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どうすれば教授になれるのでしょうか?
現在学部3年生で教育を勉強しています。 将来は大学の教授になりたいと思っています。しかし、教授になるためにはどうすればいいのかさっぱり分かりません。大学院の博士前期課程を出た後、どうすればよいのでしょうか?教授になるためのステップと言うものがあれば教えてください。 また、将来研究職で暮らして行けるのだろうかと言う不安もあります。お金の話になってしまいますが、どれぐらいお給料がもらえるのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけないでしょうか?
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こんばんは。すでにいろいろ回答が出てきていますので,落ち穂拾い的にいくつか書きましょう。 皆さんの回答にもありますように,まずは大学院の博士課程に進まれるのがよいかと思います。 参考URLは国立情報学研究所の「研究者公募情報」です。これを見ると分かりますが,条件として「博士課程修了またはこれに準じる」というところが非常に多いです。 「準じる人」というのは,ghq7xyさんの回答にある「満期退学者」を指します。文系の場合,なかなか博士課程在学中に博士号が取れないことが多いので,このようになっています。 (理系は大学院在学中に博士号をとる人が多いです。) 研究職は,就職さえ決まれば給料は平均的なサラリーマン程度にはもらえると思います。(ただ,就職の決まる年齢が遅いので,一生涯に受け取る収入で比べると大企業のほうが上でしょう。) 問題は,大学院の博士課程を出たけれど就職が決まらず,パートで大学の講師をしてつなぐ場合です。 ghq7xyさんの回答にあった講師は,パートではなく正社員(?)で,助教授の前の段階です。区別のため専任講師ということもあります。 一方,パートのほうは非常勤講師といい,最近は新聞などにも取りあげられていますが,非常勤だけで食べていくのは大変です。 任期は1年(継続されることも多いですが…),給与水準も低いので予備校の講師などをかけもって食いつなぐ人も多いです。 詳しくは,「大学教師はパートでいいのか」という本をご覧になるとよいでしょう。 http://quoniam2.social.tsukuba.ac.jp/yamane/union/published/19971109.html に本の紹介があります。 東大が頂点というのは一律に言えないような気がしますが,どうでしょうか。このへんの話は,採用事情なども含めて,学問分野によってかなり違ったりしますので,先生や院生などの先輩方に率直に聞いてみるとよいと思います。 特に英語教育は,たしかに東大の場合手薄だと思います。文学部(文学研究科)は言語学や文学としての英語研究が中心ですし,教育学部(教育学研究科)は非常に自由な所なので研究はできると思いますが,英語教育専門の講座とかコースといったものはないですね。 言語情報科学専攻(http://gamp.c.u-tokyo.ac.jp/index_j.html)あたりは近いかもしれません。 広島大は,昔の高等師範学校のころ以来,英語教育の研究ではかなり実績があるようです。その他,教員養成系のほうが全般に研究が盛んかなという気はします。ただ,そうでないところでも盛んな学校は当然あると思いますので,いろいろ調べてみましょう。 また,英語教育に関する研究者ということであれば,実際に英語を教える経験をつむことは大いに実りのあるものになると思います。専任でもいいですし,あるいは大学院に通いながら非常勤で中学や高校で教えるという方法もあります。 あ,それと論文はたくさん書いたほうが就職に有利です。公募のときに論文のリストや,場合によっては全部のコピーなどを送るのですが,採用担当者が必ずしも全部理解できるとは限らないので,残念ながら質より量という感じになっています。 ユニークな内容の大きな論文を1つ書いた人よりも,大したことのない(というと言い過ぎですが)論文を5本小出しにした人のほうが,採用の際の点数は高かったりします。 また,学会発表も点数になります。大学院生の間に,なるべくまめに発表したり論文を学会誌に投稿したりするとよいでしょう。 院生時代に,しっかり意思を持って勉強や研究を進めていかないとついついサボりがちになってしまいます。←昔の自分のことだったりする(^^;) とはいえ,非常勤講師をしながら自分の研究もというのは時間的に非常にきついものがあります。 そこで,大卒と同時に教員採用してもらって(これもなかなか大変ですが),何年かつとめて経験も積み,お金も貯めてから,改めて修士課程に入るという人もときどきいます。 うまくまとまりませんが,どうか頑張って下さい。(長くなってすみませんでした。)
