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消防法の細かい規定について
建物設備を仕事にしており、消防設備士甲1,2,3類を取得した者です。 ずっと気になっていたのですが、消防法って、例えば起動装置は床面から0.8m以上1.5m未満とか、フォームウォーターSPヘッドは8m2以内に1個設置しなければならないとか、事細かく定められていますよね? 規定があること自体は分かるのですが、あの細かな数値は (1)経験則による数値 (2)理論による数値 (3)大体これくらいあればまず大丈夫だろうという法律を決めた人たちの判断 のどれに該当するのか教えてください! 起動装置の位置などは人間の平均身長などから推測できるので分かるのですが、延焼実験など細部にわたって行い、あの膨大なを数字を決めたとは考えられません。 いつも覚えるよりも理屈から考えないと気が済まない人間なので「そんなこと気にする前に数値を覚えろよ」とかは抜きに、出来たら精通した方の意見をお願いします。
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>延焼実験など細部にわたって行い、あの膨大なを数字を決めたとは考えられません。 はい、延焼実験などを細部にわたり、また膨大な時間をかけて行っております。もちろん日本国内だけでなく、海外の知見も取り入れて具体的な仕様が決まっています。 ですので、SPヘッドのような消火能力に直接影響するものは実験と検証がされています。 火災受信機設置高さとか避難用に開口する窓の手すりの高さなどは、経験則というか日本家屋の間取りや、一般的な什器の高さを基準に規定されています。 案外知られていませんが、総務庁消防庁でも各消防でもいろんな実験をしていますし、メーカーの研究所にも大掛かりな研究設備があり、有効な設置方法を模索して、基準作りに反映されています。
お礼
どうもありがとうございました! あれだけの数字を、実験の繰り返しなどでちゃんと経験則に基づいて策定されたと思うと、正直脱帽です。 今までずっとうやむやな気持ちで数字を覚えてきたので、根拠付けられたものなのだと思うと覚える意欲が湧いてきました。