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野村證券がリーマン欧州部門を2ドルで買収
破綻したリーマンブラザースの欧州部門を野村證券が買収し、 その買収額がたったの2ドルということで話題になってますが、 そもそもその“2ドル”というのは具体的には 誰が誰に払う金額なのでしょうか? M&Aに詳しい方、どうぞよろしくお願いします。
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>誰が誰に払う金額なのでしょうか? 野村證券が、リーマンブラザーズ社に支払ます。 既に、リーマンブラザーズ社が機能を停止し、第三者(債権者団体など)の管理になっている場合は第三者に支払います。 破産した場合、株券の価値は(限りなく)0円になりますから、株主の意見は意味がありません。倒産すれば紙屑!が株券ですからね。 これは一種の、売買と考えた方が良いです。 会社が倒産した。借金返済の為(債権回収の為)、少しでも売れる物は売りたい。本社は駄目になったが、ヨーロッパ部門は営業成績優秀だ。不動産・顧客・従業員をおまけに付けて「のれん代」として経営権を売却しよう。 という事です。 今回の買収は、米国政府の命令を受けた日本政府の力が働いています。 数年前の金融危機でも日本国民の税金投入で悠悠自適な金融業界ですから、米国・ヨーロッパの金融機関に比べて体力があります。 世界中で「日本しか米国のATMは存在しない」のです。 リーマンブラザースの欧州部門では、野村だろうが中国政府だろうが全く意に介していませんよ。社名が変わるだけです。 リーマンブラザースの60%以上の社員が、年収数千万です。億単位の社員もゴロゴロしています。(米国では、セレブ社員に税金投入はしないのです) 5年から10年後には、(重荷になって)野村はリーマンを手放す!との憶測も強いですよ。 本当に優秀な部門なら、G7各国の大手金融機関が争って購入します。^^; 野村證券は日本最大ですが、野村の社員ではリーマンブラザースの経営をする力は存在しません。 米国の映画製作会社を日本企業が多く買収しましたが、全て失敗に終わってますよね。今度も、同じ運命でしよう。
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- y1892a
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野村證券がリーマンの債権者(リーマンの破産管財人)に支払う額ではないでしょうか?
お礼
なるほど。よく分かりました。ありがとうございます。 僕は今回の(って言うか去年の夏)サブプライムショックでほぼ全財産を失いました。 泣きを見るのは素人の個人投資家で、金融機関で働く人間は 何だかんだ言っていい思いをしているわけですね。