シューという音は起動時に配管やエンジン内に溜まった水滴を排出する音です
ドレンプラグという排気口を開いて蒸気を送ると水滴が蒸気に押されて排出されます
これは配管やエンジンの温度が十分に上がるまで行われるので発車してからしばらく続きます
エンジンの動きに同期して排気されるのでシューシューと断続し加速に従いピッチが早くなります
走行中も温度が下がるときは行うので常に聞こえることがあります
ボッボッという音はエンジンで使った蒸気を煙突に排気するときの音です
そのまま排気するとバンバンと大砲の連射のような轟音がします
排気をノズルという排気管から煙室内に出してそこからボイラーの燃焼ガスを押し出すように煙突から排出します
煙室内で膨張しながら煙と混ざり合うときにボットいう音がするのです
これもエンジンの動きと同期しているので速さに合ったピッチで聞こえます
これらが合わさってシュッシュポッポの独特の音になるのです
試しに激しく燃えている火にコップ1杯の水をかけてみてください
ボットいう小さい音が聞こえるはずです
この実験は戸外の焚き火でしてください
室内やストーブでやると水蒸気爆発が起きて危険です
お礼
臨場感あふれるご説明を丁寧にしていただき誠にありがとうございます。これからゆっくり熟読させていただきます。