- 参考URL:
- http://cis.nii.ac.jp/
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- kawakawa
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まずは博士課程後期に進みましょう。 学位所持が講師以上の最低条件ですから。 論文は多い方がいいでしょうネ。できれば専門分野に関する書籍も数冊は。 出身大学については、希望されている就職先の大学によって、派閥があったりなかったりで、特にどの大学でなければならないということはありません。 阪大系、京大系など、私立大学の場合は全部の教授が偏っている場合も多々認められますからネ。 副手→助手→講師→助教授→教授というコースに乗るとなれそうに思えますが、大きな落とし穴もあります。 助手レベルの時に、親分である教授が退官してしまうと‥悲惨な運命が待っている場合もあります。 一生講師で終わる方も珍しくありません。 助手~講師の間に海外での留学が必要とされる場合も多いですネ。分野によってアメリカやヨーロッパに半年~1年ほど行き、研修先で論文を書かなければなりません。 最近では、講師・助教授・教授についての公募が一般化してきています。だからといって、何のつながりもない大学の公募に応募しても、中々通るものではありません。 どこかの大学での欠員状況を事前にチェックし、その退官予定者からの推薦を取り付けておくのが良いでしょうネ。 いずれにしても、hiro-diroさんは二十歳くらいですよネ。 今の日本では教授職は50歳程度からが多いですネ。40歳台は非常に若手です。 少なくとも、後20年~30年先のことであると考えて、日夜努力を続けてください。 それと、教授というのは『教えを授ける』職です。研究者としての力量も必要ですが、教育者としての力量も大切です。自分が研究し、納得することと、人に教えることには大きな違いがありますので、常にその観点で物事を考える訓練をしてくださいネ。 以上kawakawaでした
お礼
一生講師で終わる。 厳しい現実ですね。今かなりビビってます。しかし、これが自分が選んだ道、頑張るさ。教授になるのは50歳代と言う事で、まだまだ先のことですが、その日に向けて精進してきます。 ありがとうございます
先生に認められて、博士号をとって、そのまま研究室に残って成果を出すのが一番じゃないですかね。民間企業とかで頑張って成果を出してから、大学の教官公募で助教授とかになるという手もあると思います。 ちなみに私は某私立大学の3年ですが、私の所属している学科は、学部、修士課程、博士課程の全てをこの大学で学んだ人は、助手、講師までにしかなれず、助教授、教授にはなれないという内規が最近出来たらしいです。もちろんこれは、他の学校、学部によっていろいろあると思うので、先生とかに聞いてちゃんと調べたほうがいいと思います。
お礼
そんな条件もあるんですか! それは知らなかったです。勉強になりました。ぼくの場合は学校をかえようかと思っているので、直接には関係ないですが、非常に重要な情報です。 ありがとうございます。
とりあえず、以下の本を読んでみてはいかがでしょうか。 鷲田小彌太『大学教授になる方法』(青弓社、のちPHP文庫) 同 『大学教授になる方法 実践編』(同) なかなか示唆に富んでおります。ご一読をお薦めします。 なお、私(大学4年)のゼミからは、今年14人のゼミ生中、2人が大学院に行きます。一人は学究志向なので、競争率は高まる一方です。念のため。
お礼
