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音楽は空虚なものでしょうか?
私の場合、音楽を聴けば現実感は夢のように流されてしまいます。 聴いている間はいいのですが、聴き終わると残るのは空虚感だけということになります。 音楽を否定するようなものもありますが、結局音の楽しさである以上は音楽にすぎません、ジャンル問わずです。どれを聴いても聴き終わると 空虚感が残るということです。 皆さんはいかがでしょう、音楽はむなしいものかそうではないものか考えてお答えください。
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3です。 >今まで音楽で醜悪な美を感じたことがありますでしょうか? あります。 クラシック音楽は、多くは宮廷音楽であったり、依頼作品であったりするので、できるだけ見栄えの良い心地よい作品が多いのですが、19~20世紀になってくると、世俗に囚われない自由な作品も出現してきます。 また、それよりずっと後になって戦後以降、現代音楽と称される作品は逆に実験音楽のようなものも含めて極めて難解で醜悪な作品も多々あります。 純粋に音楽的にはしっかりと作ってあるのに、時に耳障りで安定感のない異空間を思わせる音楽は結構あります。 それはまるでデッサンは正確無比なのに配置がバラバラなために歪んで見えるピカソの「泣く女」みたいな感じに思えます。 でもそんな音楽を聴いても、感じ方は聴き手それぞれなんじゃないでしょうか?それで人生が変わる人もいれば、ただの雑音に感じる人もいていいわけです。 作り手としては、できるだけたくさんの人に喜んでもらったり勇気づけてもらったり、感動してもらいたいなんて思いますが、それだって作り手の我が侭なんじゃないかとは思います。 今では廃盤になってしまいましたが、三枝成彰さんの「眼」なんてアルバムは醜悪の美という形容がピッタリでした。ドロドロして何色もの顔料をグニャグニャに混ぜ合わせたような不気味で奇妙な音楽でした。
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- PearlJam69
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No.5です。 >それならそこら辺に転がってる空き缶とか、僕が鼻をかんだティッシュと大差がない、なんでもないものになんら変わらない気がするんです。 そのとおりだと思います。 >音楽は空虚なもの 今考えれば、これも正しいのかもしれません。
お礼
現代社会はストレス社会でもありますよね。 それと反対にレジャー、趣味、娯楽、遊ぶのにはことを欠かない次第であります。ここにも音楽は入っているのではないかと思います。 僕は一般的な遊びが本当に生活を充実させるものかとても疑しい。 マンガを読んで面白かった、ゲームをして楽しかった、音楽を聴いて悲しかった楽しかった感動したとか、また味気ない日常に戻ったとき自分が本当に回復していないことに最近気づかされたんです。 遊んだつもりでも気分はスカスカのままの人は予想しているよりもかなり多いんじゃないでしょうか。 結局今まで夢で泳がされていたという事態が起きているということなんだと思いました。 本当に人間を回復させるようなものなら何でも素晴らしいと思います。 音楽がただの装飾を超えたらこれは本当に素晴らしいことです。 超音楽とでもいえるのでしょうか、現代のアーティストはそこに気づいて問題に挑むべきだと思うんですが、どうにも疑うということをあまりやらないらしいです。 誤解してほしくはないのですが装飾は生活にあっていいと思いますし、実際たまには僕も音楽を聞きます、マンガも見ます。 でも装飾ならばなんでもないものです、憧れる必要もないはずなのです。
- PearlJam69
