海外パック旅行の食中毒発生時の旅行社対応について
ある大手旅行会社が募集した旅行パック(募集型企画旅行)に参加し、イタリア10日間に7月に出かけました。22名参加者と忙しくイタリア各都市を廻り、慌ただしい食事の提供を受けました。帰国前日のローマの夕食時に11名もの下痢嘔吐者(一部に発熱)があり6名余りが食事採取せずにホテルに単独帰宿する事態となりました。参加の半数者が発症したが大事に至らず翌日不調ながら全員帰国できました。
この時、ツアー添乗員および旅行社が、
(1)ローマ発生時に衛生管理当局に通知無く、発症者に下痢売薬を2,3提供するだけ、
(2)不調ながら帰国時関西空港入国審査時も申告せず。
帰国後、発症11名中の比較的重い症状の家族他ローマでタクシーでのホテル帰宿者に旅行会社から様子伺いの電話と対応お詫びレター(詫び・タクシ代)と1万円が送られてきたようです。質問者の私は発症がなく以後の問合せとして上(1)(2)の質問に対して「旅行約款にもとずく現地、帰国対応」でありとの回答レターがあり、旅行社としては現地及び帰国時の申告は行わないとの事です。パックツアー中の食事は「選定・手配のみ」で食の安全性や中毒はツアー参加者と食事提供者との当事者問題。と責任を回避(逃避)した回答レターです。募集型企画旅行での食事は旅行サービス提供の主要契約項目であり選定・手配だけとする旅行会社の言い分には「納得できません」。
ましてや現地及び帰国時の保健当局への集団食中毒発症の届けでは「義務でない」とするのは海外旅行業者としてのコンプライアンス違反ではと考えますがアドバイスをお願いします。