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イソチアゾリン系化合物とチアベンダゾールの併用について
- イソチアゾリン系化合物とチアベンダゾールを併用した場合の効果や有毒ガスの発生について調査しました。
- 窓際の防カビ処理において、チアベンダゾールとイソチアゾリン系化合物の併用が効果的であるかについて検証しました。
- チアベンダゾールとイソチアゾリン系化合物の組み合わせによる防カビ効果について、商品の情報を紹介します。
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ご丁寧なお返事有難うございました。 そもそもTBZとイソチアゾリン系は抗菌スペクトルの幅が違うのです。 TBZのほうが効果が持続しますし、抗菌スペクトルの幅が広く 家庭で発生するほとんどのカビに効果を発揮します。 結露が生じる箇所(浴室や窓際)や、タタミやカーペットにも TBZ製剤のみで長期間カビの発生を抑えることができます。 イソチアゾリン系防カビ剤はTBZより抗菌スペクトルが狭く カビの種類によっては発生を食い止めることができません。 また、効果持続時間もTBZに比べ劣ります。 現体レベルの話になりますが、TBZは肌に触れても何の問題もありませんが イソチアゾリン系は肌に触れると刺激性が強く赤く腫れることもあります。 大量に吸引してしまうと呼吸器へ悪影響を及ぼすこともあります。 カーペットなど肌に触れる箇所にはあまりお勧めできません。 危険性はTBZのほうがはるかに低く安全です。 よって、TBZ製剤を単独で結露が発生する箇所に散布してみてください。 おそらくカビの発生を抑えることが出来ると思いますよ。 TBZで抑えられないカビはイソチアゾリン系でもおそらく効果なしです。 ちなみに効果と価格は比例していて TBZの原体価格は1キロあたり7~8千円と高価ですが イソチアゾリン系は2~3千円と割安です。
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- ha_na_ge
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チアベンダゾール=TBZ ですね。 TBZは食品添加物でもありますので危険性は低いです。 過剰摂取は発がん性が危惧されていますが、公式文書ではありません。 さて、イソチアゾリン系防カビ剤とは、おそらくBIT(ベンズイソチアゾリン)や OIT(オクチルイソチアゾリン)などのことかと思います。 BITとTBZ、OITとTBZ、併用した製剤も研究されていたりします。 相乗効果が得られるという見解もありますが、素人が違う種のスプレーを 同じ箇所に散布したところで、更なる防カビ効果が得られることはないでしょう。 個々のスプレーの効果はあるでしょうが。 また、有毒なガスが発生するとは考えにくいです。 TBZ、イソチアゾリン製剤ともに多くはアミン系溶剤に有効成分を少量配合しただけ。 有効成分は違えど、溶剤どうしはぶつかり合わないはず。 でも、TBZ製剤単独で十分効果大だと思いますよ。 あ、ちなみに、私、化学品商社でTBZ99%原体粉末の販売担当者です。
お礼
まさか専門家の方からアドバイスを頂けるとは思ってもみませんでした。信頼できる内容のアドバイスを詳しく頂きとても感激しております。ご親切にありがとうございます。 有毒ガスが発生しにくいとの事で安心致しました。 TBZの効果は実際に自分でも使用して実感しております。押入れの下部の天井のベニヤ部分?一面ににカビが発生し、最初はキッチン用エタノールを大量に使って安心していたのですが、1週間もすると再発して困り果てていました。 たまたま、ホームセンターでTBZ入りの防カビ剤というのを見つけ、ダメもとで購入してスプレーしたのですが、抜群に効果を発揮して5年が経過した現在も全くカビの再発は無いです。 ただ、結露で濡れる箇所にも効果は持続 するのか不安になった為、イソチアゾリン系化合物の防カビ剤 をTBZの上から再度スプレーしようと考えました。 カーペットなのですが、どうしても結露で濡れることになると 思うのですが(吸水テープなどで対策はするのですが)、TBZ単独でも大丈夫でしょうか?
お礼
こちらこそ、ご丁寧に教えて頂きましてありがとうございました。 また、返事が遅れましてすみませんでした。 イソチアゾリン系の防カビ剤は「結露で発生するカビ止め」という 商品名だったので、もしやTBZの商品は結露の発生する場所には不適 なのではと勝手に想像してしまいました。 TBZの方が防ぐことのできるカビの種類が多く、効果持続時間も 長いという事を教えて頂きましてとても参考になりました。(検索しても なかなか違いについて調べることができませんでした 不安な点でもあった安全性についても詳しく教えて頂きありがとうございました。 TBZ単独のままで様子をみてみようと思います。これで安心して 今年の冬を過ごせそうです。 詳しく分かりやすくアドバイスをして頂きまして本当にありがとうございました。