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No.5です。 なるほど。ごもっともです。 私としては、一応他人の評価(ランキングや雑誌など)を小耳に挟んでおき、実際に聞いて、自分が聞く価値があるかどうかを判断して音楽を選びます。 そういう私も結構、音楽に付随する情報に夢を見ます。 たとえば、ばんどのボーカルのルックスが良いとか、ギターの弾き方がカッコいいとか、そんな感じです。 ただし、音楽がよいものである事が一番大事です。これは外せません。 >Jポップ "Jポップ"という言葉がでたので、私なりの解釈を・・・。 "ポップ"とはなんでしょうか。 コマーシャルなもの、売れるものが"ポップ"だと思います。 "大衆向け"ですね。もっと言えば、"商品"ですね。 つまり、"Jポップ"は"商品"です。CDを店で売っているので、当たり前ですが・・・。 我々は商品を手にして、一喜一憂しているわけです。 ですので、質問者さんがおっしゃる >音楽自体の純粋な評価とは本質的には関係ないでしょう。 商品である音楽にとって、これは日常茶飯事、当たり前のことなんです。 ただ、世の中に出回っている音楽で、そういう商品であることから逃れられるようなものは存在しないと思ってよいと思います。 それは、クラシックであろうと、ジャズであろうと、現代音楽であろうと、ロックであろうと、ヒップホップであろうとアイドル歌謡曲であろうと、同じ問題を孕んでいます。 また、そういう問題に自覚的でない音楽は、たいてい面白くないです。少なくとも私にとっては。
お礼
音楽を聴いている時間は疑ってしまいますが、確かに商品なら全部納得ですね、気晴らしの時間や雰囲気を買っている。 別に商品を楽しむくらいなら悪いことでは決してないと思う。 でも、じゃあ音楽とはいったいどいうものになってくるんでしょう? 雰囲気作りや気晴らしなど作家が意識してもしなくとも、音楽自体が音を楽しむことを前提としているので、あらゆる音楽がやっぱり雰囲気作りや気晴らしなどになってしまっているんじゃないでしょうか? それならそこら辺に転がってる空き缶とか、僕が鼻をかんだティッシュと大差がない、なんでもないものになんら変わらない気がするんです。 僕の疑ってるのは何も大衆向けのJポップだけじゃないんです、音楽自体疑ってます。 音楽とはつまるところいったいなんなのでしょう? >そういう問題に自覚的でない音楽は、たいてい面白くないです。 そういう問題というのが本質的な問題かどうかはちょっとわからないですが、本質的な問題を含んでいて何かひっかかるような音楽だったら、多分気分よくは無いでしょうし、不愉快にさえ感じるかもしれません。 しかし、それこそ素晴らしい音楽のような気がします。
- PearlJam69
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No.5です。 >夢を見ていただけの気がする なるほど。質問では「空虚感が残る」と表現されていましたが、この表現は共感します。 ただ、これは音楽に限った事ではないのでは?と思います。私の経験として。 つまり、デートの後という感じでしょうか?そのときは楽しい、という。
お礼
>音楽に限った事ではないのでは? そうです、漫画、アニメ、ゲームやその他、音楽に限ったことではないです。 ただ音楽というのは一般的にみんなが素晴らしいものだと思っている感じがありましたからそして疑問が浮かんできましたので質問させて頂いた次第です。 雰囲気作りにロマンティックな音楽ならそれはそれでやっぱりあってもいいんですが、腹が立つのはJポップなんかです。 なんだか夢を売るのが前提のような曲ばかりです。かっこよく、きれいで、かわいい、美しい音楽です。 何が悪いの?と思われるかもしれません。 しかし、全部ただのお飾りに思えてしまう、デコレーションですね。 それで曲ばかりでなく、どんな人たちが作ったり歌ったりしてんだろうとみてみると、かっこよかったりかわいかったりきれいな人たちが多い気がします。 これは音楽自体の純粋な評価とは本質的には関係ないでしょう。 宣伝もいかにもっぽくて、全く夢を見せられているだけのような気がして、反感とも疑問ともとれるようななんとも微妙な気持ちになってくるんです。
- PearlJam69
