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直流モーターをインバーターに更新しました
- 押出機用直流モーターをインバーターに更新しました。定格電流値に対して余力が不足しており、電子サーマルが作動しそうです。
- 入力側に取り付けている電力量計は、電圧440V、電流212A、電力156KWです。
- 電流を下げる方法や力率改善によって、余裕を確保することができるのか教えてください。
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モータ出力[W]は次の式で計算できます。 P[W]=ω×T ω[rad/s]:角速度[rad/s] 上記の式を変形しますと次の式が得られます。 T[N・m]=60×P[W]÷(2×π×N[r/min]) このことからモータ定格回転速度N[r/min]が判りますと、モータの 定格トルク[N・m]を計算することができます。 直流モータと回転速度が同じ交流モータを選定したとのことですが 直流モータと交流モータでは定格回転速度は異なるのが一般的です。 この違いから運転周波数が45Hzに現れていると思います。 定格周波数50Hzにて運転すると回転速度が高くなるので45Hzで運転 して回転速度を同じにしていると想像されます。 同じ出力のモータでも定格回転速度が異なりますと定格トルクが 変わります。この結果から交流モータの出力トルクが小くなり、 同じ負荷でも過負荷状態に近くなると考えられます。 この状態の図解を貼り付けましたので参考にして下さい。 また、直流モータの定格回転速度と交流モータの定格回転速度と 極数を補足をお願いします。
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- fujiyama32
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1)250kWの専用モータの定格電流は幾らでしょうか? 460~470A程度ではないかと思います。 2)ベクトルインバータの容量(kW)は幾らなのでしょうか? 標準系列ですと280kWのインバータを適用していると思います。 この容量ですとインバータの定格電流が500Aを越えるでしょう。 上の条件を考えますと現在の運転電流が400A位でトリップしそうで あれば、電子サーマルの設定値が小さいのではないでしょうか? モータの定格電流を調べて、この値まで電子サーマルの設定値を 再設定したら良いと思います。 実際にはインバータメーカの技術者に相談してインバータ機能の 設定値の見直しをすることをお勧めします。
- lumiheart
- ベストアンサー率47% (1141/2405)
確認事項 1、どこで測定した電流値でしょう? (A)インバータ内臓操作パネルの表示値 (B)インバータ2次側でCTを介した可動鉄片形交流電流計 (C)インバータ2次側でRMSクランプメータ (D)インバータ1次側でCTを介した可動鉄片形交流電流計 (E)インバータ1次側でRMSクランプメータ 因みに上記は正確さの順に並んでいます つまり、インバータ内臓パネル表示が一番正確 でも、逆順に考えてる人も多い インバータのマニュアルを熟読しましょう 2、インバータに高調波対策リアクトルや ノイズ防止用ゼロ相リアクトルは付いていますか? この辺りをケチるとロクなことには成らない 3、怖くて出来ないのかも知れませんが 45Hz以上に上げたら電流は増えますか?(もちろんインバータ付属パネルの) 46Hz、47、48、、、と少しづつ電流値を見ながら上げれませんか? 憶測ですが電流値は増えない可能性も少なからず (すいません250kWインバータを間近に見た経験がありません) もしくは、45Hzから下げたら電流値は極端に減りますか? それほど減らない可能性も少なからず つまり、正常にベクトル制御してるだけの可能性
補足
回答ありがとうございます。 確認事項を以下記述します。 ・測定した電流値(400A) インバーター内臓操作パネル(出力側) ・メーカー指定のACリアクトル ラインノイズフィルターを取付けています。 すいません。十分余裕のあった直流モーターの電流値は定格の80→70% 同じ負荷で電流値が直流時70% 今回更新インバーターは100% これ以上重い負荷を流すと電子サーマルがトリップして停止してしまう(直流時は問題なく操業できていた) 状況です。メーカー側は設定は問題なし、負荷や運転条件が変わったに違いないとの一点張りですが 変わってはいません。(品質データーを確認済み) これでは同じ条件出力でインバーターに更新したのに、能力不足になったとされてしまい、頭をかかえています。
