- ベストアンサー
100年に一度の不況と言う表現はおかしい?
よくメディアが使う言葉です。 これを聞くとまるで予知できない自然災害の様な印象を受けます。 しかしこれはアメリカのインチキ資本主義を是認してきたブッシュ政権 の大いなる失策によるものではないのでしょうか? アフガンやイラクでの正義のない浪費によってその損失を補てんできなかった事が原因ではないのでしょうか?
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「バブルの歴史 」という本があります。 興味があるようでしたら、一読をオススメします。 参考:「バブルの歴史 」の主な内容 http://ec.nikkeibp.co.jp/item/contents/mokuji/m_P00190.html 過去に起きた主要なバブル 1637年 オランダのチューリップ投機発生 1720年 英国の南海バブル発生 1929年 米国株価暴落暗黒の木曜日 1987年 ブラックマンデー 1990年 日本の土地バブル経済崩壊 2001年 米国IT株バブル崩壊 2008年 米国サブプライムローン崩壊 なぜ人が同じ過ちを繰り返すかというと、No.3の方の回答にあるように、バブル崩壊を経験した人が経済の第一線から退くことで、その経験を忘却してしまうのが主要な原因と思われます。 逆に言えば、バブル崩壊を体験した人が、後継者にきちんとその教訓を教えれば、そのリスクはかなり低減されます。 日本がバブル景気に湧いた1990年代、静岡銀行は周囲の熱狂を他所に、無謀な融資をいっさい控えていました。 その理由は、世界大恐慌を体験した頭取が堅実経営を貫き、その経営姿勢がバブルの時代の頭取にも引き継がれたからだそうです。 日本のバブル崩壊後、静岡銀行の格付けは、多くのメガバンクよりも上の格付けとなりました。 >でもついこの間日本が同じ様な失敗したのに情報時代の今日、 >アメリカはこれを学ぼうとしなかったのでしょうか? 日本人も1990年の土地バブルを経験するまで、金儲けにあくせくする人が大勢いました。 この手の学習は、自分で痛みを体験するまで、学ぶことはないのでしょう。 なお、アメリカNo.1の投資銀行であったゴールドマン・サックスは、サブプライムローンの危険性に早い段階で気づき、崩壊する前に売り抜けたことで勝ち組となりました。 アメリカ経済全体が沈むことで、ゴールドマン・サックスも以前のようにはいかなくなりましたが、賢い人はどこにでもいるようです。
その他の回答 (6)
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
>ベトナム戦争に学ばなかったブッシュ政権がアフガン、イラクで >同じ失敗を繰り返しているのと同じですね。 これについては、質問者の方と私は意見が違います。 ベトナム戦争の敗戦に学んだからこそ、アメリカは兵を引くに引けないのです。 ベトナム戦争に負け、アメリカが撤退したインドシナ半島で何が起こったか。 隣国カンボジアでの、ポル・ポト政権による大虐殺です。 およそ三百万人の人が、死にました。 歴史のifになりますが、もしアメリカがベトナムから撤退しなければ、ポル・ポトによる共産革命は起こらず、あれだけの人が死ぬこともなかったでしょう。 イラク戦争は余計な戦争だったと私も思いますが、アフガン侵攻は9.11テロを食らった以上、必然に近いと思っています。 そして、9.11テロを起こしたアルカイダが、なぜアフガニスタンに巣食ったのか。 冷戦終結後、内戦で荒廃したアフガニスタンを世界が見捨てたからです。 今のアフガニスタンでの状況は、正直望ましいものではありません。 しかし、だからといって各国が兵を引けばどうなるか。 歴史はまた繰り返し、アフガニスタンは内戦とテロが横行する一方、その惨禍はまた全世界へと広がっていくことでしょう。
お礼
有難うございました。 今回の質問から少しズレますが、ベトナムからアメリカが敗退したから 結果としてポルポト政権の大虐殺を許したと言う意見には賛成しかねま す。トンキン湾事件でアメリカがベトナムに軍事介入したと言う事から ベトナム戦争が勃発し、結果としてインドシナ半島に不幸をもたらした と私は思っているのですが、これは鶏が先か卵が先かと言う事でしょうか? 9.11事件に関しても現在アメリカ不信を思わせる陰謀論が説得力を もって流布されています。 私はこの件に関してもアメリカ国内のテロ摘発と防止対策を徹底させる 事が先決ではなかったのかと思っています。 しかしビル崩壊と同時にアフガン(にいるアルカイダ)への軍事介入を 決めたのは性急と言うより何か違う意図を感じます。
- jamiru
- ベストアンサー率5% (170/3044)
おかしくないですよ。 責任回避する為の詭弁ですから。 そうやって沈静化しようとしてるだけです。 でも、矛先がメディアに向けられそうなので必至に自分たちの擁護者を探しているみたいですね。
お礼
なるほど醒めた意見ですね。 でも当たっている様にも思えます。 有難うございました。
- pullmandsg
- ベストアンサー率38% (316/817)
