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韓国の大統領選でe-mail戦略?
この前の韓国大統領選挙の件です。 僅差で勝利した候補(すみません。名前がわかりません)の勝因に、投票日の数日前から何百万件というメールが行き交ったというe-mailの活躍があったと聞きました。 具体的に、どんな内容だったのか。誰かが仕掛けたのか草の根的なのか。どのような手法だったのかとか、大変興味があります。もしもご存知の方がいたら、是非ご教授下さい。 よろしくお願いします。
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こんにちは。 私は、韓国に在住しています。 が、政治には疎いし、選挙権もありませんので、それほど詳しくはありませんが、ご了承ください。 さて、勝利したのは、民主党のノ候補、僅差で負けたのは、最大野党のハンナラ党のイ候補です。 イ候補は、確か、ソウル大あたりを出たエリートで、政治基盤のある人です。が、息子たちが兵役に行っておらず、それらのことが、疑惑となっています。 韓国で、高級官僚の子息が兵役に行ってない、などというのは、昔はよくあることだったので、年配の国民たちはあんまり気にしていませんが、正義感にあふれる若者たちは、そういう社会風潮を変えないといけない、と強く感じています。 ノ候補は、極貧の農家の出身で、進学できずに、独学で弁護士?の試験に合格した人です。 今でも兄弟は、田舎で果樹園とかをやっているし、息子も、兵役を終えて、普通のサラリーマンをしています。 エリート揃いの政治界・財界には、基盤やバックが少ないため、年配の人は、ああいう人物には、政治ができない、と考えている人が多いです。 が、若者には、この世の中を変えてくれる、新しい政治家、として、人気があります。 ですから、今回の選挙は、年配vs若者、でした。 若者たちは、インターネットで呼びかけました。 ノ候補に投票しよう、と。 選挙日当日も、途中まではイ候補が優勢だったらしいのですが、メールが飛び交って、午後から若者がたくさん投票に出かけて、逆転した、という話も聞きました。 また、「両親の身分証明書を隠して、投票に行けなくしよう」というメールが飛び交った、といううわさもありましたし、直前に、チョン・モンジュン氏が、ノ候補への支持を撤回したのですが、その記事が載った新聞を、若者たちが隠して回った、といううわさもありました。
お礼
なるほどー。そう言うことだったのですね。 年配VS若者で、e-mailを駆使した若者が情報伝達スピードの格差で勝ったと。しかも前代的な価値観を自らの手で覆そうという、若者らしい高揚感が加速的に働いたということでしょうか。大変勉強になりました。 小生が質問させて頂いたような話を小耳に聞きました時、田中康夫知事ではありませんが、e-mailを選挙活動に効率よく利用した仕掛け人の存在を感じて、興味を覚えた次第ですが、支持者層の情報伝達手段の違いという事で理解いたしました。韓国在住の臨場感あるご回答、ありがとうございます。 もしも「自信あり」の方で、また違った意見が聞けると面白いので、もう少しこの質問は締め切らずに置いておきます。ご了承下さい。