- fujiyama32
- ベストアンサー率43% (2298/5278)
<1>幾つかの不明な項目を補足して下さい。 1)旧)直流モータの定格回転速度は幾らでしょうか? 2)センサーレスベクトルインバーターに使用してきるモータは ベクトル専用モーターでしょうか? 或いは、標準モーターでしょうか? 3)センサーレスベクトルインバーターの容量と適用するモータ 出力を選定する際にメーカに相談しましたか? <2>運転電流を下げる方法について a)運転前にインバータに種々の機能を設定する必要がありますが、 説明されている状況から機能の一部が正しく設定されていない ような気がします。 メーカの技術員に来てもらって状況を調査し、正しい設定にして もらうと良いでしょう。 b)ベクトルインバータですので、常にトルク電流と励磁電流を監 視しながら最適条件で運転しています。 この為にはインバータの諸機能が正しく設定しておく必要があり ます。 <3>皮相電力について モータの運転電流での皮相電流の話しとしますと、b)の内容の通り です。 電源側の皮相電力の場合としますと、標準付属の直流リアクトルを 接続することにより高調波成分が相当抑制されます。 インバータの場合、高調波成分が抑制されることにより皮相電力分 が少なくなり、結果的に総合力率が良くなると考えます。 また、標準の直流リアクトルよりリアクタンス分の大きいものに しますと皮相電力は小さくなりますが、直流回路部の電圧降下が 高くなり、モータへ加わる電圧が低下します。 このため、モータの効率等が下がる。および所定の出力が得られ ないことになります。 電圧降下分が余り下がらず、高調波成分の抑制効果も高い最適な 容量のリアクトルが、標準付属の直流リアクトルと言うことにな ります。
補足
ご回答ありがとうございます。 確認事項を以下記述します。 ・直流モーターの定格回転速度は更新ACモーターと同じ ・ACモーター 専用モーター(メーカー指定) すいません。十分余裕のあった直流モーターの電流値は定格の80→70%
- ninoue
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ACモーター、インバータ共ほぼ計画通りに動作しているようです。 その場合、力率改善や電流を低下させる事は不可能だと思われます。 モーターへの入力電圧はモーター速度に対応して磁束密度v/f一定の関係で制御され、入力電流は負荷トルクに応じて変化します。 モーターの入力電流、従って出力トルクは定格電流で制限され、出力KW値はトルク*速度に比例して変化します。 これらの関係はある出力波形出力電圧のインバータに対しては、モーターの必要出力トルク/出力KW値に応じて出力電流が自動的に変化するだけで変える事は出来ません。 以下、モーターは AC440V, 250kw, 60Hz定格だと仮定して略算してみました。 45Hzの場合の最大出力は、250kw*45/60=187.5KW に低下します。 実際のモーター負荷は定格に対して80%程度との事ですので、 45Hzで150kwとなるのではと思われます。 従ってAC440のインバータ入力156kwは概略モーター出力150kwに対応しており、正常に動作していると考えられます。 440V 250kw定格モーターの入力定格電流値は概略次の通りではないでしょうか。 OUTPUT_KW = √3*V*A*PowerFactor*Efficiency 定格電流: A=OUTPUT_KW/(√3*V*PowerFactor*Efficiency) =250*1000/1.73205/440/0.85/0.95=406A 45Hz負荷時のモーター入力電流が400A程度との事ですが、機械出力負荷から考えるとあと少し小さくても良いのではと思われます。 しかし通常のAC入力ではなくインバータの出力は電圧波形歪がある事などを考えると想定の範囲内と言えるでしょう。
補足
皆さまご回答ありがとうございます。 すいません。十分余裕のあった直流モーターの電流値は定格の80→70% 同じ負荷で電流値が直流時70% 今回更新インバーターは100% これ以上重い負荷を流すと電子サーマルがトリップして停止してしまう(直流時は問題なく操業できていた) 状況です。メーカー側は設定は問題なし、負荷や運転条件が変わったに違いないとの一点張りですが 変わってはいません。(品質データーを確認済み) これでは同じ条件出力でインバーターに更新したのに、能力不足になったとされてしまい、頭をかかえています。
補足
ご回答ありがとうございます。 直流モーター1150rpmに対し交流モーターも同じ1150rpm(6極) を採用しています。定格周波数は60HZ 45HZで運転しているのは 生産数量の関係で落としています。