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実効原子番号について

実効原子番号とは、どういうものですか?ネットで調べても、具体的に分かりやすく載っている文献を見つけられませんでした。

みんなの回答

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.1

こんにちは。 http://en.wikipedia.org/wiki/Effective_atomic_number 上記によると、「実効原子番号」という概念は2つあります。 ・原子そのものについて(For an atom)の実効原子番号 ・化合物や混合物について(For a compound or mixture)の実効原子番号 実用面では、後者の概念が多く使われていると思います。 X線が照射された時、X線は原子核とではなく電子と相互作用をします。 つまり、電子の密度の高い低いで、レントゲン写真における白黒ができるわけですよね。 電子の密度の高い・低いというのは、原子番号が大きいか小さいかに関連します。 なぜならば、原子番号が大きいほど1原子当たりの電子数が多いからです。 化合物や混合物のX線に対する振る舞い(X線との相互作用の大小)を考えるとき、 ある原子番号の原子(1種類の元素だけ)だけで構成されている物質を仮定して、 化合物や混合物が平均的に、原子番号が何番の物質に相当するか、 という概念は作ることができるわけです。 たとえるならば、 100個のみかんの合計質量と、合計100個の果物詰め合わせの合計重量とが同じであるとき、 果物詰め合わせをみかんと見なすということです。 上記リンクによれば、水の実効原子番号は7.42となっています。 下記とも一致しています。 http://www5.atpages.jp/~rad/index.php?%BC%C2%B8%FA%B8%B6%BB%D2%C8%D6%B9%E6 単純な平均ですと、H2O で、Hが3分の2、Oが3分の1なので、 1×2/3 + 8×1/3 = 3.33 となりますが、 X線に対する振る舞いとしては大きい原子番号の原子のウエイトがもっと高くなるということです。 (1^2.94×(1×2)/(1×2+8×1) + 8^2.94×(8×1)/(1×2+8×1))^(1/2.94) = 7.42 理論式なのか経験式なのかわかりませんが、たぶん、経験式だと思います。 以上、ご参考になりましたら幸いです。

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質問者

お礼

分かりやすい回答ありがとうございます。これでまた先に進むことが出来そうです。