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旅客機のタッチ・アンド・ゴーはよくあることなのでしょうか?
みなさんは飛行機に乗っていてタッチアンドゴーを経験したことはありますか? 私は国際線と国内線でそれぞれ一回ずつ経験しました。 最初の時はびっくりしたものの、たまにはこういうことも あるんだなという程度でそれほど気にしていなかったのですが 何ヶ月か前に二回目のタッチアンドゴーに遭遇して以来すっかり飛行機が怖くなってしまいました。 あの再着陸するまでの「何か重大な不具合が起きたんじゃないか」という 不安と恐怖は耐え難いものがありますし めったにないと言われていることが二回も自分の身に起こったことで 飛行機そのものに対する信頼がゆらいでしまったようです。 旅行好きなので飛行機嫌いにはなりたくないのですが…。 そこで、タッチアンドゴーは実際にはどのくらいの頻度で起こっているものなのか またタッチアンドゴーと飛行機事故には何らかの関連性があるのかということが知りたいです。 旅客機事情に詳しい方、タッチアンドゴーの経験がある方などに回答して頂けると嬉しいです。 よろしくお願いします。
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- CaptK
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おそらく、タッチアンドゴーではなく、ゴーアラウンドをしようとして接地してしまったというパターンだと思います。 通常、旅客機では接地と同時に翼の上についているスポイラー(翼の揚力を殺し減速を助ける装置)というものが自動的に立ち、さらに自動ブレーキがかかりますので、接地してからゴーアラウンドをすることはありません。そのためには、スポイラーをたたみ、ブレーキも解除しなければいけませんから。この状態でゴーアラウンドを試みるのは、きわめて危険な行為です。 訓練などでタッチアンドゴーをする際は、スポイラーを立たないようにして、自動ブレーキもオフにしておくそうです。 実際に乗客を乗せている便で訓練をやることはありませんから、jolkaさんが経験されたのは、冒頭に述べたように、かなり低い高度でのゴーアラウンドで、運悪く接地してしまった状態だと思われます。 低い高度のゴーアラウンドは、簡単に言うと、安全な着陸ができないと判断されたときに行われるそうです。 風にあおられたとか、滑走路上に障害物を発見したとか、管制官からゴーアラウンドを指示されたときなどです。 飛行機には大きな慣性がありますので、ゴーアラウンドを決心してから再上昇するまでに少々時間が必要です。この間、飛行機は沈み続けています。そして、この「沈み」が原因で、車輪が滑走路に接地してしまうということです。 では、接地してしまったのだからそのまま着陸すればいいという話になるかと思いますが、一度ゴーアラウンドを決心し、そのためのスイッチを操作すると、飛行機は完全に「ゴーアラウンドする気満々(エンジン出力を上昇に必要な推力まで自動的に上げる)」になってしまいます。この状況下で着陸させようとすると、充分な減速ができずオーバーランする危険があるため、一度ゴーアラウンドの操作に入ったら、何があってもそのまま上昇していきます。 先に述べたスポイラーと自動ブレーキは、ゴーアラウンドのためのスイッチを押した時点で不作動となりますので、車輪が接地しても問題ないそうです。 ゴーアラウンド自体あまりあることではありませんから、接地を伴うゴーアラウンドの発生は、かなり低い確率だと思われます。 ゴーアラウンドは、事故を防ぐために行われるものですので、ゴーアラウンドと事故の直接的な因果関係はないと思います。ただ、ゴーアラウンド操作を間違ってしてしまい、無理に着陸させようとして事故にいたったケース(名古屋空港での中華航空の事故)もありますので、マスコミ報道が過熱した事故直後は、「ゴーアラウンド=危険」という印象が多くあったようには思います。 いずれにせよ、パイロットは危険を避けるためにゴーアラウンドをしているはずですので、そんなに不安がることはないと思いますよ。
- chie65536(@chie65535)
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旅客機でのタッチアンドゴー(接地したのに再離陸)は、普通は行いません。 タッチアンドゴーをやるとしたら「下りないギア(車輪)を下ろす為に、機体に振動を与えるつもりで、下りてる方のギア(車輪)をドスンと接地させ、機体に振動を与えてから離陸する」くらいです。 普通は、接地する前にやり直しを決め、ゴーアラウンド(接地しないで着陸をやり直す)します。 一旦接地してしまったら、再離陸するより、滑走路を逸脱するのを覚悟でそのまま滑走する方が安全です。 着陸の寸前で横からの突風を受けるなどで、着陸すると滑走路を逸脱する怖れがある場合に、そのまま上昇して着陸をやり直します。 よっぽど地面に近くない限り、ゴーアラウンドに危険はありません。 かなり地面に近い場合は、ゴーアラウンドの再に、滑走路に添って上昇しようとして方向舵を操作して、機体が傾いて翼端が地面に接触する事故が起きる事があります。 なお、ゴーアラウンドは1回やられました。最終便でやられると着陸が大幅に遅れて、空港からの交通の接続が無くなって困りますね。
- Kon1701
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タッチアンドゴーと書かれていますが、実際に滑走路に接地してやり直すことはまずないです。その以前に着陸を取りやめ、再上昇します。コーアラウンド、着陸復航などと呼ばれることが多いようです。 さて、私は多分、数百回飛行機を利用していると思いますが、その中で1回だけです。空港も見ないで引き返したことや機内に乗ったけど飛べなかったこと、チェックイン前に飛べなかったことは合計で10回以上でしょうから、その方がはるかに多いと感じます。 私の1回ですが、夜に帰ってきて着陸灯がついてなくてなんだかおかしいと思っていたところ窓から空港ビルが見え、がっくりきました。飛行機は好きなので、時間に余裕があるなら遊覧飛行的に楽しめるのですが、夜だったし早く帰りたい、というのが正直な気持ちでした。 着陸やり直しの理由ですが、確かに故障などに関係する場合もあります。着陸直前に車輪が降りたことを示す青ランプがついていないことに気がついた(実はランプが切れていた)例もあります。また、気象がぎりぎりの例もあります。たとえば高度を下げたけど滑走路が見えなかったり、横風が制限を超えた場合などです。 先行機が滑走路から離れるのが遅れた、という例も少なくないようですね。他にもいろいろ理由はありますが、いずれにしても機長が状況を把握していて着陸を中止したのですから、危険ではないです。 逆に、”このくらい大丈夫だろう、何とかなるだろう”みたいに強行されたらその方が怖いですね。国内線で、滑走路に方向を合わせるのがずれたみたいで着陸寸前まで機内のカメラで滑走路が見えなかったことがあります。カメラは写る範囲が狭いので危険ではなかったのかとは思いますが、てっきりやり直し、と思っていたのでびっくりしました。
お礼
早速のご回答ありがとうございます! 私の場合、一度目はゴーアラウンド(とはいえほとんど滑走路ぎりぎりまで下降してました)でしたが二回目の方は紛れも無いタッチアンドゴーでした。 着陸時の衝撃がいつもより強いな、と思ったらそのまま上昇していってしまったので…。とても驚きました。 私は旅行はするもののそれほど飛行機の利用頻度は多くない方なので、それなのに二回も!?という感じでショックを受けてしまったのです。 危険はないと仰っていただけるととても心強いです。 ありがとうございました!!