ありがとうございます。 今日紹介していただいた本を注文しましたので、近日中には手に入ると思います。 大学院の進学者が年々増えているのはいい事だと思います。倍率が上がって、入りにくくなるでしょうが、日本の教育界にとってはプラスだと思います。 とりあえず、自分にできることから、かたづけていこうと思います。
- ghq7xy
- ベストアンサー率29% (59/198)
hiro-diroさん、こんにちは。ghq7xyです。私は、法律学を研究する修士課程の大学院生です。 私は、法律資格をとるための猶予期間として大学院にいるので、言い換えれば、高度の専門家としての社会人をめざすため、博士後期課程に進むつもりはありません。 いろいろな方が回答されているのでだぶってしまうかもしれませんが、hiro-diroさんは大学教授をめざしているということですが、そうであるならば、学部、修士課程(博士前期課程)ときたら、博士後期課程をめざしましょう。ただ、博士後期課程を3年間がんばっても、修士課程とは違って、なかなか博士号の学位は取得できないものです。博士後期課程を取得できないで終える人を単位取得満期退学者といいます。博士号は一生をかけてとるものといわれています。 しかし、大学院の博士後期課程を終えれば大学の講師になれるかどうかはいささか疑問です。何年かかっても採用されずに食うのも困る人は結構多いです。 ただ、講師になれればある程度の見通しは立つのではないでしょうか。講師から助教授、助教授から教授に昇格するには大変でしょうが、講師に採用されるまでよりはましだと思います。 あと、最近は、実社会で実務を長年積んできた方が教授として採用されています。理論と実践のバランスを考えると良いことだと思います。私の通っている大学院は実務家の教授が多いです。 参考になれば、幸いです。
お礼
ありがとうございます。 博士後期課程は視野に入れています。前期課程を終えた後、教員として実務経験をつんでから、もう一度院のほうに戻る道も考えています。ご指摘がありましたように、理論と実践のバランスは非常に大切だと考えているからです。 講師になかなか採用されずに、食べるのに困る人も多いと言うのは、かなりショッキングな事実でした。今の段階で知る事が出来て、よかったです。 厳しい道だということは皆さんのご回答から、びしびしと伝わってきます。これからも気を引き締めて、頑張って行きたいと思います。
- stasi
- ベストアンサー率29% (9/31)
誰よりも、勉強して、結果を出しましょう。 それだけだと思いますが? それから、もし貴方が東大以外なら、大学院だけでも、東大に行ってください。(行けるかどうか、別として)実力のある教員以外は、完全に東大卒を頂点とする階級社会ですよ。一応某国立大に数年関係が、有って、観察した結果です。道は、みなさんの書いてある通り、いくらでも、有りますが、全て努力及び、その結果を出した後の話だと思います。収入面についても、これも、ぴんきりなので、答えは難しいですが、やはり、結果を出した人、出さない人の差は、天と地ほどの差は有ります。頑張ってくださいね。
お礼
ありがとうございます。 やはり東大ですか。進学先を以前は東大にしようと考えていたのですが、東大には英語科教育法を専攻にしている研究科がないようです。 いろいろ調べ上げた結果、英語教育に関しては、どうも広島大学が強い、と感じました。いろいろな本を読んでいても、その著者は広島大学出身の方が圧倒的に多かったです。そのため、現在は広島大学に進もうかと考えてます。 収入面に関しても、やはり実力社会なのですね。
国立の大学院で教授秘書をしている者です。 先に回答された「19700605」さんも「MagnumDry」さんも「回答に対する自信:なし」とされていますが、まさにお二人の仰る通りです。 「教授」職は望んだところでなれるものでもなく、日々研究に邁進された結果によるものです。けっこうなご年配でも講師生活が長い方もいらっしゃいますし、順調に助教授、教授と進んでこられた方でもよくよく話を聞いてみるとその前に職がなかった時代があって、先行き不安定なまま学術研究員として生活していらした時期があったりします。 また、国立大学の独立国家法人化に伴い、教官数を減らすよう文部科学省から圧力がかかっているのも事実です。 国立大学にも、民間の企業から教授として迎えられた方が多数いらっしゃいます。道はいろいろです。 「教授」にどのようなイメージをお持ちなのか判りませんが、先生方みなさんホント、ご多忙でいらっしゃいますよ。講義・ご自身の研究や論文執筆の他に、学生の指導(今時は学業面以外も・・・)や大学運営、他大学や企業との研究事業、その他モロモロ。しかも国立大学の教官は倫理法がとても厳しいです。「役得」なんて皆無な世界です(企業勤務だと何かしらの役得はあるもんですが)。やはり、「研究に対する並々ならぬ熱意」がなくてはヤッテらんないだろうなーと近くで見ていてよく思います。