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私の場合、音楽を聴き終わったあとは、すばらしい音楽の場合は特に、頭の中でずっと鳴り続けます。ずっとです。気が付くと鳴っていてうっとおしい位です。 なので、音楽が頭の中にある限り、幸福感が続きます。 たまに意識してCDをかける時があります。(頭の中で) あるミュージシャンは「例え全て奪われたとしても、俺の頭の中にある音楽が誰にも奪えない」という趣旨の発言をしました。 音楽がこの世で最も美しいと思っている私はとても共感しました。 一般論で言いますと、 人それぞれに、「得意分野」があるのだと思います。 つまり、私は音楽を理解し、記憶し、楽しむのが得意なのです。 一方、絵画、彫刻、小説を私は楽しみません。なぜかうまく理解できないのです。何度か試してみましたが、こればっかりはコントロールできません。音楽ほど面白くないんです。 ですので、質問者さんは、音楽以外の得意分野があるんだと予想します。 もしかしたら、芸術系とは限らないかもしれません。(仕事、スポーツ、ギャンブル、車・・・など) 教師は教えることが得意で、軍人は戦争が得意なわけです。(単純すぎますが・・・) なにか質問者さんの解決になればと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 なんというか特に悩んでいるわけではなくて、音楽を疑ってるんです。 僕も音楽を聴いているととてもいい気分になります。 しかし、音楽を聴いたからといってガラリと何かが変わるわけでもなく、気分のいい時間がただ流れていく。 確かに美しいが、なんともいえない感じになってしまいます。 あの流れていた時間はいい気分だったけど夢を見ていただけの気がするんです。 無責任に酔ってただけかもしれないと思うことが多々あります。
- ssmanishss
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音楽に対して「受け身」だとそういう発想もあるんだなと感心しながら質問を拝見しました。 確かに聴き手にとって音楽は、楽しくもあり悲しくもあり空虚なこともあるでしょう、それは聴き手の感覚であって音楽そのものの本質や出来の善し悪しとは関係ないことなのでしょう。 聴き手がある音楽を空虚だ、あるいは音楽全てが空虚だと感じることは良い悪いの問題でもなければ他人がとやかく言う筋合いにない領域の話かも知れません。 ただ、音楽の送り手から言わせてもらえば、音楽という作品は、自我の表現のひとつです。自我の表現方法は音楽に限らず、小説でも絵画でも書でもいいし、演劇だったりお花やお茶のような表現もあります。 その作品を見て聞いて味わって、それを満ち足りたものと感じるか空虚なものと感じるかは、受け手の感覚の問題なのです。ある絵を見て人生が変わるほど衝撃を受ける人もいれば、全く興味も示さず素通りしてしまう人もいるように、芸術に対する感受性は人それぞれです。 推測ですが、もしかしたら質問者さんは音楽に関しての感じ方がドライなのかも知れません。聴き終わった後の余韻が感じられず空しく感じるのはそのせいかもしれません。 でも別の表現を味わってみたら案外ハマってしまうかも知れません。 例えば絵画を見た時には心地よい余韻が感じられるかもわからないし、舞台演劇で生の役者さんの迫真の演技を見たら人生が変わるかも知れない。 私にとっては音楽は自己表現の一つであって、空虚だと考えたことは一度もありません。常に生活の一部であり、自分の一部分です。
お礼
>推測ですが、もしかしたら質問者さんは音楽に関しての感じ方がドライなのかも知れません。 そうですね、けっこう厳しいところはあると思います。 絵画の世界では絵の前で落ち着くことを許さないような戦慄的でいやらしい、しかし不思議と美しさを持った作品がけっこうあります。 醜悪美というものです。 小説や音楽ぐらいしか芸術には触れたことはないのですが、絵画の醜悪な美しさは私にとって厳しいものです。 文章にも音楽にも、なんにでも醜悪ともとれるような美があってもいいと思うのですが人気のある音楽や話題性のある小説(小説はあまり読んだ数が多くないだけなのであると思います)にはほとんど感じられません。 音楽だとこの醜悪美にあまりであったことがないのです。 絵画と比べるわけではありませんが、もっと厳しくてもいいんじゃないだろうかと思うことが音楽を聴いていてあるのです。 回答者さんは作る側のようですが私などより音楽に触れた機会がゼンゼン多いと思います、今まで音楽で醜悪な美を感じたことがありますでしょうか?
