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共通通貨と通貨バスケット制度の違い
共通通貨と通貨バスケット制は違うのでしょうか? 私はずっと同じものだと把握しておりましたが、「通貨バスケット制であったEMSでは度々通貨危機が生じたため、EUは共通通貨を導入した」と記載されてる本を読みました。 両方とも固定相場制だと思っていましたが、どう違うのでしょうか。宜しくお願いします。
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固定相場制では、為替相場という概念を無くすことはできません。 通貨には、価値が同じであっても、使いやすい通貨、使いにくい通貨の格差が生じます。 それを敢えて同じ価値に維持しようとすれば、介入を行うしかなく、それが困難と思われれば、通貨危機が生じます。 共通通貨を導入した場合は、為替相場の概念は生じませんから、通貨危機は生じませんが、加盟国の財政危機が生じれば、共通通貨の価値を維持できませんから、厳しい財政規律が加盟国に課されることになります。 つまり、経済政策の目標が変わってきます。
お礼
アドバイスいただき本当にありがとうございました。 端的にわかりやすく、理解することができました!!