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5文型って重要ですか?
こんにちは。私は大学を出て10年になりますが、英語は中学レベルも怪しいところです。それで、今 英語をやりなおしているのですが、SVOとかの文型がよく分かりません。例えば受け身の文にした場合、Sはどこに行くかなどさっぱり分かりませんが、5文型って英語を覚える上で重要なんでしょうか?
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- P-Tech
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何度もすみません。P-techです。 あの、念のため確認しますが、英語がふつうに読めて(理解できて)、ある程度の文章を書くにも不自由しないのであれば、何もしゃかりきになって文法的な構造を考え続ける必要はありませんよ。 わからなくなったときに、「原点に戻る」というような意味で、文法をきちんと押さえておけば強い、ということですから。 すらすら読めてすらすら書けて、聞いても話してもバッチリという状態であれば、人に教える立場にならない限り、文法など放っておいてかまわないという点は、わたしも同感です。 では。
- P-Tech
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P-Techです。 なんだ、以前は英語が得意でいらっしゃったのですか! それは失礼しました。当初の質問の文面からは読み取れませんでした。 それなら、一度知っていた経験のある事柄は必ず思い出します(多少苦労しても)から、大丈夫ですよ。何かよけいなおせっかいをしてしまったようで、申し訳ありませんでした。 しかし、乗りかかった舟なので、補足のご質問にお答えしてみます。ちょっと順番を変えます。 > “He pretends to be an actor.”という文は第2文型、第3文型のどっちになるんですか? to be an actorの部分が目的語にも補語にも取れるような気がします。 なるほど。確かに、pretendを辞書で引いてみると、「(他動詞)~のふりをする、(自動詞)取り繕う、装う」とありますね。他動詞と自動詞の訳語を見ても、よく似た感じになっています。 例文を2つ見てみましょう。 (1)He pretended that he was an actor.[彼は俳優を装った] (2)He pretended to be an actor.[同上] (1)が第3文型SVOであることは間違いありませんよね? では、(2)はどうなのかといえば、that節をto不定詞に言い換えただけですよね? そうであるとすれば、同じ第3文型のはずですよね。 おそらく、(2)が第2文型でもいいような気がするというのは、to be…とbe動詞が使われているからではないでしょうか? 例文を少し変えてみましょう。 (3)He pretended that he knew everything about her.[彼は、彼女のことなら何でも知っているようなふりをした] (4)He pretended to know everything about her.[同上] これも、(1)(2)とまったく同じ構造ですよね? この場合、(4)を第2文型かもしれないとは感じないのではないでしょうか? (4)が第2文型は感じられず、第3文型にしか読みようがないのは、I want to drink some water.が第3文型以外あり得ないのと同じです。 感覚的にわかるためには、pretendの基本的な訳語として「~のふりをする」ではなく、「~を装う」と覚えれば、ご質問のような混乱を防ぐことができるかもしれません。 > 例えばknowとhaveは進行形に出来ない動詞と習いましたが、それでは「知る」と「知っている」、「持つ」と「持っている」の違いは英語でどう区別するんですか? 文法を持ち出して説明するとどうなるんですか? これは、文型の問題ではなく、動詞の性質ということですね。 まず、日本語で「知る」という動作は、どういうときに使うでしょうか? 「歴史を理解するためには、その時代背景を知る必要がある」というような場合は、たとえばlearnでしょうか。 あるいは、「私たちは3年前に知り合った(互いを知るに至った)」だったら、We came to know each other three years ago.などだと思います。 「持つ」も、「持っている」という状態ではなく、動作として「持つ」とハッキリさせたい場合は、たとえばholdとかcarryを使うことになると思います。「知る関係だから必ずknow、持つ関係だから必ずhave」というところから出発せずに、具体的に表現したい内容を考え、それに適した動詞を選ぶことが大切だと思います。 > 結局 受け身の文は何文型になるんですか? SVOの公式にするとどうなるんですか? 私の説明ではわかりにくかったのかもしれません。申し訳ありません。 「受け身の文は何文型になるのか?」という問題ではなくて、「これは第何文型の受動態だ」という問題なのです。 That novel was written by John.[その小説はジョンによって著された] 先に挙げたこの文は、「第3文型の受動態」です。 (←能動態:John wrote that novel.) She was given the ring by him.[彼女は彼から指輪を与えられた] これは、「第4文型の受動態」です。 (←能動態:He gave her the ring.) She was seen to enter the restaurant with him by her father.[彼女は彼とレストランに入るところを見られた] これは、「第5文型の受動態」です。 (←能動態:Her father saw her enter the restaurant with him.) 要するに、「目的語を持つ文は、その目的語を主語にして文全体を書き換えることができる」……そしてできた形を、受動態と呼ぶのです。 ですから、あえていえば、受動態のもととなる文の文型は、第3~第5の3種類があり得る、ということです。 > ただ、筋のいい人って英語だけに飽き足らず、他の外国語もマスターするんじゃないでしょうか? 筋の悪い人は英語だけで精一杯になるので。 う~ん、それは人によるでしょうね(笑)。よくあるのが、「英語は大嫌いだけどドイツ語は好き」とか…。私の回りにはたくさんいました。言葉によって、しくみも違いますから、それだけでも「向き不向き」はあるようです。 誤解を与えてしまったのであれば謝罪しますが、「向き不向き」「筋の良し悪し」というのは、決してほめ言葉であったり軽蔑の意味を込めていたりするのではありません。実際、私が学生だった頃も、「勉強なら何の科目でも一番なんだけど、体育ではいつもビリ」とか、「英語は毎回トップだけど物理は下から数えて何番目」とか、いろいろな人がいましたし、かくいう私もその代表例でした(科目間格差のひどいことといったらたいへんでした)。 しかし、苦手科目でも、一定のメソッドに従って根気よくやれば、まぁそこそこ平均点くらいは取れるようになる、人によっては、コツをつかんだ瞬間にがぜん得意科目にしてしまう人もいる……こと英語に関しては、そうしたメソッドとかコツにあたるのが、基本5文型だと、そう言いたかったのです。 少しは「補足」になりましたでしょうか。では、失礼します。
- P-Tech
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とても重要です。これを頭に入れずして、英語のしくみはわかるようになりません。 (1)こだわる必要はないという考え このように言う人もいます。あえてこだわらなくても、英語の理解に支障のない人は、それでいいでしょう。 しかし、語学は、人によって向き不向きとか、筋の良し悪しというものが、確実にあります。これは、「不向きな人、筋の悪い人は英語ができるようにはならない」という意味ではなくて、その言葉の持つしくみを直観的に見抜けてしまう人と、「ちょっと待てよ」と時間をかけないと難しい人がいるということです。 どちらかといえば、「英語に不向きな人」が英語を勉強するにあたっては、文法、特に5文型を強く意識して勉強することが、克服の近道です。 (2)すべての英文が5文型にあてはまるわけではないという考え これもその通りです。しかし、英語には、大まかに言って、文の骨組みとなる要素(言葉)と、それに意味をつけ加える飾りとなる要素(言葉)があって、基本5文型というのは、その骨組みのパターンを5つに上手に分類したものです。 ですから、「文の骨組み」に限定して言えば、やはりすべての英文はこの5つのどれかにあてはまります。そして、それを見抜くことこそが、英文を理解する上でキーポイントになるのです。 質問者がおっしゃるように、「受け身の文にした場合、Sはどこに行くかなどさっぱり分かりません」というのは、まさにこの基本文型を押さえていないからです。 ついでなので、基本5文型と受け身について書いておきます。 ●基本5文型:S=主語、V=(述語)動詞、C=補語、O=目的語 第1文型:S+V 第2文型:S+V+C 第3文型:S+V+O 第4文型:S+V+O1[人]+O2[物] 第5文型:S+V+O+C ●受け身の文 受け身の文というのは、本来の文(能動態の文)の目的語にあたる言葉を主語にして書き換えた文のことをいいます。 したがって、能動態の文で目的語がない場合は、受動態にすることができません。