お礼
教授秘書をされているのですか。本当に勉強になります。 ゼミの先生にもよく、信念がないと出来ない、と言われますが、まさにそのとおりなんですね。厳しい道だとつくづく感じました。 これからも頑張って行こうと思います。ありがとうございます。
- 19700605
- ベストアンサー率24% (23/94)
まず「教授」は「教授」になりたくてなるものではなく、研究者となりその結果が教授です。「教授」になりたいから研究者になるというのはどうでしょう。そこまで甘い世界ではないと思います。友人に国立大学の助教授がいますが、大学院を出て公募で採用されたようです。今は一般的に高学歴になってきているので大学院の博士課程を修了している人がほとんどだそうです。(前期課程ではなく後期課程も)ですから学部を卒業して5年。そしてそのままストレートに就職できることはあまりないそうで、30歳前後に助手や講師として職に就き、その後助教授、教授となります。給料は私大は高いそうですが、国立大学は公務員ですから、私達が想像するほどでもなく、私の友人は同級生の銀行員やマスコミ関係などよりずっと安いです。高校の先生よりちょっといいくらいです。ただ教授くらいになると高校の先生よりは高くなるそうですが。また大学は少子化や国立大学の独立法人化などこれから大変な部分もあるそうです。また大学院の間も授業料はかかるので、やはり親の協力が必要だと思います。しかし本当にやりたいことならば、信念をつらぬいてがんばってください。
お礼
なるほど、非常に参考になります。 19700605さんのおかげで、実感がわいてきました。 ぼくには昔から一つの夢がありまして、それは日本の英語教育を変えたい!と言うものです。そのためのステップとして、教授、研究者を考えています。いろんな研究を重ねる事で、日本の英語教育界に少しでもいい影響を与えて行きたいと思ってます。 これからもがんばっていきます。
- MagnumDry
- ベストアンサー率43% (25/58)
教育学専攻ということは、文系の方ですね。 大学に行っているのなら、自分のゼミの先生などに聞いてみたらどうでしょう? それが一番手取り早いですよ。 ひとつが、大学院に進み研究成果を認めていただいて、どこかの教員に推薦してもらう。最初は助手か講師とか。で研究実績を積めば、助教授、教授となりますが、全員が教授になっているわけではないようです。 もしくは、民間や公務員などで実績を積み、教授として抜擢採用される方もけっこういらっしゃいます。 大学院卒の場合、一人前になる年齢は高いですね。 教授なら、サラリーマンですから、お金は安定して入ってきます。 私立と公立では給与も異なりますが。 でも少子化がいわれる昨今、「研究者」ではなく教授のニーズはどうなのでしょうか? (官公庁や企業の)研究者ではなく教授になりたいといっているところがちょっと気になりますが。
お礼
いやー、非常に参考になりました。紹介していただいた本もちかじか手に入る予定なので、熟読します。 ご紹介いただいた東大の言語情報科学専攻はぼくの研究したい分野に近いようです。貴重な情報をありがとうございます。これからもっと調べて行きたいと思います。 後、論文の件ですが、やはりたくさん書いたもの勝ちみたいなところがあるのですね。学会発表とともに、精力的に参加していきたいと思います。 ちなみに、来年、卒業論文発表会と言うのに参加することになってます。初学会発表と言う事で、気合を入れていきたいと思います。しょせん卒業論文発表なので、それほどキャリアにはならないでしょうが、自分自信を高めるためには、卒業論文なりの傑作を出したいです。 非常にたくさんのアドバイスをありがとうございました。