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ディストリビューターの取り付け角度と点火タイミング
素人ですが、フォルクスワーゲンポロ6NAHS(6N前期)98年式の整備をしてます。 ディストリビューターキャップをはずして、再度取り付ける時にある程度「あそび」があり、 円周で0.5ミリ程度(角度で0.5度程度)は取り付け毎にずれてしまうのですが問題ないのでしょうか? 点火タイミングがずれるような気がするのですが、センサーやらコンピュータでちゃんと補正してくれるんでしょうか?
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キャップは点火時期にあまり影響しません。 点火時期は 古くはポイント、トランジスタ点火の場合 フォトインタラプタか磁気センサなどがディストリビュータの本体と 回転軸によって正業されます。 つまりディストリビュータの軸角度によります。 それで決定された点方タイミングによってローターがディストリビュータキャップの電極に高圧電気を送るわけです。 (電子制御の場合は高圧でなく点火信号を送るものもあります) いずれにしてもピンポイントではなく電極には大きさがありますから 誤差の範囲ということになります。 ディストリビュータのローター電極とキャップの電極の相対位置は 0.5mm程度の収差は問題になりません。 先述した点火信号を送るタイプはキャップに位置決めがありねじ止めされると思います。
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- goo-par1732
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#1の方のご回答のとおりですが、回答者が一人だけでは判断しにくいですね。 ご質問の「あそび」の部分だけに注目して回答します。 イグニションコイルに発生した高電圧は、次の経路で点火プラグに達して、 プラグのギャップで火花放電します。 イグニションコイル…高圧コード…キャップの中心電極…ロータ電極…キャップの サイド電極(4気筒なら4カ所)…高圧コード…点火プラグ ロータ電極とサイド電極とが擦れないように、最接近したときでも両者の間には 0.7mmほどのギャップがあり、このギャップを高電圧の火花が飛び越します。 この飛び越すタイミングですが、エンジンの回転数で変わるのです。 すなわち、ロータ電極とサイド電極が真正面に対向したときだけではなく、 両方の電極が近づいたときや互いに離れていくときにも飛火する場合があります。 このため、ロータ電極は10mmほどの「幅」があります。 そして、この「幅」のどこかの小部分から相手側(サイド電極)のどこかの小部分の 最も近い箇所に飛火します。 真向かいになったときだけ飛火するのなら、もっと小さな狭い電極でよいわけですね。 そこで、少々「あそび」があるためにサイド電極の位置が左右に少々ずれても、 点火するタイミングにはまったく影響ありません。 しかし、10mmもずれると、隣のサイド電極に飛火するおそれがあります。 キャップをねじ止めする重要な理由は、気密確保と防爆です。 キャップ内は火花が連続して発生しており、キャップ周辺には可燃性の気体があるからです。
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ロータ電極とサイド電極が擦れてなかったとは知りませんでした。 非常に参考になりました。 ありがとうございます。
お礼
ご回答ありがとうございました。 確かに、多少ずれて取り付けてもエンジンに全く違和感感じませんでした。