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高学歴でも使えない人は使えない。という論法について
こちらの数学カテゴリの方にお聞きします。 このOKWave以外でもネット上などで「高学歴でも使えない人は使えない」 というような論法を良く目にします。 これは 1.多数の高学歴者の中から「使えない人」だけを抽出した。 2.抽出された「使えない人」は「使えなかった」 という演繹なのかなと思いました。 これを聞く限り「高学歴で使えない人」が「使えない」のは当たり前じゃん。 という印象を受けました。 そこで、質問なのですが 質問A.この論法はおかしな論法でしょうか? 推論A.高学歴者1万人と低学歴者1万人の使える人を調べた場合 高学歴者の方が「使える人」が多いのではないか? この推論に対して、この「高学歴でも使えない人は使えない」という主張は 質問B.推論Aを否定する材料と成り得るのか? 質問C.推論Aが「どうである」といっているのか? 例・高学歴者全てが「使える人」ではない。という否定であり 高学歴者の方が「使える人」が多い。を否定するものではない。 例・高学歴者全てが「使えない人」であるということを的確に表している。 質問D.推論Aを否定するには、どのような論法を行うべきなのか? ※数学カテゴリの方への質問ですので この数学カテでの回答数が多い方の意見を 特に参考にさせていただきたいと思います。 それをご理解いただいた上で回答していただけると幸いです。 ※高学歴者とは旧帝大4年生の22歳の人 低学歴者とは偏差値50以下の高校卒業後大学進学しなかった人を指すものとします。 ※使える人の定義は1部上場企業のホワイトカラーの人事採用担当者10名が 学歴を見ずにSPI・面接を通じて「使えそう」と判断した人。とします。 ※推論Aを導いた演繹については質問文が長くなるのは避けるため1番目に回答していただいた方の補足欄で補足させていただきます。
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こういう論理展開はどうでしょうか? 「使えない人は使えない」とは「ある人Aが使えない、ならば、Aは使えない」と翻訳できますので、これはトートロジー(必ず正しい論理式)です。 そうすると「高学歴、ならば、『トートロジー』」ということになります。 「X ならば Y」という論理式は Y が真である場合は、X が何であっても真となります。 従って、この命題「高学歴でも使えない人は使えない」は真です。 つまり、抽出しようがしまいが、「使えない人は使えない」というだけの話です。 (ただし、「使えない」が「人間として価値がない」と同等である、という証明はなされておりません。) で、質問者の質問に関しては、この命題だけでは、どの質問にもYesともNoとも言えない、となります。
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- arrysthmia
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> 質問A.この論法はおかしな論法でしょうか? オカシい。 > 推論A.高学歴者1万人と低学歴者1万人の使える人を調べた場合 高学歴者の方が「使える人」が多いのではないか? は、ある事柄を事実だと主張しているだけであって、 全く「推論」を含んでいません。 「論法」でも何でもない、単なる主張だから、推論の検証には意味がない。 事実であるか否かは、現実に調査を行うしかないです。 調査で得たデータの取り扱いが論理的か否かは、検証も可能でしょうが… …て、「推論」部分は、No.1 補足に付けたんですね。 > 2001年のノーベル経済学賞受賞者、マイケル・スペンスが提唱したシグナリング理論という >「理論」も参考にしています。 権威主義を頭から否定しては、文献引用はありえませんが… この場合、シグナリング理論が正しか否かではなく、シグナリング理論を 適用したやり方が正しいか否かが、問題となります。 前に別の質問で、「それを読む者の能力の問題です」と言っておきましたね。 > SONYの学歴無用論により学歴不問で採用活動を行った場合 > 最終的に採用されたのは高学歴が多かったという「客観的な事実」 SONY が「使える」人を採用したという保証はありません。 きっと使えるだろうと思った人を採用しただけです。 高学歴者の方が「使える」という印象を与える人が多い という主張の論拠には、なり得るでしょう。 > いわゆる偏差値と論理コミュニケーション力との間に相関性が見られた > という「統計的な検証」 論理的コミュニケーション能力と「使える」との関係も実証しなくては、 主張A との関連は何とも言えません。「使える」が未定義である件に 話が戻ると思います。 論法の是非を問うなら、何かしら論理的に主張してからでないと。
お礼
回答ありがとうございます。 私の表現が悪く申し訳ありません。 >>オカシい。 >>「論法」でも何でもない、単なる主張だから、推論の検証には意味がない。 これは私の示した推論についてオカシい。と言っているのでしょうか? ここでの「論法」とは「高学歴でも使えない人は使えない」というものだったのですが、それについてオカシい。ということなのでしょうか? また、質問B以降は >>高学歴者1万人と低学歴者1万人の使える人を調べた場合、高学歴者の方が「使える人」が多い というのが「正しそう」な主張なのか、「間違っていそう」な主張なのか という議論の場において「高学歴でも使えない人は使えない。だからこれは間違い」というのはどうなのか? という質問でした。 >>シグナリング理論を適用したやり方が正しいか否かが、問題となります。 >>前に別の質問で、「それを読む者の能力の問題です」と言っておきましたね。 申し訳ありません。私の読解力が足りず申し訳ないのですが シグナリング理論と適用したやり方の「やり方」と言うのは具体的には何を指すのでしょうか? ・シグナリング理論を適用した演繹について ・シグナリング理論を適用した調査方法なのか ・もしくはそれ以外のものなのか 具体的な事例を教えていただければ幸いです。
