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サブプライムと証券の関係
いまさらですがサブプライム問題について質問させてください。 サブプライム問題とは低所得向けの住宅ローンがそもそもの原因で、その低所得者がこのローンを利用して、家を購入しますが、購入後予想以上の利子の高さに、人々は払えなくなり家を手放す。日々、そのような人々が増えると同時に、彼らが手放した空き家も増える。その空き家のため、というかその土地を確保するために不動産が新たな人が家を購入する前までずっと払わなければいけない。そうして、負債を抱えた不動さんが倒産し、おおくの不動産産業は破綻する。 そいう事で認識しているのですが、あっていますか? ここからが質問なのですが、よく証券というものが理解できないのですが、証券会社とサブプライムはどうように関係しているのでしょうか? 最近某証券会社が倒産しましたが・・・ お願いします。 また、この問題を書いた池上彰さんの本があったと思うのですが、どなたかご存知ですか?
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- kantansi
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添付ゴールドマンサックスの資料の「基礎から理解する米国のサブプライムローン問題」の「サブプライムローンの証券化の仕組み」の項をお読みになれば、「もっと信用力の高い証券などと混ぜあわせて、信用力を高めた証券に組みかえれば、高額で売ることができた」と言うことの意味が少しは理解いただけると思います。 なお、私の先の回答で、「サブプライムローンは信用力の低い債権ゆえ買い叩くことができた」と言うのは正しくありませんでした。 サブプライムローンは、信用力が低いため利率が高いものの、当初は準公的保証が付いていると思われており、利率が高いものの比較的安全と言うことで、買い手にとっても魅力的な債権でした。 http://www2.goldmansachs.com/japan/gsitm/funds/pdf/flash_mkt_20080121.pdf ところで、「金融機関」には、サラ金も質屋も含まれます。 証券会社はれっきとした金融機関です。 ただし、リーマンは証券会社と言うよりも、投資銀行と日本の証券会社を合わせたようなものです。
- kantansi
- ベストアンサー率26% (658/2438)
No.2です。 金融機関が不動産屋から買い取るローン債権は、もともとサブ・プライムと言う信用力が低いものゆえ安く買い叩けます。 それを細かく分けて、もっと信用力の高い証券などと混ぜあわせて、信用力を高めた証券に組みかえれば、高額で売ることができたわけです。 すなわち安い事故米を高級米に混ぜて高く売るようなものです。 事故米が入っているのが分かった時点で、混ぜられていた高級米自体の価値もなくなります。 ただ、今のサブプライム問題は、どのコメに事故米が混じっているかもわからないため、消費者がコメそのものを敬遠するような状態になっていることです。 サブプライム債権は、当初は食べられない事故米ではなく、低級だが食べられるコメとみなが認識していた故、事故米販売のような犯罪性はありませんが、結局は似たようなものでしょう。
- kantansi
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ご認識は間違っています。 家を売った不動産屋はそのローン債権をすぐに証券化して、金融機関に売ってしまうゆえ、不動産屋は損はしません。問題はその証券化されたローン債権を買った金融機関(今回破たんしたリーマンは特に多く扱っていましたが)が、他のいろいろな証券や債券と混ぜ合わせて、また他の金融機関に売り、また、それが形を変えて売られてということが繰り返されたため、どの金融機関が誰に売ったどの債券にどれだけサブ・プライムローン債権が含まれているのかわからなくなってしまったことが、問題を大きくしてしまいました。 誰がどれだけ損をしているかはっきりしない状況の下、多くの金融機関が信用を失い、今のような状況になっているわけです。 以上、「債権」と「債券」ははっきり区別して読んでください。
補足
回答ありがとうございます。補足ですが<家を売った不動産屋はそのローン債権をすぐに証券化して、金融機関に売ってしまうゆえ、不動産屋は損はしません」と書かれていましたが、なぜ金融機関は不動産からの債権を買い取るのでしょうか?どのような利益があるのでしょうか>
- the-ripper
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凄く簡単に説明しますと: 名の通りにサブプライム向けのローンですからリスクが高い、そのリスクを分散する為に『証券化』して様々なものに紛れ込ませたんです。例えば日本でも投資信託といったものがありますよね、ローリスク=ローリターンで安全に資産を運用したいなら国債といったものに投資する、逆にハイリスク=ハイリターンで儲けを狙うならこういった証券化されたサブプライムのようなものに投資する訳です。 当初は住宅値段も上がり続け・住宅も売れ続けていましたから~相当儲けたはずです(証券会社・投資家)、しかし当初から無理があったバブルでしたからね…本来は家を買えるような収入が無い人にノリで売ってしまっていたようなものです。そして多額の焦げ付きが出来てしまいました、ただここまでは大した問題ではなかったはずです。 証券化されたサブプライムは世界中に飛び散っていました、しかしその総額は日本の不良債権額に比べれば微々たるもの。ですが悪夢はここから始まります、あまりに細分化されてしまっていたためにどこに紛れ込んでいるかわからない状態になっていたからです。『疑心暗鬼』~誰がウイルスに感染しているかわからないようなもの、安全なものまで危険に見えてきてしまう。そういった不安が市場に蔓延して投資家が株式市場から資金を引き上げる、世界中で株価が暴落→資金が不足した海外投資家が日本から資金を引き上げる→とばっちりで日本の株価が暴落…。 ただでさえ長い戦争で疲弊しているアメリカの景気を支えていたのは住宅でした、その住宅バブルが弾けてしまった今ではアメリカの景気が急激に落ちていくのは確実です。先日~ファニーメイ・フレディマックといった住宅公庫の破綻を防ぐ為に多額の公的資金投入を決定しましたから、これ以上の公金注入は国民の反感を招くと判断してリーマン・ブラザーズ証券を見捨てたって事だと思います、背景にはアメリカの余力が少なくなってきているという事もあるのかもしれません。
補足
ありがとうございます。でもまた補足させてください。 回答者さんは<、もっと信用力の高い証券などと混ぜあわせて、信用力を高めた証券に組みかえれば、高額で売ることができた>の意味がつかめません。証券の売買する際の状況も、すいませんがわからないです、、、 お手数ですが、教えていただければ助かります。 また、ここでいう金融機関というのはリーマンなどのことではないですよね?あれは証券会社だから、、、、??