許容応力の設定方法
駆動シャフトの軸径計算方法
1.軸に加わる力を把握してBMD・SFDを描く。
2.軸の段がついている部分全ての曲げモーメントを求める。
3.駆動源からのねじりモーメントを求める。
4.軸の段がついている各部分の相当曲げモーメントを求める。
5.軸の段がついている各部分の相当ねじりモーメントを求める。
6.軸の段がついている各部分の曲げ許容応力を計算する。
(1)キー溝の影響(キーがあれば)
(2)切欠係数
(3)回転曲げ疲れ限度(両振り)
(4)材料の疲れ限度に対する安全係数
(5)使用応力に対する安全係数
(6)寸法効果
(7)表面状態
上記より許容曲げ応力を計算
7.軸の段がついている各部分のねじり許容応力を計算する。
(1)キー溝の影響(キーがあれば)
(2)切欠係数
(3)ねじり疲れ限度(片振り)
(4)材料の疲れ限度に対する安全係数
(5)使用応力に対する安全係数
(6)寸法効果
(7)表面状態
上記より許容ねじり応力を計算
8.安全係数
(1)回転曲げ疲れ限度(両振り) / 許容曲げ応力 で安全係数をもとめる。
(2)ねじり疲れ限度(片振り) / 許容ねじり応力 で安全係数をもとめる。
いずれも安全係数を「3」より小さい値を取れる事を確認する。
9.各部許容応力から、各部の軸径を計算し、設定して軸径が上回って
いる事を確認する。
上記のように計算しています。このフローで「許容応力」を計算で求めていますが
この手法は妥当でしょうか。
(会社では許容応力・安全係数(安全率)が決まっていないため、自分で考える
必要があります。)
皆さんはどんな方法で軸径を計算されているか手法の御紹介を頂ければ
幸いです。
宜しくお願い申し上げます。
失礼いたします。