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「伸び」は用言なのでしょうか?
中学2年の娘に次の質問をされました。 「伸びをした」の「伸び」は用言だと思って○にしたら、×にされたんだけど、「伸び」って 「伸びない」「伸びるとき」「伸びれば」と活用するじゃん うーん、確かに活用はするし、言われて見れば用言のような気もするし、私も国語が不得意なもので、よくわかりません。 皆さんのお知恵を借りて、娘に教えてやろうと思います。 よろしくお願いします。
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こんにちは。 「伸び」は名詞として辞書に載っているので、 それを見せれば、とりあえず、お嬢様にKO勝ちできます。(笑) 「走り」「外れ」なども同様でして、「伸び」との共通点を1つ挙げれば、 後ろに「ます」をつけられる活用形(連用形)になっているということです。 (サ行変格活用、カ行変格活用を除く。) 「昨年度は需要が急増し、生産量は30%の‘伸び’であった。」(上一段活用の連用形より) 「軽快な‘走り’をしている。」(五段活用の連用形より) 「街の‘外れ’にある公園」(下一段活用の連用形より) 「この経済学者は/将棋のプロは、‘読み’が深い。」(五段活用の連用形より) 「‘動き’が鈍い」「方針転換しようとする‘動き’がある」(五段活用の連用形より) 「私達の‘願い’が届いた」(五段活用の連用形より) 「ギャラの配分の話の‘もつれ’から、そのバンドは解散してしまった。」(下一段活用の連用形より) これら全部、辞書に名詞として載っています。 <余談> 他の漢字に変身しちゃっている例もあります。 網 ← 編む 林 ← 生やし 飯 ← 召す 詔 ← 御言宣る 魁 ← 先駆ける 以上、ご参考になりましたら。
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- suunan
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動詞の連用形が名詞となるケースはよくあります。 「新型車の走りはすばらしい」 「帰りが遅くなる」 「攻めと守りは別である」 という具合に。 これらのケースでは 「新型車の○○はすばらしい」 「○○が遅くなる」 「○○と○○は別である」 の○○をノーマルな名詞と差し替えた場合、 意味は異なるが文章の構造は成り立つので、 用言ではなく名詞なのです。 つまり文中で他の単語への働きで判断されます。 バスタオルを小さく畳んで頭の下に敷いたらその時は 枕という感じですね。
- chic_berry
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確かに、「伸びる」は動作を表す「動詞」(用言)です。 でも、この例文での「伸び」となると、体をぐーっとそらして、あくびなどをする行為そのもの…つまり名詞(体言)になりますね。 このように、元は動詞だったものが変わって、名詞になるものも結構たくさんあります。転成名詞といいます。 例えば、話す(動詞)→話(名詞) 考える(動詞)→考え(名詞)など… 見分け方はどうしたらいいのでしょう? 動詞(用言)はそのままでは主語になれませんが、名詞(体言)はそのままで主語になります。 「考えるがまとまる。」とは言わないけれど、「考えがまとまる。」というふうに、主語になれますね。 (1)髪の毛が伸び、切ることにした。 これは、長くなるという動作そのものです。 (2)生産量の伸びが目立つ。 これは、伸びたこと、という事柄を表し、この文の主語になっ ていますね。 お子さんの出している例文では、伸びは主語にはなっていませんが、この文の中での意味や働きに注意して答える必要があります。 あまりわかりやすい説明じゃないけれど、参考になれば幸いです☆