つまり、受動態を作ることができるのは、上にあるように、第3・第4・第5文型だけです。 ここでは、最も簡単な第3文型から受動態を作ってみましょう。 John wrote that novel.[ジョンがその小説を書いた] S V O 目的語Oを主語にするのですから、That novelが主語になります。 動詞は、すでにご存知のように、be+過去分詞に変形されますから、was writtenです。 そして、本来の主語であるJohnは、byをつけて末尾に置きます。 That novel was written by John. 説明するといとも簡単なことですが、「何やら動詞の後ろの方にある言葉を主語にすればいいらしい」という感じで漠然と勉強していると、第4文型・第5文型といった少し込み入った文の受動態を作れといわれた瞬間に、頭脳が破綻をきたします(^○^) ところが、比較的英語に向いている人(筋のいい人)は、こういうしくみを特に意識しなくても、間違いなくスムーズにできてしまうのです。ですから、勢い、「そんなに学校英語みたいに文法を意識しなくても…」と言いがちです。そうした人でも、このような基本的な文法事項を説明してくださいと言われれば、やはり文法を持ち出さなくては説明のしようがないはずです。 英語に限らず、数学でも何でも、向き不向き、筋の良し悪しは、人によって確実にありますが、仮に向きでなくても、筋がよくなくても、基礎をしっかり勉強すれば、向いている人、筋のよい人と同じくらいにできるようになる……それが、「学習」と呼ばれるものです。そして、学習の積み重ねによってあるレベルまでできるようになると、不思議なことに、「向き」「筋」も改善されていくものです。 日本の義務教育でも、とても多くの科目を学びます。自分が当事者だった頃は、うんざりしたものですが、いろいろな科目を学ぶということは、いろいろな観点から頭を働かせることになり、結果的に人間の頭脳を開発していく作用を生むのだろうと思います。 すみません。話がそれました。 英語学習において、基本5文型は最重要項目です。「SVOとかの文型」と毛嫌いせずに、一度きちんとおさらいされることをおすすめします。
補足
回答ありがとうございます。 私は英語は小学校の時から習い、中学、高校と英語の成績は良い方でしたが、大学を出てから使う機会もないし、勉強する時間も意欲もなかったので忘れた感じですね。 >質問者がおっしゃるように、「受け身の文にした場合、Sはどこに行くかなどさっぱり分かりません」というのは、まさにこの基本文型を押さえていないからです。 結局 受け身の文は何文型になるんですか? SVOの公式にするとどうなるんですか? それから、 “He pretends to be an actor.”という文は第2文型、第3文型のどっちになるんですか? to be an actorの部分が目的語にも補語にも取れるような気がします。 >やはり文法を持ち出さなくては説明のしようがないはずです。 例えばknowとhaveは進行形に出来ない動詞と習いましたが、それでは「知る」と「知っている」、「持つ」と「持っている」の違いは英語でどう区別するんですか? 文法を持ち出して説明するとどうなるんですか? ただ、筋のいい人って英語だけに飽き足らず、他の外国語もマスターするんじゃないでしょうか? 筋の悪い人は英語だけで精一杯になるので。
久しぶりですね。お忙しいようで何よりです。私は相変わらず暇なので、懲りずにお答えしますね。 さて、英語の5文型についてですが、私は、「英語を覚える」ためというより、「英語の基本を理解する」ために、うまくまとめられたものだと思っています。ですから、5文型がそれぞれ一通り理解できれば、忘れてよいものであって、これはどの文型?とか、この場合のSはどこ?とか、いつまでもこだわるのはどうかと思います。元々、全ての文章を5文型の基本形にあてはめることができるわけではありませんからね。私自身も、学生時代から英語が好きで、ずっと仕事を含めてよく使っていますが、学習する上でも、使う上でも、長らく5文型の必要性を感じたことはありません。 このサイトでも、時々「文の意味はわかるけど、どの文型になるのか理解できない」という質問を見かけますが、学校の試験で出題されるとしても、本末転倒であまり意味のないことのように思います。もちろん、文法を学問として学んでおられる方にとっては非常に重要なことであることは、よく理解していますので、それを否定するつもりは全くありません。
補足
再度回答ありがとうございます pretendに関しては分かりましたが、意味さえ分かればどっちでもいいような気もしなくもありません。なぜなら、 to be an actorを目的語と解釈しても、受動態には出来ない文ですよね。 まだ疑問点が残っていますが、再度疑問点を整理して新しい質問を出しますので、またお付き合い頂ければ幸いです。