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なぜ今は多くの外貨に対して円高なのでしょうか?

全くの素人質問ですが、宜しくお願いします。 昨年、アメリカのリーマンブラザーズの破綻からアメリカの景気が悪化したのは分かります。 景気が悪化したことで米ドルの価値が下がり、 対米ドルに対して円高が進んだのかなと思います。 (景気が悪くなるとその国の通貨の価値が下がるようなイメージです。 もし宜しければこの点から説明していただけると幸いです) ここまではいいのですが、なぜ今、円は対ユーロ、対NZドルなど、 他の外貨に対しても円高が急激に進むのでしょうか。 景気の悪さと通貨価値が上記のような関係にあるとすれば、 アメリカの影響を強く受けやすそうな日本円も大きく下がり、 逆にユーロやNZドルは円に対して上がってもいいのではないでしょうか。 (もちろん欧州やNZも不景気のあおりがあるのでしょうが、 アメリカと強い関係のある日本ほどではないように思えます) また、ユーロと米ドルの両方が円に対して下がっているということは、 ユーロ 対 米ドルで見ると、ここ最近で急落or急騰したような 変化はないということでしょうか。 金融は全くの素人ですので、なぜ今、円がどの外貨に対しても 急騰しているのか全く分かりません。 どうぞ宜しくお願いします。

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  • ryuken_dec
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回答No.4

まず、今回の危機は2008年10月ではなく、2007年夏から続いている一連の流れです。 今回はアメリカが持っていた爆弾が暴発したようなものです。 ところが、アメリカは戦車の如く装甲が厚かった(体力があった)ので爆発地点近くだったのに以外と被害を受けませんでした。 一方、ヨーロッパなどはアメリカより爆発地点より遠かったのですが、装甲が弱かったので被害はアメリカより弱くなりました。(イギリスは金融に傾倒していたので金融危機に極端に弱い。ユーロは各国間の格差などもあり、元々ユーロ圏の維持さえ難しい) 新興国に至ってはアジア危機があったように、ちょっとの爆風で吹っ飛びます。 ですから、基本的にはアメリカが一番怪我が少なく生き残っています。 さて、日本円ですが、日本もアメリカに比べると体力は弱いので大きく被害を受けています。 ところが、日本円については2007年夏まで過剰に円安になっていました。ヨーロッパ、オーストラリア人、韓国人、中国人などが円安で「日本はモノが安い」と言ってやって来るほどに過剰に円安過ぎでした。ですから今回の金融危機がなくても近いうちに過剰に過小評価されていた円が見直されて円高になることは想定されていました。(それがいつかを判断するのは困難) そこで、今回の金融危機がその過小評価是正のきっかけになったというだけです。 >ユーロ 対 米ドルで見ると、ここ最近で急落or急騰したような >変化はないということでしょうか。 ものすごいドル高です。

gandhi-
質問者

お礼

回答有難うございます。 >今回はアメリカが持っていた爆弾が暴発したようなものです。 金融素人の私としてはそんなのがあったとは全く知りませんでした。 >(イギリスは金融に傾倒していたので金融危機に極端に弱い) これはどういうことなのでしょうか?すみませんが無知の私には具体的にどういう意味かわかりませんでした。 宜しければ補足いただけないでしょうか。 >そこで、今回の金融危機がその過小評価是正のきっかけになったというだけです。 他の方の回答にもあったように、日本円は本来高いはずだったんですね。 >ものすごいドル高です。 ユーロ圏が打撃を受けてるとのことで、ドルに対して下がるのはなんとなく分かるのですが、 日本円から見るとドルもユーロも同じように下がってますよね。 しかしユーロから見るとドル高になっているとは…。 見る立場が変わると変動の仕方も変わってしまうのがなんとも不思議です。

その他の回答 (3)