- easeease
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クラシックですが、一応音楽を20年ほどやっているものです。音楽に対する考え方は千差万別なので、参考までに・・ 聞き終わった後、私は同じく空虚感の出る歌、逆に人生に対してやる気の出る歌、また悲しいのか嬉しいのか分からないくらい涙の出る歌など色々な歌と出会いました。 私の場合、空虚感を感じるのは、歌から自分が見たものと現実とのギャップが激しかったり、あまりにその歌を好き過ぎるため歌が終わってしまったのでガッカリしてしまうようなとき、ですね。 質問者様の、音楽は空虚か?という質問には、私は空虚かも知れないと思ってはいるが空虚だとは思いたくない、というのが答えです。あんなに感動した自分の気持ちを嘘と思いたくないと感じると同時に、その感動した時と現実との間にギャップを感じるのは確かですから。 ただ、自分が音楽とはどういうものか?虚しいのか、そうではないのか?と問うとき、音楽を愛する人であるなら言葉で考え、答えることが間違っているかも知れません。 音楽家のように、音の旋律は言葉よりも複雑で、素晴らしいものを秘めていると考えるのなら、それを問うとき言葉で答えは出せないものであると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 >あんなに感動した自分の気持ちを嘘と思いたくないと感じると同時に、その感動した時と現実との間にギャップを感じるのは確かですから。 私はまさにそこ疑問に思うのです、音楽を聞いて感動して何も残らない…、確かにいい気分だったがいったい自分は本当に感動していたのだろうか?と。 現実に直結するような、自分の生活が活きてくるような感動はとても素晴らしい。 しかし、いくら美しく、かっこよく、かわいくても私には音楽は空虚に流れるのです。 こんなこと言うと音楽好きな方に怒られるかもしれませんが、みんな感動したと言っているがホントは夢に酔ってるだけじゃないのか?とけっこう思うときがありますね。 >音楽家のように、音の旋律は言葉よりも複雑で、素晴らしいものを秘めていると考えるのなら、それを問うとき言葉で答えは出せないものであると思います。 もしそうならこれには本当に参ります。
- UTAUTAUTAU
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答えになるかどうかわかりませんが、 音楽を聴いている時は現実感が流される・・・ということは、音楽の中にしっかり集中して、その世界に入れると言う事ですね。なんて素敵な事でしょう。 曲を生み出したアーティストも喜んでいる事でしょう。心から、音楽を楽しめる、現実を忘れる位に音楽の世界に入れる、その感性をいつまでも大切にして頂きたいです。 聴き終わった後に空虚感が残るのであれば常にBGMとして、何か心が安らぐような曲を流していればいいと思いますよ。クラシックでも、ヒーリング系の曲でも・・・。そのときは、インストゥルメンタルがいいと思いますけど・・・。 好きな歌手などがいるのであれば、その方の歌を口ずさんだり、一緒に歌ってみたり・・・。 音楽は、虚しいものでは無いと自分は思っています。逆に音楽が無い生活のほうが虚しく、淋しい、砂を噛む様な味気ないものなんじゃないかなと、自分は思います。
お礼
回答ありがとうございます。 そうですね、確かに生活に音楽があったほうが全然いいと思います。 でも、音楽を聞かなくとも死ぬわけではあるまいし、実際に聞かなくとも生きてる人はいます。 じゃあ音楽っていったい何なの?という疑問が出てきます。 生活にはあると雰囲気がでますが、何かこう雰囲気だけで流されていくような気がするんです。 雰囲気をデコレーションするものとしてはその役割はアリだと思います、ドラマや映画とかでも。 音楽それ自体となるといくら作った人がリアルな心情を音楽にしてもかっこよく、きれいで、かわいい、空虚な飾りに思えてならないのです。 私は音楽を聞かないわけではないですが、何か空虚感が漂ってしまうのです。
お礼
三枝成彰さんの「眼」ですか、面白そうです。 聞いてみようかなと思います。