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直流電動機とインバーター
直流電動機とインバーターモーターで、電気使用量のみ比較した場合、違いは出るのですか?どちらが徳ですか。教えてください
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純粋にモーターだけを比較すると、直流モーターの方が力率を考えなくても良い分、電力消費量的にはお得です。ただ、いろいろ条件を考えていくと、一概にそうとは言い切れなくなってくるのですが。まずメンテナンスのことを考えると、交流モーターの方が有利です。なぜなら、直流モーターは交流モーターより構造的に複雑で、機械的に消耗する部分が多いためです。直流電化の鉄道がわざわざインバータを積んで、交流モーターで走るような車両を導入しているのも、モーターの構造が簡単にできる(整備が楽)からです。 そもそも家庭では、コンセントに来ている電気は交流ですから、これを直流に変換(整流)しないと直流モーターは使えません。また、整流の際に損失が発生します。 電力会社から家庭用に直流が供給されるようになれば、直流モーターを使うというのは大いにありだと思いますが、現状は交流しか供給されていないので、わざわざ直流にしてまで使うほどのメリットはありません。直流供給は一応検討されているらしいですけど、果たして実現するのやら? 直流供給した場合に注意が必要なのは、交流と同じ電圧で供給すると感電時の危険度が増す、ということがあります。交流100Vだと、運が悪くない限り「うわっ!きたきた!」で済みますが、直流100Vの感電はそんな程度で済めばラッキーです。もし直流の200Vだと、感電慣れしているプロの電気屋でもかなり死ぬと思います。なので、48Vくらいに抑えての供給になるでしょうね。
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- Denkigishi
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それぞれの主な損失を列記してみます。 1.直流電動機 (1)サイリスタレオナード制御盤(順変換部および制御回路) (2)直流励磁 2.誘導電動機 (3)VVVFインバータ(順変換部+逆変換部+制御回路) (4)誘導電動機の滑り(同期速度と実際の速度との差) 単純比較をすると、(1)よりも(3)の方が逆変換部があるため大としても、(2)と(4)の大小は、最近は誘導電動機の効率がかなり高くなってきたので、実際の機種で比較しないと何ともいえない。いずれにしても両者の総合効率は大差はないと考えます。