  • jpstyle
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回答No.3

アメリカが悪化したので米ドル安、と言う前提を先に取り除いてください。今回の全世界の景気低迷では、ドル高になってます。 ドルは円に対してのみ下げてるんです。 通貨は2国間の関係で決まるので、たとえば、資本力のあるアメリカと資本力のないニュージーランドでは、圧倒的にニュージーランドのほうが下げが大きくなるのです。 そういう意味では、こういった不況ではドルと日本円はとても強いのです。 通貨が上がる要因はおもに通貨の需要と投機にあります。 日本は輸出が中心(しかもその総額は大きい)なので、外国から得た利益を円に換算するために基本的に円高に進む傾向があります。 週足や月足で見ると分かりますが、それぞれの山の頂点が一直線上(白線)に並ぶので、需要としてはその傾向が見てとれるはずです。 (ライン上の値は円買い投機が最少とみて、ラインより下(黄色線)くらいが平均値) むしろ、円はもうすこし円高になってもおかしくないくらいでした。 なぜ、やや円安寄りに推移していたかと言うと、円の利息が安いことから日本円で借りて外国通貨で運用するような証券が出始めたり、日本の個人投資家や主婦のFXなどが円安をすすめた要因になってました。 しかし、今回のような大崩壊が来ると、株や証券などを早く手じまいしないといけなくなります。つまり、これまでの外貨の流れの逆がいっぺんに起こるわけです。それと同時に投機としてこの方向に乗った円買いも出るわけです。こうしてできるのが円高です。いままで、日本円は売られて外貨が買われるのが多かったんですね。 (添付の画像のグラフを見てみてください。) でも、この円の高さは、本来の円の需要から考えれば相当であるとも取れます。本来高いはずなんですよ。 NZDやAUDなどは、経済力もない国が高い利息だけでお金を集めてたようなものです。資源は出ますから、サブプライム等による金余りが作り出した資源投資でさらに通貨価値を拡大してましたが、それの巻き返しが今回起こるので、やっぱりこの通貨は下落で当たり前なのです。 ユーロに関してですが、ユーロ圏はアメリカとの金融取引は多いので、今回の件で大量に不良債権の山ができるだろうと言われています。 日本でも10年かかったわけですから、かなり不安たっぷり。 それでユーロも売りなわけです。ユーロの月足データも見てください。 ここ数年、EU圏が堅調に推移していただけで、ちょっと上がりすぎという感じもあります。インフレ対策として高い金利があったので、これも巻き返しの対象になります。 最後にもう一度申し上げますが、 通貨変動の要因はおもに通貨の需要と投機にあります。 お金がどう流れたかを意識して、チャートと向き合ってみてください。

gandhi-
質問者

お礼

回答有難うございます。私には難しいところもありますが、なんとか理解しようと頑張ってみます。 >通貨が上がる要因はおもに通貨の需要と投機にあります。 円を買う人が多ければ需要高ですので、円高に動くわけですね。 まるで普通の商品と同じことなんですね。買いたい人が多ければ値段が高くなるというのは。 商品価値ではなくお金の価値がそのように決まるのはなんとも不思議です。 >NZDやAUDなどは、経済力もない国が高い利息だけでお金を集めてたようなものです。 なるほど…。分かるような気がします。 ユーロ圏は日本以上に大変なんですね…。

回答No.2

一般に不景気になると中央銀行が政策金利を下げます。日本以外の各国は、金利を下げ続けていますが、日本だけはもともと金利が低かったので下げる余地がほとんどありませんでした。ですので日本とほとんど国の金利差が縮小しています。これが円だけが高い原因の一つです。 詳しくは、「内外金利差の縮小」「金利裁定」などのキーワードで検索してみてください。 他の国に比べて、金融機関が証券化商品にあまり手を出していなかったためサブプライム問題の影響が少ない、個人の株式などのリスク資産保有率が低いため株価暴落の影響が低い、などの理由で日本は比較的強い、と思われている、ということもあるかもしれません。

  • bakuto11
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回答No.1

私も専門ではないので簡単に説明をします。(ほぼ受け売りですが) アメリカ発のリーマンショックは全世界を巻き込んだのですが、その中で金融機関の痛手の少なかった国が有りました。 それが日本です。 日本は約15年前のバブル崩壊を経験していたので、あまり手を出しておらず、金融的にはそこまで壊滅的なダメージを負わなかった様です。 経済的(物流的)にはどこの国も変わらないぐらい(輸出をメインにしている国は特に)ダメージを受けました。 なので、日本が特別景気が良いわけでもリーマンの影響が少なかったわけでもないのです。 日本も本当に景気が悪いけれども、諸外国はさらに景気が悪くなったのです。 たとえは悪いですが、超ブス集団の中にちょいブスが居るとかわいく見えるような物です。

gandhi-
質問者

お礼

回答有難うございます。 日本は金融的にダメージが少なかったというのは意外でした。 まぁ私は無知のため金融的ダメージがどういうものかよく分からないのですが…。 毎日のように不景気のニュースを見る日本の方がまだましだというのは意外でした。

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