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借腹
今日、テレビで、「サンマの腹を借りてマグロ(の卵)を生ませる技術が完成した」という報道をしていました。 マグロの精子と卵子を砕いて、サンマの生殖器に着床させるのだそうです。 生まれたマグロは、サンマの遺伝子を全く持っていないそうです。 これを見ていてふと思ったのですが、この手法が発展すれば、「サルの腹を借りてヒトを生ませる」ことも出来るようになるでしょうか? 専門家の方のご回答をお願いいたします。
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こんにちは。 素人なんですが、いいでしょうか。 技術的には可能だと思います。大きさ的にはゴリラが適当でしょうか。少なくとも「人工子宮」よりは簡単に実現しそうに思いますし、優れているんじゃないかと思います。 http://www.h5.dion.ne.jp/~allinone/natureland/bio/womb.html ただ、技術的に可能=実現可能 とは違うものでしょう。そこにはクリアすべき問題が山のようにあるでしょうが、もっとも難しいのが「倫理面」だと私は思います。 まず、ヒト受精卵が簡単には入手できないこと。 実は、私は体外受精で児を産みましたが、余剰胚を凍結して病院に12個残してありました。一度の出産で双子を産みましたので残りの胚を使う機会もなく、3年の時間を経て今年、研究用に提供いたしました。 研究はご質問の件とは全く異なるものですが「ヒト胚を研究用に提供する手続き」も簡単ではありませんでしたよ。 動物実験を繰り返すとしても、最終的に「サルの腹を借りてヒトを生ませる」には自由に使えるヒト胚が沢山必要でしょうから、そこが最大のネックでしょうね。 もう一つは上の記事中にあることとも関係しますが、「借り腹」技術を必要としているのが子宮がないか自分の子宮では胎児が育たないヒト♀にほぼ限られていることでしょうね。現在のところ、そうしたヒトは代理母という選択をしていますが、市場規模がものすごく小さいですね(^_^;) 研究をバックアップしてくれるスポンサーがなかなかないのではないかと想像します。
お礼
ご回答有難うございました。