補足
お礼が長くなってしまったので追記させてください。 >>高学歴者の方が「使える」という印象を与える人が多い >>という主張の論拠には、なり得るでしょう。 >>「使える」が未定義である件に >>話が戻ると思います。 これに関しては、質問文に ※使える人の定義は1部上場企業のホワイトカラーの人事採用担当者10名が 学歴を見ずにSPI・面接を通じて「使えそう」と判断した人。とします。 と定義しておりますので、ソニーの例は 高学歴者の方が「使える」という印象を与える人が多い という主張の論拠には、なり得る。ということですね。 1つでも有効なものがあって良かったです。 論理的コミュニケーション能力と「使える」との関係については 回答1の補足の http://ipa.sfc.keio.ac.jp/ipa_web7/kyoiku2007_Final.pdf (先ほどのURLは余計なものが入っていました。) こちらから「企業人事担当者を対象に実施した『新卒採用で見たい能力』調査」から 「論理的コミュニケーション能力がある人」がSPI・面接を通じて「使えそう」と判断されるのではないか。 と言う理由からのものでした。 これらを含めて質問B~質問Dについても回答していただければ幸いです。
- debukuro
- ベストアンサー率19% (3634/18947)
高学歴でも使えない者もいれば使える者もいる 低学歴でも使える者も使えない者もいる 用途によりけり 適材適所で使えばどんな者でも使える 人の能力の問題を無理やり数学に結び付けようとしているのではないのか? 低学歴者でも高学歴者よりも学識を持った人間もいる 私が行ったある実験 1001X999を計算させたら大卒者はそのまま筆算をした 中卒者は暗算で100万から1を引いた
お礼
回答ありがとうございます。 >>高学歴でも使えない者もいれば使える者もいる >>低学歴でも使える者も使えない者もいる これには賛同できます。ただ 高学歴者1万人と低学歴者1万人の使える人を調べた場合 高学歴者の方が「使える人」が多いのではないか? という推論Aは「高学歴でも使えない人」や「低学歴の使える人」の存在を否定するものではなく 「高学歴で使える人」「低学歴で使える人」の割合についての推論であると言うことをご理解いただいた上で 質問A~質問Dにお答えいただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
- koko_u_
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>質問A.この論法はおかしな論法でしょうか? 単純に「高学歴の集合」に「使える人」と「使えない人」のいずれもが存在するというだけの意味でしょう? 「高学歴 ⇒ 使える人」を否定しているだけ。 >質問B.推論Aを否定する材料と成り得るのか? 推論Aは「使える人」の多い/少ないを問題にしているから、否定はしていません >質問C.推論Aが「どうである」といっているのか? 無関係 >質問D.推論Aを否定するには、どのような論法を行うべきなのか? 「使える人」の定義が曖昧すぎるので、推論Aを肯定することも否定することも難しいでしょう。 >この数学カテでの回答数が多い方の意見を特に参考にさせていただきたいと思います もう少し自分の力で論述の妥当性や正しさを判断できるようになった方がよいでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 質問Aに関しては「高学歴がすべからく使える人」を否定しているだけ。 であるということですね。 質問Bに関しては否定になっていない。 質問Cに関しては推論Aとは無関係の論法である。 質問Dに関しては「肯定」も「否定」も難しいと言うことですね。 私なりに論述の妥当性や正しさを判断しているつもりなのですが その確認のためと、今後の参考資料とさせていただくため 私の独善的な判断で「お門違い」な論述だ。と言ってるのではない。 という証拠をいただきたく質問をさせていただきました。 ご協力いただき誠にありがとうございました。
補足
推論Aの演繹について補足させていただきます。 推論Aの演繹を以下に示します。 例えば東大の数学入試問題などでは「公式の暗記力」よりも「論理的思考力」が求められる。 このような試験を通過して高学歴を得た人には低学歴者よりも「論理的思考力」が多いのではないか。 これに関して http://akira1986.blog85.fc2.com/blog-date-20081221.html こちらに示すように2001年のノーベル経済学賞受賞者、マイケル・スペンスが提唱したシグナリング理論という「理論」も参考にしています。 また ・SONYの学歴無用論により学歴不問で採用活動を行った場合 最終的に採用されたのは高学歴が多かったという「客観的な事実」 ・論理的コミュニケ-ション能力と大学受験ランキングの関係性の研究 http://ipa.sfc.keio.ac.jp/ipa_web7/kyoiku2007_Final.pdf という論理コミュニケーション力の詳細定義を利活用者-企業経営者や 人事採用担当責任者、経営コンサルタント-に委ねた試験を行ったところ いわゆる偏差値と論理コミュニケーション力との間に相関性が見られた という「統計的な検証」 もその演繹の一つです。 ただし、これらはまだ確証させるデータではないので 「だから推論Aは絶対正しい」というわけではなく これらから「推論Aが正しいと期待できるのではないか」という推論であることをご理解いただけると幸いです。
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お礼
回答ありがとうございます。 >>つまり、抽出しようがしまいが、「使えない人は使えない」というだけの話です。 主語が「高学歴者」「低学歴者」「高身長」「低身長」等など… ほぼ全ての主語何であろうと必ず正しい論理であるということですね。 私もこれに同感です。回答ありがとうございました。