銃弾について

質問

重機関銃でコンクリートに空けられる穴を(12.7mm等)
短機関銃の9mmパラベラム弾で同じ大きさの穴を開けるには
弾速だけ上げれば大丈夫でしょうか？
やはり口径等や質量を上げなければ、同じ大きさの穴は開きませんか？

回答No.3

Scull

「理屈だけ」で言えば、弾速を上げれば可能ですよ。実際には不可能ですが。

コンクリートにあいた穴の大きさを決めるのは主に弾の持つ「運動エネルギー」です。この運動エネルギーは弾の質量と目標との相対速度の自乗に比例して大きくなります。ですから「理論上は」弾速を上げれば同等の運動エネルギーを得る事は可能だという計算は成立します。

ただ実際には50口径NATO弾の重量は40～50g、初速は800～900m/sで運動エネルギーは15,000～20,000J（ジュール）。
9ミリパラベラムで重量7.5～9.5g、初速300～360m/sで400～500J。
文字通り「桁違い」の威力です。弾頭重量でほぼ五倍、初速で２～3倍（エネルギーに換算すれば4～9倍）。これだけのエネルギー差を初速だけで稼ぐ為には弾が溶ける位の速度を稼ぎ出す必要があり、サブマシンガンで可能な程の装薬では無理です。おそらくレールガンあたりで膨大なエネルギーを投入しなければ無理でしょうね。

でなければ一発撃つだけで銃が粉々になります。

お礼

非常に参考になりました。ありがとうございます

回答No.2

dedec

そもそも12.7mmのNATO弾（重機関銃）は、戦車、車両等を貫通するために鋭い形状をしており、対人を目的とした先端が丸いパラベラム弾とは用途が全く異なります。

　無理に改造して、パラベラム弾の重量を上げて、速度を上げることもできるでしょうが、先端が丸いので、貫通はしないでしょう。例えばコンクリートに向けて打つと、貫通せず、大きく砕いていく形になるでしょう。

回答No.1

nyon-tan

地上最強の銃は電磁気で発射されるアルミ弾だったと記憶します
ようするに弾速さえあげれば銃弾はなんでもいいということですが
実弾では薬莢に制限がある以上９パラでライフル弾マグナム弾並みの初速を得るのは難しいと思います
同じ火薬量で質量を上げても初速はかえって遅くなり威力が落ちると思います
結局火薬量を上げるということですが銃が耐えられるかどうかという問題になってきます

そもそも９パラはばら撒く為にある銃弾でマンストッピングパワーを重視した着弾面積の広い丸っこい弾頭になっています
ライフル弾（７６２）を撃ちまくる銃と比べるのはちょっと無理があると思います

補足

と言いますとライフル弾ほど着弾面積が広くないと
同じ穴空けられませんか？