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薬剤師の臨床知識について
薬剤師の疾患についての知識、 簡単に言えば、病気についての知識の質問です。 私は数年前に薬学部を卒業しました。 無事、薬剤師の資格も取りました。 今は、薬剤師の業務に就いてはいませんが、 ずっと腑に落ちない点があるのです。 もしも、ある一般の人から、 「~~の病気が疑われているみたいなんだけど、どうだろう?」 とか 「~~の病気の予防の為に何をすればいいだろう?」 とか 「~~が痛いのだけれど、何かの病気かな?」 みたいなことを言われたとします。 ですが、私はまず答えられないと思います。 これってどうなんでしょう? 世間で見られている薬剤師のイメージに対して、 実際の薬剤師では、 臨床に対する知識が絶対的に欠けていると思いませんか? 私も、大学に入学する前、在学時、卒業時と、 ここまで臨床的知識が少ないままで良いのだろうかと思っていました。 現役で薬剤師として働かれている方々はどのように思いますか? また、一般の方は薬剤師をどの程度信頼しているのでしょうか? ちょっと疑問に思い、質問してみました。
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質問者さんより(おそらく)10年以上前に薬剤師免許を取ったはいいが、一度も薬剤師業務をしたことのない者です。 卒業時、私も同じコトを思いました。病気のこと・薬のこと聞かれても全然わっかりませ~ん状態でした。友達と話してたらみんな一度は同じコト考えてたことがわかりました。 日本の薬剤師教育は、明治以来、臨床や調剤をする薬剤師の育成ではなく、医薬品を開発する研究者の育成に主眼をおいていました。 他大学の友人は入学時に「うちの薬学部は研究者を育成するためにあります。薬剤師国家試験対策はしません。国試に受かりたかったら、自分で勉強しなさい。」ってはっきり言われたそうです。私が卒業した大学はそこまで極端ではなかったし、国家試験対策もあったけれど。 最近、薬学部が6年教育になったのは、薬剤師の育成に主眼を置き始めたから、という話があります。臨床実習の時間が新たに出来たようです(とはいえ、ほんの数ヶ月の実習でどこまで出来るようになるのかは疑問ですけどね)。 大切なのは、卒業後に何をするかだと、この年になってしみじみ思います。どこに就職して、何を学び、どう人生のキャリアをたてていくか、結局それが『現在の自分』を作っているのですから。 病院の薬剤師になるか、企業や公官庁の研究者になるか、大学や教育施設の講師や教授になるか、調剤のパート薬剤師になるか、あるいは薬剤師を捨てて、もっと自分のしたいことをするか、いろいろありますよ。 だからそのキャリアを考えずに、薬剤師免許という言葉で一括りにする世間の見方には違和感があります。 私も他人からいろいろ薬や病気の相談を持ち込まれます。教科書的な知識はあるので(←卒業後に勉強した)一応は答えますが、自分で言っててあまり信用していません。臨床経験がないこと、自分で一番わかってます。だからいつも、「気になるなら、医者に行っといでよ」で、締めくくります。
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- riffy13
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医師法があるので、病気の質問に具体的な回答をできるのは、医師しかできません。 ですから、具体的に回答できるよう知識を増やすのではなく、そういう質問をなぜ患者がしてくるのか。気持ちを読めるようにすることが大切です。 病院への不満や治療法への不満からそういう質問が出てくることもありますし、単に話がしたいだけのこともあります。 それを解決できるように話を持っていくことが正解です。
お礼
気持ちを読む…ですか。 それはそれで素晴らしいことだと思います。 一方で物足りなさがあることも否めない感じです。
- uzikem
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医療の分野に限らないのですが、資格を取得したことで全ての技術・知識が身に付いたとは認められないのでは無いでしょうか。医師でも看護師でも更に経験を積み重ね初めて患者さんに認められるのではないでしょうか。頼りない職員はすぐ患者さんも見抜いてしまいます。 私の知っている薬剤師はそれぞれのポストで分担された仕事をこなし、専門知識に詳しい人が多いと思っています。卒業後与えられた仕事の分野でスペシャリストになることは大変だと思いますが、みんなそれぞれ努力を重ねていると思います。あなたも必要なら、地域の学会などで勉強してはいかがかと思います。
お礼
確かにそうですね。 卒業してからのほうが勉強することが多いですね。
お礼
ありがとうございました。 矢張り、皆さん、このようなことを思うものなのですね。 研究者養成のための機関としての存在であれば、 今の薬学部のカリキュラムも納得がいくものです。