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ベースの指弾きで……。
どうも、趣味でベースをやっている者です。 自分の場合、主にツーフィンガーを用いて演奏する事が多いのですが、その際指がネック側に45度くらい傾いてしまいます。 友人曰く、指はなるべくブリッジ側に傾けた方が良いらしいのですが、その方が良いのでしょうか? 自分はネック側に傾けた方が弾きやすいのですが……。
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クラシック系の楽器と違って、修得方法が定番と言えるような教本・教則に則っているわけではないので、極端な言い方と一応言い訳しつつ、どう弾いても構わないです。 右手親指をネックのボディとのジョイント部上に載せて、スリー・フィンガーを使うスタンリー・クラークみたいな人もいれば、ジャズ・ベースの二つのピックアップの間に「ランプ」と呼ばれる台座を仕込んで、その上に右手親指を載せ、ピッキング自体は人差し指と中指しか使わないものの、薬指で高音弦をミュートするゲイリー・ウィリスみたいな人もいます。 この二人は、右手を置く位置は異なるにせよ、比較的指先がネック側を向きやすいと言えます。 他方、TAC-TABさんも述べていますが、中指が人差し指よりも長いことから、弦に対して2本の指が均等に当たるようにするには、指先がブリッジ側を向いている方が良いという人もいますし、当方もそうしています。 また、指の長さは無関係に、指は弦に対して垂直であるべきだと言う人もいます(この立場の人は、ピッキングする指の違いが音色に現れないようにするために、こうするべきだと言うようです)。 目指すベーシストのプレイ・スタイルをとことん真似るつもりならともかく、自分なりに試行錯誤して自分のスタイルを作り上げようという積極的な意志があったり、あるいは逆に、そういうこだわりがまったくないというのであれば、余り気にする必要はないと思います。 ときどき、まじめな初心者になればなるほど(あるいはプロのスタジオ・ミュージシャンを目指して、どんなジャンルからもまんべんなく仕事を貰うために??)「変な癖を付けたくないので基本をしっかり」と言いたがるんですが、エレクトリック・ベースの奏法に関しては、上でも述べたようにクラシックに見られるような定番の教本・教則が存在しないだけに、「これが正しい」とまでは言わないにしても、「こうするのが一般的」と言われる奏法は、むしろないと思った方が良いと思います(比較的多くの人が踏襲する弾き方というのは確かにありますが、それを単純に「一般的」とは言い切れない気がします)。それこそ、ツー・フィンガーが基本だと思ってそちらに馴染むと、手刀部でブリッジをミュートした親指弾きとか、スラップではない親指と人差し指を使ったツー・フィンガー(細野春臣はこの名手)、フォーク・ギターを応用した親指・人差し指・中指を使ったスリー・フィンガー、人差し指・中指・薬指を使うスリー・フィンガー(パーシー・ジョーンズ、ビリー・シーンは、同じこの奏法を全く違う方法論で使っています)、ほぼ5本指全てを使ったクラシック・ギターの奏法を部分的に取り入れて応用する奏法(アンソニー・ジャクソン)などなど、少なくともこれまで誰かがやってきた色んな奏法を、気づいたときは身につけられなくなっているってオチにはまりやすいですから。 なので、「誰かみたいにプレイしたい」と思っても、既に染みついた癖が邪魔をして身につけられないため、自分の奏法の〈延長〉で可能な「代わりの奏法」を工夫することで、気がついたら他の人の奏法とちょっと違う弾き方をしていた、何てことは、誰にでも、ざらにあると思います。 とはいえ、人間の身体構造は基本的に万人共通ですが、だからこそ大同小異とも言えるわけですし。 微少な差異を「自分独自の奏法」と騒ぎ立てるとうるさいだけですが、人と違うから「おかしいのでは?」と気にする必要は、全くないと思います。
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- sb700
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友人お方がおっしゃっているようなフォームは恐らく教則本に載っているようなフォームのことと思います。 弾き方にルールはないので、バンドの必要としている音(自分の好きな音ではない)が出せればどんなフォームでもいいと思います。 イメージ通りの音が出せない(単独ではいい音なんだけどバンドの中で埋もれる、抜けが悪い、リズム隊が軽い等)場合はストラップの長さを含めたフォームを見直してみることも必要かと思います。
お礼
