運命って、どうして人によって違うのでしょう？

質問

運命って、どうして人によって違うのでしょう？

病気のため、成人せずに短い一生を終えてしまうかたがいる一方で、
健康で長寿の方もいらっしゃいます。

私（３０代前半）は今年、癌を宣告されました。
幸い早期発見だったため、大事にはいたりませんでしたが、
同じ病に冒されながら、発見が遅かったため、私より若くして
お亡くなりになられる方もたくさんいらっしゃいます。
癌を宣告されてから、「同じ人間なのに、どうして運命に
こうも違いがでてくるのだろう？」と考えるようになりました。

明確な答えなんて永遠に分からないのかもしれないけれど、
どうしてひとによって、運命って分かれるのでしょうか。
是非、みなさんのお考えをお聞かせください。
（「前世」とか「先祖の因縁」と言ったお答えなら、ご遠慮ください。）

回答No.1

noname#140971

Q、運命ってどうして人によって違うのでしょう？
A、そもそも生物は、不均等性と均等性という矛盾した傾向の統一体。

均等で一様な遺伝子を持ち均等で一様な生き方という存在は、死滅種の典型でしょうね。
で、そのような死滅種が存在する訳がありません。
私達は、遺伝子レベルでも、実に、それぞれに不均等性を有して生れてきます。
もちろん、その不均等性はホモサピエンスという均等性の枠内でのそれです。
が、そもそも不均等な存在として誕生したのは明らかです。
で、早期にガンを発症するか否かも、ある意味では遺伝子レベルでプログラムされていること。
もちろん、それが現実化するかどうかは必ず偶然を媒介にしています。
でも、幾ら偶然に遭遇しても発症しないタイプは発症しません。
で、この不均等性は、個々人の力ではどうしようもないことです。
ですから、運命と思うのも一つの処し方です。

さて、私達が生存する環境も不均等性と均等性という矛盾した傾向の統一体。
で、そういう矛盾と矛盾とが出合って様々に人生に影響を与えます。
これもまた、個々人の力ではどうしようもないこと。
ですから、運命と思うのも一つの処し方です。

さて、初代ハスキーは、或る日、不幸にも癌という病に襲われました。
で、一年有余の壮絶な闘病の日々を、実に、淡々と過ごしました。
不幸な運命を悲しむこともなく嘆くこともなく、ただただ、その日その日を過ごしました。
で、もはやこれまでと悟ったら、スポイドで与える水も拒否して私の目を見るだけ。
ただただ、終日、私の目を追い続けて、そして目を閉じました。

私が、老いて病に伏して死んでいくのは、もはや逃れられない運命です。
が、が、初代ハスキーのように毅然としてそれを受け入れられるかは定かではありません。

いずれにしろ、人は、それぞれに違った運命を背負って生きて死ぬという存在。
そういうものでしょうね。

お礼

ご回答ありがとうございます。

そうですね、確かに均等で一様な人生なら、人類は絶滅してしまいますよね。
それが「人の運命はなぜ、それぞれ異なるのか」という問いに対する答えなのでしょうね。
ただ、なぜ、ある人には、その運命が与えられて、別の人には、別のその人生が
与えられなければならなかったかがわかりません。
それぞれの人に与えられる運命って、恣意的に与えられたものなのでしょうか。
私は、そうは思いません。
その運命は、その人に与えられるべくして、与えられたものだと思うのです。
（なぜと言われれば、説明に窮してしまいますが。）

よく、「人生の幸、不幸はトータルすれば、みな同じ。」と言う人がいますが、
私はそれに対しては同意できません。
貧しい国の貧困層に生まれて、伝染病にかかり、医者にかかることができず、
薬代すら払えず、十歳に満たないうちに亡くなってしまう方と、
富める国の富裕層に生まれて、健康で長寿を全うする方の幸、不幸はトータルして
同じなのでしょうか。
たとえ同じ国に生まれても、生まれながらの難病で、一度も病院のベッドから
動くことができずに幼くして亡くなってしまう方と、たとえ５０歳の生涯でも、
健康で思う存分人生を謳歌して、不慮の事故で一瞬にして亡くなってしまう方の
人生の幸、不幸ってトータルして同じなのでしょうか。

私はいろいろな人の運命を比べてみると、やはり明・暗が分かれるような気がします。
でも、どうしてある人には「明」の運命が与えられ、別の人には「暗」の運命が
与えられなければならなかったかが分かりません。同じ人間なのに・・・。

人がそれぞれに違った運命を背負って生きていかなければいけないのは分かります。
だから誰かが「明」の運命を与えられるのなら、「暗」の運命を与えられる人が、
いるのは仕方がないのかもしれません。
でも、「明」の運命を与えられた人たち・・・。なぜ「明」の運命を生きる人たちに
その人たちが選ばれてしまったのか。
そして「暗」の運命を与えれた人たち・・・。なぜ「暗」の運命を生きる人たちに
その人たちが選ばれてしまったのか。今私が一番知りたいのは、このことでしょうか。