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楽天の有価証券評価損と赤字転落
今日の楽天の発表を見ていて感じたのですが、どうして保有している有価証券の評価損を損益計算書の特別損失に計上できるのでしょうか。B/Sの資産部分が減少するのなら理解できるのですが、どうしてP/Lに計上されるのかわかりません。保有資産に含み損があると、法人税を払わなくてよいということになるのでしょうか。
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>B/Sの資産部分が減少するのなら理解できるのですが、どうしてP/Lに計上されるのかわかりません。 複式簿記の原理です。会計上、B/Sの値だけを単独で減額することはできません。資産価値の低下を表示するには相手科目として評価損を計上することが必要です。資産価値が低下することは純資産が減ることですから損であるのは当然です。 >保有資産に含み損があると、法人税を払わなくてよいということになるのでしょうか。 税務上、売買目的有価証券は時価で評価するので、評価損については税務上の損金になり、また値上がりすれば評価益が益金になって課税の対象になります。その他の有価証券については評価益も評価損も益金不算入・損金不算入であり、計上がなかったこととされます(実際にその有価証券を処分したときに損益を認識する)。 http://blogs.yahoo.co.jp/design07pj/9217077.html 決算書を読むには、まずは簿記会計の基本から学んだほうがよろしいかと。 なお、会計と税務は完全にリンクしているわけではありませんので誤解のないように。
- ok2007
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売買目的有価証券以外の有価証券は、一定の場合に減損を認識しなければなりません。そして、その場合の表示は原則として特別損失区分に「有価証券評価損」などの科目を用います。楽天のケースもこれによるものと思われます。 なお、税務上も、要件は会計上のものとは若干異なるものの、有価証券の減損処理による損金算入が認められています。