>なんだかあまりにも無策と言う感じがするのですが。 まあ、「細かな」と書きましたが、経済学の進歩で対応策は判明していて、破滅的な状況は免れています。大恐慌時と同じ金融政策を行っていたら、アメリカでは失業率30%とかとんでもない事態になっていたでしょう。 ただ、技術革新により、強度が増した機械により大きな負荷をかけるのと同様、対応策がある、既に対策がなされているということで、より大胆で複雑な取引手法が用いられたり、許されちゃったりしているんですよね。 あとは情報時代といっても、各個人の情報処理能力は旧石器時代と同じ、情報におぼれている我々を優秀になったと錯覚させて投機に駆り立てているのが現在社会の金融業界の現状と言えるかもしれません。 リスクヘッジについては、リスクヘッジにかける費用と便益を見比べる必要があります。アメリカとの関係を絶てばアメリカの影響を全く受けず、完全な防衛が出来ますが、貿易による利益も享受できないので、あまり有効な作戦とはいえません。 まあ、そんなに日本企業は弱体化しているわけではなく(大企業は溜め込んだ内部留保で当分は問題ないはずですし)、従業員解雇の正当化やあわよくば法人税減税という方向に政策を持っていこうという政治的駆け引きのために大げさにいっているところが大きいと思いますが。 あくまでも私見なので、正確なところは勉強されると面白いと思います。
お礼
有難うございまいた。 日本の大企業は十分な内部留保を持っているらしいですね。 アメリカ人の不幸は戦争好きな放蕩息子とその仲間達に政権担当を 任せたと言う事でしょうね。 最もその傾向はレーガン政権の頃から出始めていましたけど。 無益で正義のないイラクへの軍事介入に対して多くの識者がベトナム 戦争の様に泥沼化すると警告したと言う話を聞いた事がありましたが、 その戦費にあたるお金が留保されていればアメリカ国民に負担を求める 事をしないで乗り切れたのではないかと思うと残念ですね。
- pullmandsg
- ベストアンサー率38% (316/817)
忘却によって一定の周期で愚かな政策が繰り返されると言う人間の性(さが)を考慮に入れた100年に1度という表現と解釈すればすっきりするのでは? ただ、過去300~400年間に3~4回同様の不況があったというならともかく、80年前の大恐慌と同じような不況(経済に好況と不況がはっきり現れるようになったのは19世紀後半で、それ以前に似たような不況はなかった)という意味でこの表現を用いているわけですから、なんだか変な感じがするというのは同意です。 私自身は、実際には19世紀頃とやっている事は大差ないのに(細かい革新はありますが)、金融工学やグローバル化で経済システムが万能になっていると誤解して経済が投機に走ったのが今回の不況の大雑把な原因、また、100年に1度はおおげさで20~30年に一度は同じような事をやらかしていると認識しています。
お礼
納得いきました。 歴史は繰り返すと言う事ですか。 でもついこの間日本が同じ様な失敗したのに情報時代の今日、アメリカ はこれを学ぼうとしなかったのでしょうか? それにしても日本の大企業はアメリカこけたら致命的となっていますが リスクヘッジの対策は取らなかったのでしょうか? なんだかあまりにも無策と言う感じがするのですが。
- tooma37
- ベストアンサー率25% (96/374)
このレベルの危機は遡れば第二次大戦の引き金にもなった大恐慌以来ですからまぁそこまで不適切だという印象はないですね。鬼の首をとったように騒ぎまわるのもどうかと思いますが。 >アメリカのインチキ資本主義を是認してきたブッシュ政権の大いなる失策によるものではないのでしょうか? 何をもってインチキ資本主義と呼んでいるのかわかりかねるのでお答えできませんが別にブッシュ氏でなくともこの種の金融危機は起こっていたと思いますよ。彼が大統領になる前から金融業はアメリカで不動の地位を築いてましたし。 >アフガンやイラクでの正義のない浪費によってその損失を補てんできなかった事が原因ではないのでしょうか? 財政赤字は米国にとって大きな問題ですが、今回の金融危機の直接的な原因ではありません。
お礼
有難うございます。 私はサブプライムローンはどう見てもインチキ商売だと思うのですが、 これは意見の相違でしょうか。 アフガン、イラクの出費はむしろ浪費に近い損失だと思っています。 (詳しいデータは出ませんが)人的にも戦費においてもです。 このロスがなければ金融危機に対処する経費の捻出が出来たのではない かと思っています。
- Splatter
- ベストアンサー率41% (181/440)
10年に一人の怪物だって10年以内にまた出てきます。 100年に一度の大不況と言われようが、ふーん…でしょう。 ただの「モノの表現」としか捉えられないと思います。 クリントン政権の頃からサブプライムローンはあった訳です。 返済不可能な額でも貸し付けたのも、住宅ブームで住宅価格が 上昇し続けることを利用したもの。 しかし住宅価格が落ち始めれば住宅バブルが弾け、 現状のようになることは分かっていたハズなのです。 正直ブッシュに政権が渡ったときには既に手遅れ状態。 トンだ大荷物を渡されて、救済せざるを得ないブッシュ。 クリントンの時のITバブルの崩壊も似たようなモノ。 結局は国益のために後先考えずにやりたい放題やって、 しっぺ返しを食らったら被害者を装うのです。 被害を受ける他国はたまったモノじゃないって話ですね。 アメリカはそういう国だと認識しています。
お礼
有難うございました。 クリントンの時に確かにITバブルがありましたが今程のロスは なかったのでは? しかし「国益」の2文字でやりたい放題やってきたと言う意見には 賛成ですね。またよろしくお願いします。
お礼
有難うございました。 静岡銀行の例は初めて知りました。 古きを温むと言う言葉があります。 歴史を今に活かせない風潮が同じ失敗を繰り返すと言う事ですね。 ベトナム戦争に学ばなかったブッシュ政権がアフガン、イラクで 同じ失敗を繰り返しているのと同じですね。 参考になりました。 又よろしくお願いします。