回答、有難うございます。 自らのフォームを見直し、自分に最も合った音を模索したい思います。
- TAC-TAB
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私の考え方で言うと、もし、将来、速いパッセージをも弾きたいのであれば、「指先が、掌の位置よりブリッジ側」が正解だと思います。 というのは、人間の指というのは、普通、人差し指が短く・中指が長くなっています。 ベースをこの2本の指で交互に速弾きしようとした場合、理想的には二本の指の長さが同じであれば良いと思うのです。しかし実際の指には長短があるのですから、それを相殺し、タッチが同一になる方向に傾けるのが理にかなっていると思うのです。要するに二本の指が同じ角度で弦をはじくのが良いということです。逆に傾けると、ただでさえ指に長短があって不都合なのに、さらにそれを強調してしまうことになります。中指は極端に曲がり、人差し指は伸びきっている、という状態になります。こんなにタッチが違うと音色もそろいにくく、速く弾きたいときは、右足に高下駄をはき、左足は素足で走るような現象となり、スピードが出ません。 例えば、第2弦の開放Dを中指で弾き、以下上行音階として、ゆっくりと、 第2弦2フレットEを人差指で、第3フレットFを中指で弾き、第1弦の開放Gを人差指で弾こうとすると、最後の第1弦G人差指がすごく弾きにくくはないでしょうか? 今度は逆に、スタートの指を、中指ではなく人差指で弾き始めるといかがでしょうか?今度は第2弦から第1弦に移るときの右指がスムーズに行くのではないでしょうか? 本来は、どちらの指から弾き始めても、右指に違和感なく弦移りができないといけないので、極端に、「この場合は易しい・この場合は難しい」があっては、実際の曲を弾く場合には具合が悪いということになります。指先を指板に向けるスタイルだとこのような不都合が生じやすいのです。上記の音階で、どちらの指から弾き始めても違和感なく素早く弾ければよいのですが、もしスタートする指によって、難易度に違和感が生じるのなら、そのスタイルは改めた方が良いだろうと思います。
お礼
詳しく、そして非常に分かりやすい回答を有難うございます。 これを機に、自分のスタイルを客観的に見直してみます。
- kenta58e2
- ベストアンサー率74% (2483/3311)
No.1です。補足了解です。 なんだかんだ言っても、私は、基本は『本人が「これが俺の最高の音」が出せるなら、何してもOK』主義です。 それを踏まえて、まぁ、どっちかと言えば、やや珍しい部類のスタイルだと思いますが…それで「良い音」が出せるならOKです。 ただ、あえて言えば…ですが、その弾き方で不利な点としては ・人間の手の構造的に「強力に弦を引く」のに不利だが、強く芯の太いフォルテシモが弾けるか(ただし、そんな音は趣味じゃないならOK) ・ピック弾きには移行できるが、スラップへの移行は非常に不利。されでもよいか(良いならOK) ってとこですかね? ちなみに、指弾きで「強く太い芯のある音」指向なら、指をブリッジ側に傾けるのも『正解』ではありません。手指全体を弦に直角に構えるのが、理屈上の正解です。 ただ、普通の人なら、指をブリッジ側に傾ける方が、ネック側に傾けるよりは力は入れやすいですね。ネック側に傾けていると「指先だけで弦を弾く」状態になりやすいですから、本当に芯のある音は出しにくいです。その点が不利。でも前述のとおり、今の音で十分で、そんなに強い音は要らないなら、現状通りで悪いって事はないです。 ちなみに、私はピックベース弾きなので、当然ピックを持てば指は掌より45度…どころか、完全にネック側に向かいます。 でも、指で引く時は、癖として指はブリッジ側に少し倒れた形になりますね。
お礼
詳しい回答を有難うございます。 たしかに、スラップへの移行は苦手ですね。変に焦ってリズムが崩れたりとかするんで。 回答者様の御意見を参考に、改めて自分の指弾きスタイルを見直してみたいと思います。 有難うございました。
- kenta58e2
- ベストアンサー率74% (2483/3311)
ちょいと質問内容に質問です。 「指がネック側に45度傾く」 というのは、 1)指先が掌の位置よりネック側 2)指先が掌の位置よりブリッジ側 どっちでしょ? 2)は、見栄えはさておけば、弾き方としては十分ありかなと でも、1)はベースの構え方によっては、音的にかなり不利な場合もあるかなと よろしかったら、教えてください(^^;
補足
1)です。質問内容が曖昧で申し訳ありませんでした。
お礼
非常に詳しい回答を有難うございます。 自分は誰かの奏法をあまり真似ようとはしませんが、一応自分なりの音を模索して行きたいので、これを機に色々と見直してみる事にします。