家賃の6か月分というのが相場です。
周辺に相応額の代替物件がみつからないケースでは
物件斡旋も条件にいれて差額が出る場合は6ヶ月分に
上乗せしてもいいでしょう。
借家権というものがあります。簡単に立ち退きに同意
しないように。
借家人の立場は強いです。
仮に家賃が9万円/月としても6ヶ月分では54万円です。
私なら、出ていかずに800万なら買ってもいいといいます。
まず、地元の不動産屋に査定額を訊くことです。
同時に、この土地を買うのにフルローンでいくら融資して
くれるか銀行に査定してもらいます。
そのうえで、「出て行きたくない。銀行に訊いたら800万
しか貸さないというから800万で売ってくれ」と言うのです。
実際は、更地で1200万程度の土地でしょう。撤去に200万かかります。
仲介料100万含めて1500万と言っているかもしれません。
もし相手が乗ってきたなら800万で買って200万で撤去、100万諸経費で100万稼いだほうが得というもの。
相手はお金に困っているので早く現金化したいのです。
あるいは、親の相続遺産を東京に住んでいる子供が相続し
賃貸管理が面倒なので処分したいのでしょう。地方都市は地価
下落が鮮明ですから、売って1000万でも金に換えたいのだと
思いますよ。
いずれにしろ下手ですよね。こういうのはまず「買いませんか」
で行く。どうせ1500万なんかで売れっこないですから。
私なら、不動産屋に銀行融資ひっぱらせて値段決めて店子に
話もちかけますけどね。値切らせてでも店子に売るのが得策。
なにしろ古屋で店子付なら8%~10%で逆算した価格でしか
売れません。
とにかく積極的に
代案を出すことです。
立退き料を法外にふっかけるのは、いやらしいから、買取料を値切る。
そもそも立ち退き料など「こちらから請求したらアホ」ですよ。
いくらなら出て行くか・・・ではなく原則出て行かない。
その理由を縷々説明してやるんですね。
「私は、この家が気に入っている」
「だったら譲る。買い取れ。」
「800万なら買う」
「それは安すぎる」
というあたりで、持久戦に持ち込んでください。
そのうち
「いくら出せば出てくれる。」と訊いてきます。
「失礼なことをいうな。金額はそちらから提示するのが筋だ。」
と押し返します。
800万に値切られた勢いのあとなら、100万円出すから
折れてくれくらい言ってきます。
妥当か妥当であるかなんて考えたらだめ。こんなのなかなか
ないチャンスなんだから。おもいきりふんだくっていいですよ。
ただ、自分から金額は言わない。
あくまで安くなら買う・・そういう路線でお願いします。
代わりに交渉してあげたいくらいです。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 とても丁寧に答えていただき、本当に参考なりました。 いただいたアドバイスはしっかりと頭に入れておきたいと思います! ありがとうござました。