとか気象に関係があるということですね。気づきませんでした。参考にさせていただきます。

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