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懐剣について
歌舞伎ファンです。時代物で奥方や腰元がでる華やかな演目が 好きです。質問ですが出演する女性が(1)懐剣をさしたり、ささなかったり、(2)懐剣が袋に入ったり入ってなかったり、(3)鞘のが色が黒だったりそれ以外だったりする場合があります。何か決まりがあるのでしょうか。
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女性で刀を持つのは、ある程度身分の高いお侍の娘か妻が多いです。 もちろん身分の低いお侍の妻女も刀を持っていていいのですが、あまり衣装に反映されないかもしれません。 女が刀を持っている→身の回りの雑用を自分ではしない身分 というのはあると思います。 途中で自害するシーンがあるときなどはさりげなく持っているかもしれませんが、だいたいは男性のさしている刀をすばやく奪い取って自害することが多いですよね。 普通は懐剣は、装飾品的に身に付けているものですから袋に入れて持ち歩きます。 しかしお話の流れで、すばやく抜いて使わなくてはならないときなどは袋に入れないかもしれません。普通の女性の衣装としては多少不自然だと思います。 時代物でも戦のまっ最中などの設定のときは、袋に入れずに持っていたほうがリアルかもしれません。 鞘や柄の色は完全に好みだと思います。鞘が黒以外ですと、名のある刀っぽい雰囲気になりますよ。 というか、 もともと、お屋敷や御殿の中の風俗は、一般市民が「こんなかな」と想像しててきとうに作った演出です。 「それっぽければ」いいので、それほど真面目に考証してあるわけではありません。時代物ならなおさらです。 たとえば腰元のあのきれいな矢絣や、朱鷺色の「おひきずり」の着付けは、外出用のもので、 お屋敷の中では腰元は「お手伝いさん」ですから、あんなずるずるした格好はしていません。服ももっと地味です。 明治以降、「活歴」の影響もあってずいぶんと時代考証などして治した部分もあると思われますが、時代物やお家ものの衣装は基本、「イメージ先行」「舞台映え重視」と思っていいと思いますよ。
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- yuyuyunn
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こんばんは 余り詳しくないのですが 小物について役名がついている役者さんのみのお話になりますが 自分の好みで出来る場合も有るそうです (2)(3)についてですが (1)ですが護衛のためにつけているのではないでしょうか? 話の背景によってつけたりつけなかったりと あとは身分によってかな?とおもいますが