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高さ45mを超える建築物の地中梁
正確な数値は忘れましたが、建築物の高さ45m以下では 基礎の地中梁がなくても設計できるが、 45mを超えると、地中梁は必ず必要になると聞きました。 建築基準法には、そういうことは載っていないと思いましたが、 どこにそういう情報が出ているか、教えていただけないでしょうか。
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建築構造屋です。 45m超えの建築物の構造規定関連は黄色本の付録1-7(P704)にありますが、基礎梁を設置しなければならないとの記述はありません。 お尋ねの物件の場合、 基礎形式が不明なのでケース分けしますと 杭基礎の場合で柱下に杭一本の場合は、杭の曲げ戻しを処理する為に基礎梁は必要になります。杭を2本打てばフーチングで曲げ戻しを処理することが可能ですが杭が増えるので、地盤によっては素直に基礎梁を設置し杭一本としたほうがコスト的に有利になるかもしれません。 直接基礎の独立フーチンの場合、 応力解析では柱下の支点に地盤の回転バネを考慮して応力解析し、支点の曲げ反力に対して独立フーチンを設計することとなりますが、10階建てだとかなりキツイでしょうね。かなりどでかいフーチングになると思います。 この場合も、素直に基礎梁を設置し、フーチングで曲げを処理しないような設計としたほうがコスト的に有利になるかもしれません。 **** 一般論で普通に書いてしまいましたが、そのピロティ部分には何か埋まっているということでしょうか。ひょっとして線路?ちょっと気になります。
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- river1
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北国の設計屋さんです。 高さ45mを超える建物は、構造上、転倒、倒壊防止の為、地階が必要ですから・・・ 地中梁は、必ず必要です。 考えれば当たり前か・・・ ご参考まで
補足
ご回答ありがとうございます。 状況を補足しますと、 現在計画中の建物は、地上10階(高さ50m)、地下2階のビルです。 短辺方向の奥行き4スパン中、3スパンは地下あり、1スパンは地下と1階がありません。長辺方向は10スパンほどあります。 平面形状でいえば、その1スパンはピロティ形式になります。 その1スパンは、土地形状の関係上地中梁で本体とつなぐと莫大な工事費と工期がかかります。 ですので、その1スパン(短辺方向)だけは、地中梁なしでいけないかなと思いました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 だいたい理解できました。 基礎梁が無いことで、フーチングや杭がかなり増大するのですね。 ただ現在の物件では、コストを比較すると基礎梁を設置する場合と、 フーチングや杭を補強する場合ではあまり変わらないような気がします。 ただし、あまり大きなフーチングが設置できるような場所でも無いので、ムリをしてでも基礎梁を設置した方が良さそうですね。